Utakata
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刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。
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人口に膾炙してこそ言葉なれ 正誤美醜を評する前に
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豚肉をぬか漬けにして三日置き ソテーにしたり塩胡椒せず(これは旨い)
8
いつ食うか矯めつ眇めつためらいて 一人で挑まん特盛ペヤング
11
これこそが自暴自棄の最たるか 衝動買いした特盛ペヤング
12
麦二分の飯に納豆やまかけて かき込む朝の喉の熱さよ
10
人工の
毒花の香
(
シトラスベリー
)
に騙されて 電子煙草に蜂の寄り来る
8
雨降りでいかにも寒そげな予報聞き 上着羽織ると暑くて邪魔で
11
あの頃のちちははよりも俺は老い 喜びもなく哀しみも薄く
9
ちちははが今の俺より若い頃 何に喜び何に哀しむ
7
記憶の層たまねぎのよう重なりて 木犀の香は古層を貫く
8
孔明のように 賢い男に育てよと 我が息子の名に亮の字入れて
8
ぬか漬けの腕をあげたりこの夏で 俺の右手が妙に美し(なんかきれいでキモ)
15
大弐三位 髪の毛だけの人と思ってた それが賢子か 知ってた?猫母
5
「ぼっけえきょうてえ」さがしてみたけど在庫切れ それほんとにやばい本では(祟られる?)
3
南部では「かっくい」と言ふ「さもだし」は 露店の媼の主力商品
6
不思議やな酒呑みなのに低血圧 秋雨の時季 動くも物憂し
7
腸弱く週に幾度も腹下す それでも痩せないのはどうしてだろか(食べ過ぎ呑み過ぎ?)
6
山父
(
くま
)
に柿は最高のご馳走で 人襲わぬなら分けてやりたし
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Gが出て女房激怒し薬撒き 亀歩く床も毒に侵され
11
いかにもなイケメン野郎マスクして 電車の中でも女子衆媚びて
8
フェロモンは襟足あたりから出るそうで なるほど思いくんくんしてみる(酔ってますが何か)
7
今気付く女子は皆さん眉を描く 十人十色のコンセプトあり(俺もやろうか)
7
どこまでも どこまでも 走れ走れ 我が最初の愛車はいすゞのピアッツァ(手放してしもた)
6
ぼへさんよ この並びはよくないな 私軟派であなたが硬派
7
初デート ハンケチ膝に広げる
娘
(
こ
)
当時の俺は仰天したり
8
弁当をおかずに酒呑む新幹線 膝にハンケチ俺って上品
11
禅坊主 若い頃から憧れど 痛いだろうな
股関節脱臼
(
ざぜんのけっか
)
5
「私がおばさんになったらあなたはおじさんよ」居酒屋で聴き 不覚に涙
7
ぎんなんの こげた殻割りあらわるる つやき
翠
(
みどり
)
の苦き魔のいろ
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久々の「寒い」思いに身も震え 氷雨の
北都
(
かなざわ
)
今日も明日も
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