Utakata
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刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。
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奥歯から頭蓋に響く音させて いぶりがっこを噛みしめてゐる
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轟
(
ごお
)
と吹く前線通過の追い風に 五月の葉々は散ることもなく
16
この年はいかに侵攻しようかと 熊の総理は閣議を開き
16
気にしない五月の強い紫外線 しみもあばたも今さらのこと
15
あの家の
生計
(
たつき
)
は如何深山なる 神栖むほどの杜に囲まれ
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谷川にずらり吊るせし青と赤 鯉の目刺を干したるがごと
20
季違いのもがり笛熄む丑三つに 蛙の鳴き音ふいに戻りぬ
18
蛙鳴く里山の宿台無しに 女房がんがんテレビをつける
16
無自覚な自傷行為か
高鼾
(
たかいびき
)
血にじむほど喉を震わせ
12
水張田に鈴振るような音満ちて ああ今さらに、これがカエルだ
22
筍の皮は纏えど背高くて 煮ても焼いても食えなく育ち
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高原はなお裸木のまさる頃 牧場に幽か
早緑
(
さみどり
)
萌ゆる
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産休で職場を離れる同僚に ろくな言葉もかけてやれずに
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弁当にペットボトルにスマホ2台 日ごとに嵩む鞄の重さ
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雨に濡れ萎れ俯くツツジ花 父性本能やや疼きたり
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ラム肉のカレーライスを食べながら 「異邦人」などハミングしをり
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今晩はカレーライスの予告あり 土砂降りの中家路を急ぐ
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緑青
(
ろくしょう
)
の社の屋根を覆ひたる 銀杏の若葉さらに翠の
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鳥辺野にただ捨てらるる
習慣
(
ならひ
)
にて 我らもいずれ残骨灰に(「プラン
75
」観て)
18
贔屓目に見てもやっぱりなんとなく パっとしないね昭和天皇(バタフライエフェクト観て)
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秀吉の兵糧攻めによく似たり トランプ王の海上封鎖
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雨よ消せ吉里吉里国の山火事を 独立の夢あの頃のまま
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銀座線東亜最古の地下鉄に 白煙立ちて足留めの朝
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季の移る境に
身体
(
からだ
)
慣れぬ折 躑躅の香り甘やかに嗅ぐ
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戦場に植ゑて兵士を養ひぬ 諸葛菜とは蕪の異名ぞ
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ぬか床に三日寝かせた白
蕪
(
かぶら
)
刻んで待つや明日の朝めし
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帰宅して夕食前にごろ寝して 妻に起こされ晩酌始む
16
そら豆にえんどう豆に枝豆と 露地もの茹でる季節を迎へ
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舌よりも鼻で辛みを味わひぬ 生姜山椒に山葵に茗荷
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添え菜に生姜と茗荷の酢漬け出て 春も区切りと鼻で感じつ
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