刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。

起き抜けの乾いた喉にありがたや 冷えた梨(ありの実)晩夏の馳走
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東西の窓を開ければあいの風 生活臭を流し去りゆく
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山低く小河ばかりの房の国 治水の知恵の浅き国柄
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朝七時 洗濯物を竿にかけ 八時半には乾く夏風
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公園に多くの人がゆらゆらと ゾンビじゃなくて太極拳だな
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煎りじゃこの八百(やお)の眼(まなこ)に睨まれど 平然としてご飯にのせる
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ルーティンを一つ一つとこなす内、頭の回路が起動してゆく
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数日間「いつも」を離れた人々を 電車は運ぶ「いつも」の中へ(夏休み終了)
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高架下 水漬く屍と成り果てし 車はひそと主を待てり
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レベル5の狂騒の夜が明けた朝 さして変わらぬ船橋の道
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朝ドラの直美にからむ兵隊に 死亡フラグが立ったと思ゆ(ほのぼのファミリー短歌改)
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合流でむさい男の車には 絶対入れぬと車間を詰める
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合流で若い女性の車には お先にどうぞと紳士の心
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高速で覆面パトに捕らえらる 他人(ひと)の不幸をぷぷっと笑う
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深酒し瀝青道に転倒す 擦り傷打ち身微熱の夜明け
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熟(な)れ過ぎの糠漬け胡瓜にひとしぼり 酢橘のかほり晩夏の扉
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青き山 若穂のそよぐ田の道を 歩み歩みて彼の人は去り
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冷えたなら肩まで浸かりのぼせれば 立ちて雨受く野分の露天湯
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雨は打つ 山の木、草の葉、我の肌 渾然一つ野分の露天湯
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この夏も双葉浪江の道を行く 森は繁茂し家並飲み込む
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「道灌」の落語を聞いた帰り道 豚カツ肴に酒を呑んだり(河童殿に見られた?)
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少しだけ涼しいからってこれは罠 夏将軍の布陣は厚し
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昭和の世 お茶汲み灰皿回収は 女性社員のお仕事でした
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昭和の世 煙草はどこでも吸い放題 ぽいっと捨ててたんつば吐いて
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昭和の世 女性の地位は低かった 令和(いま)から見れば呆れるほどに
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安直に美化するなかれ昭和の世 醜いこともたくさんあった
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見切り棚 中国産の松茸が 買える値段で干乾びてゐる
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888揃って縁起の良き日過ぎ 666の「オーメン」を観る
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涼求め寄席で落語の昼下がり 客数✕単価や寒し
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今日ひと日乗り切ったなら夏休み 休む前から明けが疎まし
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