刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。

声帯を持たない亀も鳥のよに囀ることができれば何を
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哀しくも嬉しくもなく涙出づ 乾きの泪は虚無の涕か
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腹痛を逃れるために手を伸ばす 酒は麻薬と変わりなき罠
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はらわたの疼痛まぬ怖い日々 絶食は善されど食い意地
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人の手で「放生池」に放たれた 魚や亀の行く末は謎
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いつの日か「放生池」に放たれる 囚われ人の夢を描いた絵(友人の作)
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サラメシも仁左衛門も終了か どうしたんだよ中井貴一同い歳
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「きれいだね」言ったら「うれしい」と返されて セクハラならずにほっとする俺
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駅弁は高い冷たい美味くない 缶コンビーフとチーかまで良し
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新幹線1号2番E席は私専用 誰も来ちゃだめ
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スネ夫だと謗らる屈辱ぐっと耐え 最善の道択ぶが宰相
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正義だの善悪だのはさて置いて まずは停戦そこから議論
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のび太でもドラえもんでも出来ぬこと ジャイアン王なら出来るか停戦
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丁寧に髭剃りクリーム塗ったなら さて剥がさんや老いの一枚
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白山の小雪ちらつく道の駅 車で昼寝も睡魔降り来ず
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いつ来ても富山平野に至りなば 広やかになる視界も心も
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めど北信濃路は曇り空 鉛の街と黒枯れの木々
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豪雪の北陸行きの新幹線 意外に満席 雪見の旅か(私は出張)
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今時の昭和風カフェって ハワイのニホンレストランみたいな違和感
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これ見よに演出過剰の昭和カフェ なんかちょと違うんだよなあ、と
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記憶の層たまねぎのよう重なりて 沈丁花の香 古層を貫く
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南風はえ吹けば遅かれ早かれ沈丁花 はつに嗅ぐのは誰の鼻やら
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皓々と戻ってきた月見上げては 天動説もわるくはないなと
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建国の王なき国のアメリカにプラグマティストの国王即位
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黎明の霜降る浜に酔狂なウエットスーツの波乗りの人
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浪しぶき浴びても知らじ浜千鳥 散歩の犬と老人の影
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かぎろひを背負いて眺む白浪の轟々たるや館山の浜
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旅の宿 朝寝を愉しむつもりでも 結局いつもの時刻に目覚め
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山駆けて草食み育つ鹿の仔を 酒のアテにす猿の傲慢
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疲れ果て宿で昼寝のそのあとは 独りフレンチ メインは鹿の仔
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