Utakata
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刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。
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川上の名所は疾ふに散りたるや 花の筏は河口に至り
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しゃべりたい自慢したいがカッコ悪い Utakataだけにこっそり投げる
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上半期ノルマを早くも達成し 何食わぬ顔これぞダンディ
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僥倖の大口取引掴み取り シニアの意地をここに示せり
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花見風邪 売薬服んで誤魔化して ぼっとしたまま月曜の朝
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ステテコをエアリズムにと替えた朝 開脚幅が少し拡がり
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「暑い」とふ久方ぶりの形容詞 いつもの電車に駆け込んでみて
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どうしても馴染めずにゐる我が世代 ズボンをパンツと呼ぶことにつき
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ぬか床の醸す温度は人肌に 如何に胡瓜の漬かり加減は
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次々と
高価
(
たか
)
い握りを頬張りぬ 株で儲けた
米寿
(
はは
)
のドヤ顔
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のど痛しこれから始まる展開に 暗澹とする来週多忙
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見栄はってコートを着ずに出歩いて 取り憑かれたか
邪
(
よこしま
)
な風
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花の
枝
(
え
)
を振り散らすよな北風に コート無しの身固く縮まり
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気が付けば真円となる月ありて
月読
(
アルテミス
)
の船今一廻り
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数駅を寝落ち過ぎたり花の酔い 戻り列車に慌て駆け込み
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雛罌粟のはや一輪ぞ叢に 花の野分の去りし卯月に
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黄の花の名を尋ぬれど誰れ知らむ 遠き山より鳥の運べり
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速
(
はや
)
雲に月はとどまり流されず 見え隠れせど位置は保ちぬ
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あれ食べたいこれ食べたいと頼んでも 女房ひとこと「指示は受けない」
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次の期の受注はウフフ見えてきた 歳の甲です悪しからず悪しからず(山口学さんへ返歌)
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花あらし前後左右にあばれ吹く 傘の猪口では酒は呑めまじ
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荒川の三角波は寒々と 花の浮かれをものともせずに
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川風に花はふるえて七分咲き
顎
(
あぎと
)
を上げて酒を呑む五時
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春物のピンクのコートを羽織りたや おじさんなのでそれは無理でしょ
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掲げたる民族自決の正論は 常に戦の火種を孕む
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窓からの陽射しは膝に熱を射て 開けっ放しで車ころがす
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風そよぎ背広の肩に舞ひ降りし 桜の花は払わずに行く
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幹と
枝
(
え
)
を象皮で覆ひし桜木に 三分五分ほど花の咲き出づ
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今週の五枚のシャツに火熨斗かけ いろいろなこと平らに均す
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青バナナ吊るし置くうち黄に熟し やがてあばたの天人五衰
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