Utakata
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美美庵
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最近、ある方の影響で、三十数年ぶりに、
詠みはじめてみました。
拙く、荒削りなものばかりですが、
一日一首を目標に頑張ってみます。
よろしくお願いいたします。
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新しき家も変わらず
彼
(
か
)
の不在朽ちてもやはり秋は訪れ
9
進化論創造論と講演すキミの幼き日々に微笑み
9
この世界私と二人重なるも間隙ありて
靡
(
なぶ
)
くもの無し
9
歔欷
(
きょき
)
混じる飲食ほどに人の世の哀れ愛しさ感じる場無し
11
近在の自家ギャラリーの奥様の微笑の余韻秋空に
融
(
と
)
け
11
経験の
穢
(
けが
)
れが
吾子
(
あこ
)
を回避する分娩室の
永遠
(
とわ
)
の誓約
9
昼休み職場仲間を離れ来て金木犀を見
初
(
そ
)
む
彼女
(
ひと
)
あり
20
意味を捨て問いを捨てたら過去も捨て時間捨てれば身軽になりし
15
懸命にペンを動かす老爺見てふと可笑しみが込み上げ来たり
10
死なせない力よ淡く透き通り虹は要らぬとお前は告げる
10
作者など実はなくって人生は知らぬまに成る不思議シナリオ
10
かおりちゃん何をしてたのいいけれど既読がついて安心しちゃう
9
厳
(
おごそ
)
かな無垢に打たれて傍らに腰をかけても構いませんか
12
絵にならぬ生を醜く渡りおる私を棄てることを始めよ
11
哀憐
(
あいれん
)
を背負える者が密やかに人と物との砂漠
潤
(
うるお
)
す
10
美しく哀しいものは空回り自由は憐憫道化者
5
遅参した私にキミの隣席のみが空いていた神在りし
時代
(
とき
)
9
対岸のラストスパート凛々しくてキミはやっぱりキミと思われ
10
愉
(
たの
)
しみがいつか終われる難しき人生の秋歩き出します
12
果てしなく伸びる舗装の並木道秋の気配が私
緩
(
ゆる
)
める
12
もうバスのエンジンかかり方途無し黙って見合う照れも投げ棄て
9
そばかすの破顔一笑愛らしく少年らみな虜となりし
13
居場所なきキミを迎えるシェルターが私の
裡
(
うち
)
の深部にあるの
12
大衆に隠れ見えないエンジェルがキミに微笑みうなずいている
10
衰耄
(
すいもう
)
の迷路のままに身を寄せて秋を探しに出かけましょうか
9
海の夢うつつに見たら異世界のキミと傷分けフォーリンラブ
9
十月の夏陽を浴びて断乎としこの世の客人此処に腰掛け
8
北条の凪は琥珀に煌めきてあらぬ世の者演じてみたり
11
琴線に触れる言葉を待っていた父母亡くして以来ずっと
14
独り居も次第次第に慣れてくる頑張り過ぎず頑張りましょう
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