刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。

少しだけ罪悪感を薄めても お代わりしてもた麦飯カレー
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瀝青が水吸う道に立ちのぼる 冬の終わりの雨の匂いよ
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柔らかく懐かしような気にさせる 何の匂いだ雨の匂いだ
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同時代 同じ日本で起きたこと 二万に近い同胞の死は
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あの時は和歌山にいた私さえ どすんと感じた巨大な槌を
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阿炎の手がお約束のよに伸びてゆき 新横綱はなすすべもなく(想定してなかったの?)
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干しシシャモ尾から腹へと食べてゆき 頭を捨てるなんと残酷(私の食べ方)
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酔いどれて万年筆を辷らせば へマムシ入道鼻で嗤いて
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痩せるため月8回の水泳も おなかはカバで肩だけゴリラに
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春がすみ富士の姿は隠れたり 空樹の塔も薄くおぼろに
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褥瘡がつかぬようにと転がして 介護士たちの仕事は夜も
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「春眠暁を覚えず」ってエッチなうただと教師に教わり(眠いだけじゃん)
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ぼた雪の混じる雨降る千葉の夜 電子タバコの吐く息白く
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曇り空スーパー銭湯露天風呂 こんな日はただ温まるのみ
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三十分浸かっていてものぼせない 外気が5℃の露天風呂なら
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旋盤やワイヤー加工機、成型機 油が香る私の顧客(伯耕さんへ返歌)
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三月は数字合わせに奮い立つ 営業マンの哀し本能
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無理してたスリムジーンズあきらめて こりゃ楽ちんやストレート履き
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ビスコ食む弟の手は小さくて 奪う酷さにただたじろぎぬ
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ビスコ食む幾十瀬ぶりだろビスコ食む 酒のあてにはならぬは承知
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平静をよそおいきれず冷や汗が 鰻のお代うなぎのぼりで
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よしゃいっちょうけふは鰻をくふてやれ 無分別にも暖簾くぐりて
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亡き父に連れられ食べた鰻屋は 今も神田でのれん守りて
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突然の緊急停車に嫌な想像 春先多し憂鬱な魂
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歩を速め体が温もり始めたら マフラー邪魔な都ぞ弥生
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イータックスちっとも簡単じゃないって 税務署員すらぼやいているらし(だんご様へ)
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待ちわびた薫も冷えて沈丁花 あめゆじゅ吸って火照り鎮まり
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抜け毛など抜ける毛もない男たち ハゲてよかった気楽でよろし
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付箋して押し花にしたエピソード 形容詞ごとに重ね収納しまひて
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上の句はさよりにこはだ煮穴子で 下の句渋く鉄火巻で〆(うにトロは野暮)
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