刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。

季違いのもがり笛熄む丑三つに 蛙の鳴き音ふいに戻りぬ
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蛙鳴く里山の宿台無しに 女房がんがんテレビをつける
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無自覚な自傷行為か高鼾たかいびき 血にじむほど喉を震わせ
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水張田に鈴振るような音満ちて ああ今さらに、これがカエルだ
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筍の皮は纏えど背高くて 煮ても焼いても食えなく育ち
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高原はなお裸木のまさる頃 牧場に幽か早緑さみどり萌ゆる
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産休で職場を離れる同僚に ろくな言葉もかけてやれずに
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弁当にペットボトルにスマホ2台 日ごとに嵩む鞄の重さ
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雨に濡れ萎れ俯くツツジ花 父性本能やや疼きたり
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ラム肉のカレーライスを食べながら 「異邦人」などハミングしをり
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今晩はカレーライスの予告あり 土砂降りの中家路を急ぐ
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緑青ろくしょうの社の屋根を覆ひたる 銀杏の若葉さらに翠の
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鳥辺野にただ捨てらるる習慣ならひにて 我らもいずれ残骨灰に(「プラン75」観て)
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贔屓目に見てもやっぱりなんとなく パっとしないね昭和天皇(バタフライエフェクト観て)
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秀吉の兵糧攻めによく似たり トランプ王の海上封鎖
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雨よ消せ吉里吉里国の山火事を 独立の夢あの頃のまま
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銀座線東亜最古の地下鉄に 白煙立ちて足留めの朝
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季の移る境に身体からだ慣れぬ折 躑躅の香り甘やかに嗅ぐ
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戦場に植ゑて兵士を養ひぬ 諸葛菜とは蕪の異名ぞ
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ぬか床に三日寝かせた白かぶら 刻んで待つや明日の朝めし
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帰宅して夕食前にごろ寝して 妻に起こされ晩酌始む
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そら豆にえんどう豆に枝豆と 露地もの茹でる季節を迎へ
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舌よりも鼻で辛みを味わひぬ 生姜山椒に山葵に茗荷
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添え菜に生姜と茗荷の酢漬け出て 春も区切りと鼻で感じつ
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映像の凪の海には眼に見えぬ うねりに満ちた波の本質
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今年初冷し中華に舌おどる 甘酢の冴えと茗荷の香り
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四着の夏の上着のローテーション 三周半で運用休止
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黒月曜幾千回と繰り返し ヘーキになるのが大人というもの
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十五年亀は全く衰えず 小さな家を一歩も出ずに
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春秋嬉しされど夏冬あってこそ そういうふうに幾年暮らし
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