Utakata
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美美庵
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最近、ある方の影響で、三十数年ぶりに、
詠みはじめてみました。
拙く、荒削りなものばかりですが、
一日一首を目標に頑張ってみます。
よろしくお願いいたします。
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虹がもう七色でなく瓦解する用意は出来ているのでしょうか
5
冬を待つキャリーケースに一杯の不思議と覚悟を詰め込んで
7
レンタルの私を遂に返すとき世界が無事でありますように
12
作られしもののなかにて地雷あり無言でしかないボクらの悲鳴
10
パステルのピンクの空にただ花である以外ない一輪の花
6
不器用と畏縮と狂気生真面目をミキサーかけて癒やしのスパイス
8
飄々と用なく友なく事もなく今日もふうわり白猫でした
9
もう一度きらめく風に纏われて自己と私の一致を見たい
9
人面の大岩を依然捉え得ず無をしめやかに締め殺す日々
9
細道の哀しみ同士舞う輪舞稀有な
少女
(
あなた
(
)
)
はホワイトリリー
7
楽と嘘苦行と真理楽と嘘楽と嘘とはすいませんね
5
雨びしゃで心は呪詛に満ち満ちて矢弾のようなラッシュを縫いて
10
フェンス背に寂しげに待つ黄昏は息吹きかけるミトン手袋
13
無意味なる生よそに世は入れ代わり続いているわ
7
畦道を軽やかに跳ね帰校するK先生は淡い夕暮れ
13
石蕗
(
つわぶき
(
)
)
の立ち居そよぎは人よりも高雅な言葉発してるよう
16
アッというリアクションの子慎んでオーガニックの紅茶を注ぐ
8
対座するキミは私が行く星の
遣
(
つか
)
いと知れて共に微笑す
13
そのままでいいとそちらに寝返ったあなたのいない試練果てなく
8
可愛くて単純至極清らかでそうしたものを密かに愛でて
13
穴ぞこで滅入る時期でもゆるゆるとアレグレットで力抜こうね
10
秋日浴び世界ではなく一匹の蟻の動きを気にして見てる
14
分断の斜面を共に堕ちてゆく知人と他人隔つ薄膜
5
脱水の終わりし音を問答の無用の生の停止に重ね
7
爪先で地球本体つまみ出すとてもほんとにちっちゃな星ね
9
十年後沈む夕陽の照りつける
二色
(
にしき
)
の浜で待っているわね
10
人間の波に揉まれてあなたって照れているでしょ 死なんばかりに
5
堀炬燵
(
ほりごたつ
(
)
)
父の生家に香りあり母の生家の軋む
木廊下
(
きろうか
)
14
往昔にキミは扉を開けたよね記憶に滲むジャン・クリストフ
7
往来で無一物にて往く人をただ眺めおる私なのです
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