刺草キロ
64
53
投稿数
1575

シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。

爆死したウクライナ人の生と 虚無主義の私の生を較べる
10
眉毛だけふさふさ伸びるお年頃 月に2回は床屋でカット
12
「三無主義(無気力・無関心・無表情)」僕らの世代はそれを気取った
15
「しらけ世代」言われて四十五年経ち 熱くならずに無事是貴人
10
夏場所の太鼓敲いて大相撲 派手な浴衣の力士あらわる
12
近世の血脈けちみゃく遺す夏祭 都心の街に神輿あらわる
12
すれ違う男の子に言われたよ 「坊主あたまカッコいい」って(本当ですからっ)
15
雨雲を追い払ってくれたのか ちょっとひしゃげた未満の月よ
15
剥離した記憶の花のひとひらに たからものなど混じっていたらし
15
気晴らしにサンダル履きで出た父は 冬になっても戻って来ない
13
ごま塩の坊主あたまを撫でまわす やすりのような感触や良し
18
ソフトパワーそれはそうかと思うけど 歯止めにならぬいくさは起きる
8
カソリック歴史のやらかし多けれど 今こそ示せ皇の力を
12
女房のカツウラくすねて髭を剃る なんかお肌がすべすべとする
9
俺「紳士」?ちょっと自信はないけれど 表示に従い用を済ませる
13
暑すぎて車の中では寝られない 営業途中の木陰で一服
14
「小僧、仔牛やんけ、それじゃあかんわ」と訳してみたが合ってますか?(蛾盲さんへ照会)
4
葉をゆらしさざなみたてるすずしかぜ 背広に入り袖からぬける
17
できるならシングル別々部屋とりたい たとえ夫婦の旅行であっても(ひとり寝好き)
12
民族自決から個々人自決に向かう、と思っていたら違った
6
心地よい民族自決の旗掲げ また始めたよ今度は印パ
9
着々と質素な蕾の紫陽花は 雨の季節の準備をしてゐる
18
緩慢に頭上に寄せくる黒雲は 五月の空をネガティブにする
13
嫌なもんだ連休明けの出勤は それでもおとなは続きにかかる
14
出勤か 連休明けは雨上がり このままどこかに歩いていけたら
18
豆ごはん「あとまぜ式」がよろしかろ 炊いたらわろし黄色くなりて
14
「旨みをぎゅっと凝縮し」とか、食レポ言葉を使わず食べる
14
「さむい」とふ箪笥にしまった形容詞 冬物毛布と再び取り出し(14℃)
18
凛とする黄金こがねしころ吹返し 面頬黒し我が家の兜
14
夜に鳴く「ひーひー」の鳥ならトラツグミ? 鵺の正体これなりと聞く(のののさん、太田さん)
8