Utakata
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美美庵
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最近、ある方の影響で、三十数年ぶりに、
詠みはじめてみました。
拙く、荒削りなものばかりですが、
一日一首を目標に頑張ってみます。
よろしくお願いいたします。
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賢さや優しさなどを無下にして行かせた私堪忍してね
14
もう済んだはずの
頁が
(
ページ
)
尽きないね白い帳面あと何
頁
(
ページ
)
11
肩越しに汚物吐瀉して寝かされて天使と呼ばれ青き日月
8
生きるのはもう結構ですよと恥じらってお月様が言いました
11
慚愧
(
ざんき
)
すら出来ない人生整理して心静かに準備しなさい
8
不思議とも縁が切られた青い麦ぼくと並んで風に
靡
(
なび
)
こう
10
ミニマムな極地を洒落た空間で髪切る音の虚無の静けさ
9
寂しさはお澄まし顔でフェークする幾度経てきたひとり歳末
14
海燕
(
うみつばめ
)
さえずる声にきみがいた空と波とは
灰白色
(
はいはくしょく
)
で
15
希
(
のぞ
)
みかけ殺すものさえ信じるとぼくはあくまで
人間
(
ひと
)
にすぎない
7
優しさが戦うことはツワモノも臆するだけの意志が込められ
6
キッチンで思惑のままかじりつく夏草色のゴールドキウイ
12
惨めさや不要領が堆積しこんな慈愛に変じたのかしら
9
表裏見せっこしても仮の恋少女と少女ピアニッシモで
8
こんなにも生きてきたねと愛がある誰かのためにぼくはそのまま
8
アニソンを歌ってくれる幼な声素敵なクリスマスプレゼント
12
関係は愛を壊すの独りいるそれが愛だとぼくが知るとき
8
ふてくされ毒づきそしてもう一度歩き始める浅瀬の少女
12
ドアひとつこちらと向こう断ぜられきみがぼくでなかった強み
10
配信の動画で切に何か言うきみを騒音掻き消し断ず
7
見も知らぬ座敷で巨躯の蛾を始末している私夢そこで切れ
11
何人
(
なにびと
)
の思惑からもこぼれ落ち食器と食器かち合う音で
13
末の子が泣き止むまでを待ちおりてママらと囲むランチの時間
11
追々と荒振る冬の物語英気養うチャイミルクティー
13
肉親の死を味わえば何かが堕ちる
人間
(
ひと
)
の
性
(
さが
)
から在るべきものが
8
催事ありサンタ帽子がずらりと並び人の世は経過してゆく
10
聖域よ引きこもりなる世俗語に騙されないで神の子BOY
10
純粋が
斃
(
たお
)
れゆくから土曜日に撫でくる風が
爽美
(
そうび
)
なように
11
消灯の早い病棟ここまでも運ぶ浮き世のクリスマスイブ
19
薬など無しにカフェーに座ってた7年前に戻るは難し
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