刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。

めらめらとナショナリズムの可燃性 西洋蹴鞠の大会ほどの
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この年も入道雲を見つけたり 夏至も間近な東の空に
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少しでも砂が残れば台無しの 浅利蛤(あさりはまぐり)いかに鮮でも
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まな板に打ちつけられて赤貝は 身をビリビリと蘇らせり
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酒蒸しの夏はまぐりは口を開け 溢る潮に三つ葉散らせり
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「背筋良し」人に褒められ訝(いぶか())りぬ 背を反らさねばもの見えぬだけ
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鰭に塩飾られ焼かる身はいかに 藻の味苦し鮎のはらわた
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えび こはだ あかがい あなご はまぐりと がりとわさびと むらさきの宵
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陽よけ服 袖口にある切り込みは 親指かける仕組みとぞ知る(女子社員に教わる)
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「なめとこ山の熊のことなら面白い」 この書き出しの話を思う
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あそこには桜田一家が住んでいる そんな気がするサクラダ・ファミリア
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無花果の付いたばかりの青い実を もげば滴る乳色の汁
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僅かでもズレがあったら開かない ホームのドアと車両のドアは
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落札の祝いの席は楽しくも お団子だけは食べるべからず
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剣道の間合いを計る呼吸にて 金利を上げる頃合を読む(与信仕事)
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一面の鉛の色の梅雨空に 紅を点ぜよノウゼンカズラ
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句読点打ちたくなって喫煙所 となりのビルの夏草の屋根
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ヒジャブなら毎日お手入れサボれます 回教女子の本音はそこか
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地下鉄のヒジャブ女は頑なに 男の目から髪を護りぬ
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劣情は髪が唆ると思いきや 回教女子はヒジャブで覆う
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車内では通話禁止のお約束 奇妙な国のガラパゴスルール
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投げ入れた文化の坩堝はなま煮えで 素材の形なおも露わに
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づけ鮪麦飯にのせ海苔ちぎり 刻み茗荷を簾に見立て
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憲法の義務に応えて兵となる 司馬の言葉は三島に勝る
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檀ふみに紺野美沙子に芦田愛菜 この系譜こそ日本の良識
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司馬三島安部と大江の比較表 コパイロットは即座に示し
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雨季近し木ノ下闇の腐葉土に 夏の虫らの蛹脈打つ
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本格のハイレグ水着の鯱(シャチ)姫に 追われて泳ぐ私は鰯(日曜水練)
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梅雨寒の街ゆく人の服装は 長袖七割半袖三割
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「あれをせよ」「これをすな」との貼り紙を そこそこに貼る女房小賢し
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