Utakata
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刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。
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冷房のききすぎ車両で凍えたり 半袖の腕さするも恥ずかし
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バナナをば実芭蕉と書くスノビズム 使ってみたくてヨーグルトかけ
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暑くとも湿気はなくて蚊も出ない 日陰涼しや夏至前の朝
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野辺に咲く薊あざとしいつの間に 指で触れなばチクリとぞ刺す
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ぬか床をかきまぜた手に残りたる 何の匂いか祖母の匂いだ
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りゅうりゅうと湧き起こりたり入道雲 出番は少々フライングかも
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ミッフィーのばってん口はしゃべらない 告発したい何かがあっても
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昨夏にはジャストサイズの半袖が パツンパツンになってる不思議
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歳上の老紳士にも追い抜かれ サルコペニアなのこれ? 暗然とする
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粛清王スターリンのミニ版が 隣の国に現れい出る
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毎食後ビオフェルミンは欠かさない なんだ猫と同じじゃんかよ
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人間に序列を付けて愉しむは 偏差値も野球も同じと思う
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昆布食べ育った雲丹の卵巣と 魚粉育ちじゃ月とスッポン
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その昔 少年野球に疎外され 嫌いになった少数もいて
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干満の境の刻かあくた川 空缶ひとつ澱みに動かず
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雨冷えて鳥肌の立つ水無月や カレーうどんがはらわたに沁む(はなまるで食べた、うまっ)
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五月末まさかの氷雨におどろいて
鯔
(
ぼら
)
がぴょんと跳ぶなり
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女房に「私は女中?」と問われたら 「私は下男?」と問い返してやろう
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重い重い敷鉄板に覆われた 土の下にも蝉の七年
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特攻の戦士のように蝉たちは 翔び立てばもう帰って来ない
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蝉たちは今 湿った土の闇にいて 最期の
鬨
(
とき
)
に慄えているのか
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ブラ紐の透けたブラウスちら見して あわてて逸らす夏の雲へと
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5キロ4千円って ご飯1杯
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円ぐらい いいんじゃないのそれぐらい
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初夏の風 秋の風と異なるは 何かが始まる予感を孕む
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昔から出てはひっこみ出ては消え 未だ流行らぬ3D映画
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あらためて「仰臥漫録」読み返す 食欲こそが生の体幹
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世の中に魅力的だが流行らぬは 宇宙食付き月面旅行
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世の中に便利なようで流行らぬは 自動運転空飛ぶ車
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世の中に便利なようで流行らぬは 人間自動洗濯機かな
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勤務先
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階の喫煙所 煙混じりの溜息の園
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