刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。

あんなにも初ひ初ひしかったみどりごも 今濃緑のおとなとなれり
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芳しや笹の葉涼し鱒の寿し 車窓のみずほたくましく見ゆ(出張さぼり)
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西陽さす屋外プールはお湯のよう 2キロ泳げど涼は得られず(出張中さぼり)
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朝起きて迷惑メールを掃除する ゴキブリよりもしつこい奴ら
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関東の「標準蝉」はまだ鳴かぬ 関西はもう鳴いたのかしら
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気象庁「標準蝉」を飼っている(たぶん) これが鳴いたら梅雨明けと言ふ(桜の「標準木」みたいな)
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引出しに入れておいたら殖えたそな ふしぎないきものケサランパサラン
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ねぎ匂う君のくちびる糸ひいて 七月十日は納豆記念日
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葱の香や麦飯にのせ頬ばれり 七月十日は納豆記念日
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鮎解禁!年に一度は食べたやな ほろ苦いワタ川藻のかほり
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ファン付きのジャンパーみたいな服着たい ダンディズムさえ邪魔しないなら
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少しだけ風が涼しい朝だった これで最後の通勤の朝 っとか言ってみたい
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ジュラ紀には産業革命なかったが 今より+10℃の暑さ
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ギフテッドとまで言った猫母よ 鐘一つでも傷つくなかれ(そもそも出られるの?)
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この時局船頭の腕試される 不慣れな者に舵は渡せぬ
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おじさんと言われることは耐えられる 「い」の字入ると承服できぬ
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汗臭い匂いの元は自分かと 不安になってくんくんチェック(電車にて)
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七夕は例年いつも曇り空 概念だけのミルキーウェイよ
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名を馳せた18世紀の絶対王 タイツ姿がちょっとカワイイ
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キングとはフューラー総統とは異なれり わがまま爺さんされどじいーちゃん(楽観?)
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夢Qを一日読んで夏籠り 戦争前の男と繋がる
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十億の国民統治の装置には 民主主義など間尺に合わぬ(と、習さんは言いたい)
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南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経 と唱えてもそれは単なる書籍の背表紙
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陽焼けした背中の皮がほころびて 蝉の羽化する痛みを思ふ
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残りめし瀬戸風味かけ冷や麦茶 けふのお昼はこれでいいやと(暑いし)
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蜩がかなかな悲しと鳴く頃に 私の寿命も少し減る哉
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ギギと鳴く今年も彼らがあらはれむ あと三月ほどかまびすしき夏
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夏プール見知らぬ人と競い合う 抜かれてなるかムキになるアホ
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猫母が冷やし中華で呑む酒は それはもちろんマタタビ酒だね
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枝豆ともぎり胡瓜ととうもろこし 鰯の梅煮に酢茗荷添へて(夏のごちそう)
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