Utakata
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川野三郎
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歌人であるよりも、三十一文字の詩人でありたい。
かつて朔太郎曰く「詩はただ、病める魂の所有者と孤独者との寂しいなぐさめ」と……
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存在はほつれた糸の断片と化してをさまるデータセンター
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雪よもう君は忘れてしまったか記憶のつちに春の雨ふる
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まだ見ざるたそかれときの思はれてすでにさみしきあかつきの城
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歌いくつよみすてたまま野ざらしになってはくれてゆく春ですね
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ふくらんではじけて消えた風船の私はどこにいたのだろうか
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ラテアート*ハートつらぬく愛あらばうれしからましを君がからだを
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寂しさは自らけがすことなのかそれとも君のない生活か
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わかるてふこと葉のかるさ*わかるてふ気がしただけと知らない風に
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本を手にしてはねころぶ空のした旅してゆこうひろきこころを
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未発表短歌いくつかありますが実を結ぶかは知らない花瓶
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ぽっかりとのぞきこんでた幸福はいとしき人の大きなあくび
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壁といふものに囲まれあやしくも庇護されてある人のこころは
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いのちとはいたはしきものしかすがに人のことには思ひかけない
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君の背を抱いて跳躍したせつな夢から落馬した僕でした
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閉ぢられた本にサインはありません。しかし余情はいまだくゆりて
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塔はないいまはもうない記憶には燦然としてまがひかねつも
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のりあひの車は木々にわけ入りてもうじきですよあなたのお墓
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欲情のあふれゆくまにカレーライス焦げていたのは愛か未来か
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花は咲きまた散りゆくを人の世に老いてあるのはただ見るためか
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空間をさまよふ視点*ひびく声*さかまく好奇心はかなたに
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呼んでいる誰かの声を耳にして窓をあけるとそこは青空
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端的に事実をいふと私には生きることそれ自体がつらい
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あこがれの地球のくらしけふからは一緒に食べられますねおにぎり
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春雨の濡らす大地は黒々とはるかあなたは筋肉隆々
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街路樹の陰にいとしき人はなくきえ失せたのはあなたか僕か
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みづからのうちよりあふれくるものに苦しんでいるあなたは詩人
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村祭いまはない鬼いづくにかさすらひのはてをさまりし墓
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ポワントでたちしあなたの視線へとまぎれてさりげなく僕ですよ
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盃に花びらひとつうかべてももはやかへらぬおもかげに友
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蜘蛛の子をちらす予感をはらみつつ青嵐の吹きすさぶ騒擾
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