Utakata
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まんまるだんご
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2023年11月より、救われて一日一首めざしおり三百を超え三日坊主が うたかたのみなさまに感謝してます
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青春は多彩な色で日替わりの黒のページの次は真っ暗
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キャンプファイヤーわがままがいて湿る火の浜辺の遠く漁火灯る
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うな丼は父の日祝う贈り物 土用丑の日卓に昇りぬ
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大相撲ハラハラ勝負の凪の間の浴衣姿は意匠の涼し
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夏陽浴び百日紅の花鮮やかに逝く紫陽花の
供花
(
くげ
)
とおぼゆる
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テレビない昭和のこどもの楽しみは花火に興じる涼しき夕べ
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雲海を見下ろして立つ羅臼岳翳一つなき蒼空の底
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青信号通のまんなか点滅に焦る亀爺手を挙げ おなりー
9
デカ亀が居間で待ってる孫娘の白い手離れかくれんぼする
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朝一番交わすことばにうなだれた花に生気を清けき雨ふる
13
病院の採血未熟な技師もいる二回目チクリまたも失敗
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ガンセンター 待合室は
静寂
(
しじま
)
なり梅雨明けの空遥かな水色
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道端の二枚の藍の露草はふたりの淡いときめく出会い
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雲間より遥かな青に誘われてほぐるる夕べを雷鳴の裂く
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温暖化すすむ原因一つには店内冷えすぎ急ぎ退散
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コンクリの裂け目に顔出す日照草 鉢花枯れしこぼれて生きる
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南天の細枝につらなる雨の玉弧になり君に思いを届ける
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いちじくも恵みの雨にリラックス葉陰の小坊主雫をなめる
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赤い実の万両の過去たづぬれば白の小花は雨に濡れけり
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吹く風にこころまかせて雲を見る梅雨のもどりの気まぐれの
涼
(
りょう
)
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桃もろた福島自慢の爺ひとり今はいずこに家毀されぬ
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巣立ちする空に線ひく曲芸のつばめの四羽古巣をのぞく
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ごちゃごちゃの資材置き場のわきに咲く白い昼顔待つ人のなく
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草取りの予定を反故にしutakataの涼風に聞く四十度の報
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紫陽花は満月のごと
清
(
さや
)
けくて七夕星の逢瀬を照らさむ
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猛暑日にミミズ這い出し地獄絵の群がる蟻が野辺送りする
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店の中書いた願いの短冊が星空見たいとまちわびている
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窓の外遊ぶ子いない昼下がり花もひるねや猛暑がうだる
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夏日さすあえぐ紫陽花かたわらに木陰の花は浴衣で涼む
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リハジムの腕をひろげて前にだし繰り返してる巣立ちの燕
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