Utakata
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美美庵
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最近、ある方の影響で、三十数年ぶりに、
詠みはじめてみました。
拙く、荒削りなものばかりですが、
一日一首を目標に頑張ってみます。
よろしくお願いいたします。
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是非を捨て髪を
解
(
ほど
)
いて来なさいねジャングルジムのてっぺんまでね
6
せせらぎを見つめ幼き魂は無垢な夢尚
抱
(
いだ
)
き続けて
7
次の世であなたの尊姿拝むのは
金波銀波
(
きんぱぎんぱ
(
)
)
の海辺でしょうね
6
波濤
(
はとう
)
荒れ
波飛沫
(
なみしぶき
)
起
(
た
)
つ岩頭に立ちしあなたの
慈眼
(
じがん
)
目映
(
まばゆ
)
し
6
海閉じて空を畳んで風を止め私も消える愛と一緒に
8
もういいよ曇り雨気満つ
宇宙
(
そら
)
の
下
(
もと
)
絶滅蝶に安らぎ降りて
8
ルピナスのリボン施すハット持ち被り直す子またねと言いて
7
時間なら進み行くだけ力なら思い及ばぬ天より来たり
7
校庭の風と歓声その姿目にするだけで歓喜が湧いた
11
信号の変わりて一斉歩きだすうちのひとりに私はすぎず
14
遠慮の
虜囚
(
りょしゅう
)
となって漂えど背のばし出来る地を信じ
生
(
い
)
く
8
背表紙が無力になりし哀しみをこらえて秋を抱きしめており
13
晩秋の憂愁深しあの頃は自然神秘な蘇生があった
7
ピリオドを告げし彼女の
丑三
(
うしみ
)
つの救護にならば
真摯
(
しんし
)
になれた
8
二組がいいと思いし人間の初の羨望グリーングリーン
6
一括が好きな人種ね「誰も」とか「みんな」とかいうお手軽ワード
7
輝けき想い出たちとどん底の記憶を秘して人は歩めり
14
蝶が来てしばし舞いつつ挨拶し翔んでいったと確信してる
11
自己とただ向き合うだけの
幾星霜
(
いくせいそう
)
それは無限に
往
(
ゆ
)
くのだそうだ
10
碧空
(
へきくう
)
の
下
(
もと
)
で植木を手直しす
女性
(
ひと
)
の恋した少年のことなど想う
9
コーラルの海の航海綱解けばとうに私は
人間
(
ひと
)
でなかった
8
太陽と空とわずかな静けさがあれば神なき世界是非無し
9
これがまあ終のエリアか極彩の表通りを眺めおりたり
13
荘重も華麗も要らず薄やみで彼女奏でるバガテル優し
5
街中にモーツァルトを響かせばメンクリ無しに人生けるやも
5
ひとりとは宇宙の
涯
(
はて
)
に両の手を伸ばせは届くそのことなのだ
9
辻󠄀角に座りてスカートはためかせ寒いと言いし少女ら四人
8
何も無い人と伝えず伝われるそんな空気を望まず
纏
(
まと
)
いし
2
何か書くそぶりを見せる奥様も火宅と消える寂しき
女
(
ひと
)
かも
3
銀の爪プラン変更説明す誇りと
矜持
(
きょうじ
)
この
娘
(
こ
)
に在りて
5
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