Utakata
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刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。
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知らぬ町あてずっぽうに散歩して 入り組む
径
(
みち
)
を故意に迷ひぬ
29
学校の世間知らずの教師らが 安けりゃいいやとアマに丸投げ
16
結局は学校回りのド素人 海で転覆、陸で横転
12
「ねえママ、おじいちゃんどうしたの」「しーっ、坊や」(真似かっぱ2)
12
酔拳を酔歌となぞる
酔
(
い
)
い加減 呑めば呑むほどうわばみの拳
16
半袖で川風の土堤夕まぐれ
腕
(
かいな
)
こまねき
寒
(
さぶ
)
いぼさすりつ
17
見下ろして腹が邪魔して一物が 見えなくなったら男も終わり
15
背広着る、着ないで出るか思案して やはりワイシャツ皐月の風よ
16
暑かろう背広を羽織ったご同輩 脱いでしまえよ腹を晒して
14
「ねえママ、パパはどこ?」「生ゴミ出すの手伝って、坊や」(真似かっぱ)
13
湿る朝九日ぶりの通勤路 いつの間にやら草木はおがり
15
風呂の蓋開けて目を射る青の草 菖蒲の茎に鼻を押しつけ
18
スルーしたアイロンがけのツケ溜めて 空酒瓶とごろ寝の端午
19
奥歯から頭蓋に響く音させて いぶりがっこを噛みしめてゐる
28
轟
(
ごお
)
と吹く前線通過の追い風に 五月の葉々は散ることもなく
16
この年はいかに侵攻しようかと 熊の総理は閣議を開き
16
気にしない五月の強い紫外線 しみもあばたも今さらのこと
16
あの家の
生計
(
たつき
)
は如何深山なる 神栖むほどの杜に囲まれ
17
谷川にずらり吊るせし青と赤 鯉の目刺を干したるがごと
22
季違いのもがり笛熄む丑三つに 蛙の鳴き音ふいに戻りぬ
19
蛙鳴く里山の宿台無しに 女房がんがんテレビをつける
17
無自覚な自傷行為か
高鼾
(
たかいびき
)
血にじむほど喉を震わせ
12
水張田に鈴振るような音満ちて ああ今さらに、これがカエルだ
24
筍の皮は纏えど背高くて 煮ても焼いても食えなく育ち
17
高原はなお裸木のまさる頃 牧場に幽か
早緑
(
さみどり
)
萌ゆる
22
産休で職場を離れる同僚に ろくな言葉もかけてやれずに
23
弁当にペットボトルにスマホ2台 日ごとに嵩む鞄の重さ
25
雨に濡れ萎れ俯くツツジ花 父性本能やや疼きたり
21
ラム肉のカレーライスを食べながら 「異邦人」などハミングしをり
23
今晩はカレーライスの予告あり 土砂降りの中家路を急ぐ
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