Utakata
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刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。
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キャップからポニーテールを揺らめかせ ライフセーバー夏の娘ら
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ライフセーバーのオレンジ色のTシャツに 目礼をして泳ぎ始める
10
エアコンをつけるほどには暑くなく 扇風機はなお働き盛り
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ケンタ鶏キドニー(内臓)当たって嬉しいは 私だけかな皆さん嫌い?
12
ブルボン朝壊したからとてフランス人 国家の誇り国体は変わらず
15
ナントカのナントカさんのといふ
類
(
たぐい
)
カンムリ番組好きにはなれず
13
ふんっ、なんの軽井沢 拝外主義のハリボテの町(だが好き)
11
不思議なり長野の田には墓はなく 富山の田には墓は守らる(民俗学的考察)
14
田のあぜの墓標が守るこの国の 成り立ちを知る車窓で呑む酒
18
港湾のコンクリートを灼く陽射し 鰡飛び跳ねる梅雨明けの海
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原始女性は太陽と らいてふは言うアマテラスのこと
16
始まりの天孫
邇邇芸
(
ににぎ
)
は女系なり 女神の系譜を正統と言ふ
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サッカーに負けたからとて罪になる まこと不思議な隣国の法
18
金沢の見つけた
BAR
で独り呑み 酒はアイラと曲はレイラで
8
金沢の静かな
BAR
で独り呑み 酒はアイラと少しのナッツ
10
散居村 屋敷林に護られて 瑞穂の
湖
(
うみ
)
に島々のごと
15
七月の有磯海は凪の海 翡翠を洗う柔らかな波
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日本一暑いとふらし熊谷を 新幹線から涼しく眺め
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革靴を脱いで足組む新幹線 隣もおじさん気楽な出張
11
次は神楽坂ーとふアナウンス 東西線に今も乗りたり
14
蝉たちのごく一握りの貴族らは バルタン星に還れると聞く
21
七年の土の中での安穏を 蝉たちは今回顧してゐる
14
蛹の背に亀裂が走り蝉たちは 死の訪れに竦み上がるか
13
西からの梅雨明け迫り溜め息も 暑い夏より梅雨がまだまし
15
共同体から離脱しないと人間は 真の自由は得られぬと知る
16
高松と尼崎事件もそうだった 絆・仲間・家族の拷問
13
不条理で理解に苦しむ関係性 口縫い
醜女
(
おんな
)
になぜにひれ伏す
13
梅雨空を映す川面は無表情
垢
(
よご
)
れもなくて
浄
(
きよ
)
らでもなく
16
サラダより一歩進んで冷や中に して欲しかった俵の記念日
10
よく見れば鯉にはあらで二尾の
黒鯛
(
ちぬ
)
澱む汽水にゆらゆらと消え
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