Utakata
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刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。
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起き抜けの乾いた喉にありがたや 冷えた
梨
(
ありの実
)
晩夏の馳走
20
東西の窓を開ければあいの風 生活臭を流し去りゆく
12
山低く小河ばかりの房の国 治水の知恵の浅き国柄
11
朝七時 洗濯物を竿にかけ 八時半には乾く夏風
12
公園に多くの人がゆらゆらと ゾンビじゃなくて太極拳だな
14
煎りじゃこの
八百
(
やお
)
の
眼
(
まなこ
)
に睨まれど 平然としてご飯にのせる
28
ルーティンを一つ一つとこなす内、頭の回路が起動してゆく
15
数日間「いつも」を離れた人々を 電車は運ぶ「いつも」の中へ(夏休み終了)
16
高架下 水漬く屍と成り果てし 車はひそと主を待てり
12
レベル5の狂騒の夜が明けた朝 さして変わらぬ船橋の道
16
朝ドラの直美にからむ兵隊に 死亡フラグが立ったと思ゆ(ほのぼのファミリー短歌改)
7
合流でむさい男の車には 絶対入れぬと車間を詰める
9
合流で若い女性の車には お先にどうぞと紳士の心
11
高速で覆面パトに捕らえらる
他人
(
ひと
)
の不幸をぷぷっと笑う
11
深酒し瀝青道に転倒す 擦り傷打ち身微熱の夜明け
10
熟
(
な
)
れ過ぎの糠漬け胡瓜にひとしぼり 酢橘のかほり晩夏の扉
13
青き山 若穂のそよぐ田の道を 歩み歩みて彼の人は去り
25
冷えたなら肩まで浸かりのぼせれば 立ちて雨受く野分の露天湯
18
雨は打つ 山の木、草の葉、我の肌 渾然一つ野分の露天湯
10
この夏も双葉浪江の道を行く 森は繁茂し家並飲み込む
13
「道灌」の落語を聞いた帰り道 豚カツ肴に酒を呑んだり(河童殿に見られた?)
12
少しだけ涼しいからってこれは罠 夏将軍の布陣は厚し
23
昭和の世 お茶汲み灰皿回収は 女性社員のお仕事でした
11
昭和の世 煙草はどこでも吸い放題 ぽいっと捨ててたんつば吐いて
9
昭和の世 女性の地位は低かった
令和
(
いま
)
から見れば呆れるほどに
14
安直に美化するなかれ昭和の世 醜いこともたくさんあった
12
見切り棚 中国産の松茸が 買える値段で干乾びてゐる
15
888揃って縁起の良き日過ぎ 666の「オーメン」を観る
13
涼求め寄席で落語の昼下がり 客数✕単価や寒し
14
今日ひと日乗り切ったなら夏休み 休む前から明けが疎まし
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