Utakata
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美美庵
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最近、ある方の影響で、三十数年ぶりに、
詠みはじめてみました。
拙く、荒削りなものばかりですが、
一日一首を目標に頑張ってみます。
よろしくお願いいたします。
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庶民の街の向こうに落ちる紅い夕日私の偽り道連れに
7
嘘も弱さも脆かった?琥珀色の潮騒が浜を濡らすみたいに
6
あと3年そう決めたの何を?何が?いいえとくに意味はないの
12
虚
(
むな
)
しさの埋め合わせではないかしらその美辞麗句巧い優しさ
11
本読めず映画も観れずテレビ無しさあて一体どうしたものか
13
はじめてのややハスキーなきみの声心で軽くハイタッチ音
12
格子戸を開けるだけの古茶房いかす風味のフレンチブレンド
12
薔薇園でぼくの業苦を摘む人よ見えすぎている最期みたいに
7
カフェの席我が家の如く悠然と裁縫される御婦人ありき
17
六年の昔は要らずこんなにも幾種の薬キティちゃんポーチ
14
朝方のあまりに酷いドライアイほろほろ泣きて朝パン
齧
(
かじ
)
る
15
フワついた耳鳴りありて父母よ孤独な朝のゆるウォーキング
11
小学校ってどこですかと小学校の真横で尋ねるわれ道化者
11
葦原
(
あしはら
)
の風のまとわる眺望を天よりどこか
嗤
(
わら
)
う
瞳
(
め
)
在りて
9
乖離
(
かいり
)
する心と身体の闘いよぼくは死を抱き起きるしかない
13
香り立つ鉱石の白取りすまし惨禍のぼくが通り越しても
12
森深くミルタザピンの眠りまでぼくはもうほら愛にはいない
6
行き交える車道の流れその隙に一瞬きみがいた交差点
9
スタンプは互いの安否確認のツールと化して浮き世は寂し
10
消え果てたきみはやっぱり化身なの癒えないぼくのただ哀しみの
7
独り在る独り在るから愛がある独り在るから愛が生じる
7
死ぬべきを澄まし
肯
(
うべな
)
い涙目で
啜
(
すす
)
り上げたるカップヌードル
6
スマホ見る闇はそのうち眠り落ち虚しさ絶ちて朝に向かえる
7
わらぼっち被り寒波を耐え忍ぶ可憐果敢な寒牡丹たち
14
湯気立ちて
萌葱色
(
もえぎいろ
)
のティーカップ茶を喫するは 私の贖罪
12
あんなにも下手な生き方
抱
(
かか
)
えつつ愛振り
撒
(
ま
)
いて独り行くひと
12
寂しさの色味質も変わりゆく試練であった記憶を辿り
12
駘蕩
(
たいとう
)
として人の良いイラついた母に近頃似てきた私
12
はるが来るそのことだけは明白で純白さには罪がきせられ
12
安らぎをあなたのなかに見つけてねほかのどこにもないものだから
12
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