Utakata
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美美庵
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最近、ある方の影響で、三十数年ぶりに、
詠みはじめてみました。
拙く、荒削りなものばかりですが、
一日一首を目標に頑張ってみます。
よろしくお願いいたします。
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炎天下設えられたステージでチアダン踊るちっちゃい子たち
12
風の子の保育園裏夜気にまだ自転車二台しんと停められ
13
現し世に適せざる者ここに居り二十四時間遠隔監視
5
大海に嬰児のまれて幾星霜生きてた彼女そんな生です
7
隠花ゆえ世に屈しつつ鎮まりの種蒔き続け悔いること無し
7
まだ
娑婆
(
そこ
)
で終身放置忍ぶキミここで待ってるわれら
聖闘士
(
セイント
)
6
胸中は神と対話し騒擾に出された試食微笑んで受け
4
いっさいのドラマの外の黙示録終わった生とはじまる生と
6
物言わず言い掛けられず屹立す夏の極みのメタセコイア
11
与えずに受け取りもせず風のごとただ存在が愛である人
8
何か為す人の言葉や才器より只在る人の風柄敬す
9
退屈に終焉無くんば覚醒を
目前
(
めまえ
)
にしてるキミを
祝
(
ことほ
)
ぐ
6
哄笑の駆け足夜の闇に消え純粋形の夏の招来
6
肩書きを問われれば時間是れ無く瞬時を生くる風の精とも
9
堪
(
こら
)
え
居
(
お
)
り悲愴と
刃
(
やいば
)
滲ませて一人で祭り見に行く少女
9
はたとせを死生降り積みリタルダンド 風の神々彼女は此処に
10
いつになく寛解すれど胸の裡笑止千万反復記号
5
もう居ない人らを想い雨の中すれ違い行く下校の子たち
8
ハンデから現出するは宇宙愛無益あるいは非生命体
7
サヨナラを云わせなかった
理由
(
わけ
)
があるあの辱め
永遠
(
とわ
)
の放逐
6
貶める言葉弄する魂胆を知って知らずのヒメアカタテハ
7
猥雑な人声浴びし造花薔薇フクシャピンクの滴る道理
7
東雲
(
しののめ
)
の空明け染める細路地に其の儘のキミ現わると信じ
8
完結は正否にあらず美醜無く摂理の儘の愛が存する
6
残照の蒼き荘厳キミ立ちて見透かす問いは尊き母性
5
残年を片手の指で数え得る身となりながらTULLY'Sに居る
10
自念する虚実の
隘路鑑
(
あいろかんが
)
みて生死以外は無起であること
5
腰掛ける僅かな段差われを見て帰宅のキミの面差し優し
8
ケイトウの花を贖う天啓は虹の城すら虚空日月
5
聖蝶
(
ひじりちょう
)
音もなく舞い漸増し闇独り行く
少女
(
きみ
)
を守護する
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