川野三郎
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歌人であるよりも、三十一文字の詩人でありたい。風に羽ばたく・鳥にあこがれて。

思ひでは焼いてしまおう馬なめし武蔵野原とかへりゆくまで
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心にもない雨がふる花がちる憂き身はともにながれて海に
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客観と云って可なりや・SNS・小さな窓にうつる世界は
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節水のせせらぎ春の雨まちの人のいとなみおもひやらるる
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資本主義、豆まき恵方巻喰らひバレンタインには恋も商売
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将棋でもさせば自由のわかるてふ西部邁はすでにいない世
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幾たびもゆきつもどりつした道をまたゆく春のあらたなる日に
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はこばれてゆく食べものをながめてる「いってくるにゃーん」ここはジョナサン
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人のよく生きようとする言の葉の力あやしくものくるほしく
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ひろひよむテキストのそのはしばしの私を変へてゆかむ未来の
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冬たどる春のうたうたうたふまにこよなきともは電気ヒーター
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懸案をいくつかかたづけたあとの秋のそらにはこころあそばむ
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あの人のあの言の葉のぬかるみに心の鬼はゆきなやまされ
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指ひとつおとした人の鮮血のブルーシートのうへの革命
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曇天の空のかくしたお月見の宵にさけばむおーい……革命!
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物事にとぢめはあるとしりながらなんて悲しいあなたの首は
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喧騒の予兆を街ははらみつつ囃子太鼓とあそぶ音のこ
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鳩っこよ宵はどちらでおすごしか都市も君らの自然なのだね
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そんな気はしないか君は生きてきたことそれ自体夢のようだと
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この街のどこかに君のいることをしってか道をぬらしてく雨
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信憑はいまここにあるまぼろしとしてもこぼれてゆく砂となれ
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泥じあひ疑心暗鬼になりましたありありありが歩いています
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界隈は瓦解しましたしかすがにきれるわけでもなく人のなか
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腹痛のおちてくを待つときのまにおもふ革命、その可塑性を
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はたらけるうちははたらくそのあとで原にはらばふ亡骸となれ
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なぜそれをいいねしたのかわからずに私はここにいますあなたを……
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あとかたもなくなりましたそれでよい夢も記憶も更地となって
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属性で人をわかった気になって僕はおろかなソクラテスです
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そんな気もないのに君に恋をしてきみどり色のシャツがおにあひ
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そのさきのことはしらんよどうとでも砂塵まきあげ風のふくふく
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