刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。

姪っ子に「きつっきつっ」と笑われた 息子のお古のトレンチコート着て
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いきなりの敵前逃亡哀しやな 新横綱の矜持はいずこ
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ドア脇でヤドカリのよに縮こまり われ関せずの寿司詰め電車
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本当に昭和の上司ひどかった 「欲せざること」部下に「施す」(凡人さんへ)
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アンコール一回だけはお約束 またも戻るか野暮なこの冬
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すうっとくる ふりかえってみるどこだろう みえないけれど沈丁花はある
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禅宗の修行のルーティン見て思ふ わたしは逆に「自由」に縛られ
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初物のスナップエンドウさっと茹で 前歯でかじる青臭い春
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あな嬉し女子呑み会からお誘いが お財布モテでも伸びる鼻下
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ポリ缶に微妙に石油残りたり 開花までには足りるか足りぬか
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あざやかな小兵の技に大兵が すっ転ぶ快!相撲はおもしろ
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トーストにオリーブオイルをひと垂らし 味付け海苔をのせた朝食(意外と美味い!)
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「カチューシャ」はトルストイの小説がもとって 初めて知ったよクロスワード
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「倚馬七紙」広辞苑にも載ってない 難問奇問のクロスワード
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落ちてゆく春の汚れが落ちてゆく 清めの雨に埃も砂も
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ジャージ着て部屋から一歩も出ない日も たまにはあるさニンゲンだもの(キロを)
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女房から弔われ方を問われれば ミイラにして部屋に飾れと答ふ
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ステテコをエアリズムに替えようか まだ早いかなも少し待とか
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このくらいの寒さがちょうどいい 坊主頭は気温センサー
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満月や煙草吸う間に少しづつ 角度あげたり1センチ1センチ
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もしヤモリ家守君 僕の家にも出てきたら 亀と一緒に育ててみたい
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糸魚川 翡翠の浜を車窓から 大火の跡は瞬間に過ぎ
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紺霞む越中湾の水平線 大風車おおかざぐるま電気を作り
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金沢も重き衣を脱ぐ頃に 月めぐりては花も咲くらむ
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金沢の萌黄の色の丘の奥 なお白重き遠き峰々
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カルディで買ってはいけない甘い罠 ハニーローステッドピーナッツでさら呑み
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見渡せど富山石川雪消えて 関東平野と変わらぬ景色
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「ひとひらの記憶剥離す白木蓮」類氏のこの句に怖れも安堵も
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コートなど暑いと言い合う男たち きっと北国の人出張帰り
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水蒸気たっぷり含んだ空気吸い 肺の中にも春を取り込む
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