まんまる
134
145
投稿数
1251

ネームは木喰上人の歌よりいただきました。八年前より闘病中ですが寛解の身です。リハビリに励んでいるなかUtakataに辿りつきました。短歌を始めて三年で我流です。自分史をうたに詠もうと思いつきました、気がかりなことは平和と格差の大きさです。よろしくお願いします。

荒れ果てし園の花壇をスコップでガリガツ拓くひまわりの夏
21
風吹けば尺に伸びたる紫陽花のももいろゆれる蟻のブランコ
27
七夕のたどたどしい文字抱きしめる「ママが一生死なないように」
28
通り行く園児がきれいとママに言うはずかしうれし初の朝顔
30
一筋の残雪の富士雲晴るるがんの道にも梅雨の明けむや
33
パパ迎え七夕飾りの短冊に少女の願いは夜勤のママへ
29
高邁な精神捨てて泥まみれレッドカードのFIFAの祭りは
25
紫陽花の青の手鞠のあいあいと根元に咲ける小さきつゆ草
33
笹舟に雨のせ流れ七夕の重き愁いもうたかたに浮く
28
夕暮れの「七つの子」てふメロディーにゆれる遠吠え夏の老犬
30
山の湯の露天に映る忍草 千々ちじの想いの浮かび揺らるる
33
記念日に自由の女神の瞳から涙の雫海へ流るる / 7月4日
32
目をこすり灯下に学ぶ工員の夢追う君に道を教わる
30
ドウダンの絹のベールの蜘蛛の巣は姫のしとねか露の宝石
29
朝顔の咲き初む青に「おかえり」を巡る季節に会いしときめき
32
胸騒ぐ「スピード感」は悪法へ泥沼のなか花の影なく
22
公園の木立のベンチにホームレス遠くを見つめ緑に溶けぬ
23
赤貧に格差の小言積もる日は風に流れる色即是空
24
通り行く寂しき人に微笑みを梅雨の止み間の庭の朝顔
30
細き身の朝顔の蔓たくましく空をめざさむ巻きつ昇れり
27
雨に濡れ咲き初む花は祈りこめ通院励ます青の朝顔 / 6.25
31
日教組と指さす人のあるなかを我は子らと平和を問へり
20
点滴をつけて床臥す雨の夜にガイアの怒り揺れにおろおろ
26
紫陽花に負けじと傘の花ひらく雨を彩る登校のまち
26
のくれしシャツをパリッと老紳士 連れられ花の癌センの朝
28
甘夏の玉のみどりご落ちし朝 水子地蔵の甥を想いき
25
ご近所のばあ様くれし青胡瓜二本飾ればみずみずし居間
26
サッカーに沸き立つ国のかたすみの木立にこぼるるせせらぎの音
26
お祭りに酔ひし父さんなだめつつ向かう家路に遠き夕焼け
31
雨音の闇夜に浮かぶ赤き葉を流るる水と詩に掬ひぬ
30