Utakata
登録
Login
サイトのご案内
美美庵
フォロー
92
フォロワー
67
投稿数
1005
最近、ある方の影響で、三十数年ぶりに、
詠みはじめてみました。
拙く、荒削りなものばかりですが、
一日一首を目標に頑張ってみます。
よろしくお願いいたします。
« 最初
‹ 前
…
4
5
6
7
8
9
10
11
12
…
次 ›
最後 »
片の付く死を数えては事務処理し冷たい街の冷たい心
10
笑うこと教えてくれたあの人の背中はいつも哀しげだった
20
哀しみを表情だけで振り向けて幾多の
少女
(
ひと
)
が往き過ぎ去った
13
巨大なる駅ターミナル冷える陽に老若男女分断される
17
死がいつもどうぞといって待っている無様な生を醒めた目で見て
16
明日
(
あす
)
世界滅ぶとしてもカゴのものレジ袋へと詰め込んでいけ
16
君は何?あなたは誰?と生涯は真白きままに下降してゆく
12
おしゃべりが次第次第に苦しみになる年ごろに差し掛かかってる
12
娘でも妻でもなしにうら若き夫婦と幼児眺めおるとき
11
右の手をギブスで固定し左手でシャボン吹き上げ少女空へと
13
想い人いないしじまの灯下にて死を落ち着いて想念してる
9
人知れぬ裏街道の細道で醸成される愛を隠して
13
冬の夜の彼方に見えるタワマンの最上階も灯りがつきて
17
次兄住む養子先にて仮寓して戦火のなかに消えた伯父あり
8
月明かり目と目が合って無感情窓はぴしゃりと閉めますからね
7
何ゆえか父が私にくれたのはヘミングウェイの老人と海
12
世に処せぬ負傷兵みなここに来て心楽にし安心なさい
9
何事か寒風だけが囁いて私の住居誰も知らない
8
つゆほどのためらいもなく光浴びあなたの指を折らせてみたい
9
握った手開けてみても言葉にはならない
欠片
(
かけら
)
キラキラ
溢
(
こぼ
)
れ
14
民家からソナチネ聴こえ私には幸福などはそれで充分
14
この世とは切れてしまうよ白々と線路伝いに
薄
(
すすき
)
ほの揺れ
13
憐憫の涙友に流させる神よ日月ついに終わらず
9
私だけ覚めて半身起こす闇あなたの寝息白い指先
13
ムーミンのレターブックを捲れども送る相手は異星人かも
10
惨めさの最果てまでも堕ちてゆけそれが僕らのアジテーションだ
7
心捨て言葉も捨ててスマホ見るここは淋しい星なのですか?
12
淋しさは淋しさのまま今日の日の淋しさ
抱
(
いだ
)
き淋しく寝付く
15
セルフレジ済ませ品物見もやらず立ち去りかけたおバカな私
18
フランクにもの言いかける能力が決定的に欠けてる私
15
« 最初
‹ 前
…
4
5
6
7
8
9
10
11
12
…
次 ›
最後 »