美美庵
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最近、ある方の影響で、三十数年ぶりに、
詠みはじめてみました。
拙く、荒削りなものばかりですが、
一日一首を目標に頑張ってみます。
よろしくお願いいたします。

悲ばかりを抱きしめ走るこの道も宇宙そらから見れば幸福の道
13
あの道の最果てまでも行き着けばこの世で逢えぬきみに駆け寄る
9
一日を生きた奇跡よため息と懊悩だけも良しとするから
14
怖くなる呪詛と可憐の混淆があなたの歌は魔術みたいね
11
恥知らずこんなに何もしないまま生きて帰るのすまし顔して
8
あきらめのうちに屈して行き帰る私を見てた燃える陽だけが
15
余時間を刻一刻と失いしわれ無様でも刹那抱きしめ
16
見苦しく下手な生き方もうそばに誰もおらずに老いと向き合う
18
さよならの切符はそっと買ってあるどこに行こうと私は知らない
17
孤に徹すあまりの酷に過ぎ来たる過去も甘やかな感傷もなし
13
寂しさにいいも悪いもないという今日の寂しさ明日あすの寂しさ
15
とこしえに憧れるもの信じてたいつかの私春がまた来る
15
きみだよね電車の通過するあいだ向こうホームにちらついたのは
10
地獄でも天国もなし落魄はきみひとり成るただひとりでに
7
今日の日の憐愍羞恥抱れんびんしゅうちいだきいて寝床でかじるカロリーメイト
8
終章を生きるのだから気張らずにあなたのままでそのままでよし
15
揺れ乱る自律神経父と祖父弱る私を両より支え
7
ぼくたちの今日は終わって昨日なしあるのはただ明日あしただけこんにちは
6
腰骨の3箇所注射打たれいてまだぼんやりと生きてる私
13
きみ渡るその瞬間も一緒です私がいるわ変わることなく
14
壁穴で赤い風船持つきみもようやく見たね満天の星
9
せせらぎの彼岸でかすかに微笑もれやがて手を取る清らかなひと
14
ワンルーム白い天井さよならがすぐそこにあり私抱きしめ
11
俗塵にまみれていつもサヨナラを哀しい瞳湛えて訴え
10
こんなにも清い晩年なにもないなにもないと寒風に巻かれ
12
悠久の流れの泡粒でしかない私がセブンに脚を踏み入れる
12
雲という優しさは今形を変えて流れを変えて
7
柔らかに凛然として床しくて石のごとくに沈黙すべし
10
ダメになるお母さん今私はこの世で独りだった
7
太陽がきみなどダメと言ったかいきみの立つ街朝から晩へ
8