刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。

腹さぐり合従連衡みぎひだり 下馬評かしまし酒の肴に
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お酒はね心の傷に塗る薬 早めに塗れば痛み治まる
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めし食って湯舟に浸かり腹見れば 恨めしいかな食欲の秋
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霧雨を坊主頭が感知して 冷えた空気の訪れを知る
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ミスをするミスをなじる者もいる そういう時は黙って修正
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斗酒百篇 杜甫下戸李白上戸にリスペクト 酔って駄歌詠み翌朝まっさお
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少し青い甘みがなくて酸っぱくて そういうトマトに塩かけて喰ふ
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あつめしのまんなかあたりに穴を掘り なまたまご入れおしょゆをちょびっと
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特売のアメリカ産の松茸も 酢橘しぼれば極上の菜
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六時間トイレに行かず眠ったら ああよく寝たと自分をほめる
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歳食えば失敗しても謝らない わざとじゃないと威張って応ふ
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歳下のあの俳優がじじい役 秋風脇を冷たく抜ける
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猫母が雲雀のバッジ得らるる日 頬杖ついてあくびして待つ
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大阪から東京に向かう新幹線 みんなチーズカールを食べている カレーカールも復活して欲し
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独身の息子の部屋はラディカルで ゴキブリも棲みコウモリも棲む
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心臓の薬と偽り服んでゐる ビオフェルミンをこっそり収ふ
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漱石も子規も仰天伊予の街 まんじゅうになり団子にもなる
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ほうしぜみ秋も鳴くなり松の山 汗を拭き拭き天守に登る(松山暑いっ)
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田舎空 合図花火が炸裂し運動会が始まってしまふ(体育は苦手でした)
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『カナリア』のスタライには茹で玉子 ウデスタ一択あせだくだくに(赤茄子日本翁、同学ですなっ)
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瀬戸内はさざ波たちてただ碧く いついつ見ても言葉さがせず
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駅ビルが屛風のごとくはだかりて 街並み見えぬ野暮な京都駅
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西へ西へ息子の暮らす伊予の国 親ばか二人おかず背負ひて
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65のゴールポストは動かされ 75まで働かなくちゃ
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梅地下でエッグマフィン朝マックをほおばった あの頃はまだ新入社員
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こほろぎのひそむくさむら鈴が鳴り 長袖の先しかと留めたり
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ただ眠く夏の疲れが誘うふ夢 寝待ちのうちに月を見のがし
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無造作にぎんなんの実を踏み潰す あとの悲惨を知らぬ胡の人
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靴底でぎんなんの実を踏まぬよう おそるおそると人の行き交ふ
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女房にカラスが糞を垂れたから 運が付いたと宝くじ買う
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