まんまる
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ネームは木喰上人の歌よりいただきました。(少し名前を変えました。)八年前より闘病中ですが寛解の身です。リハビリに励んでいるなかUtakataに辿りつきました。短歌を始めて三年で我流です。気がかりなことは平和と格差の大きさです。よろしくお願いします。

挿し木せし去年の紫陽花枯れ色のなかより萌ゆるみどりごの声
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詫びつつも折りしあやめを瓶に挿す窓辺に匂う紫の風
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夢浮かべ童の瞳に水馬あめんぼの輪の揺れ消ゆるセピアの初夏よ
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たんぽぽの綿毛のぼんぼり崩れつつ夢こぼるれど明日へとつなぐ
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ふるさとの亡母ははの古屋にヒメジョオン我が世とばかり緑風の波
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透き通る染まる君の緑風に病葉の影まだ知らずいて
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きみのにままごと遊びのこばんそう シャカシャカと鳴るふるさとの空
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故郷捨つ我の背を刺す母ののやさしき光りに永遠の傷あと
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根元より切りし芙蓉の古株にみどりご生まる立夏の風に
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木陰にも青葉をまとい錦木は錦を夢む木洩れ日の初夏
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行き場なき子が公園の隅で噛む乾いたパンのこどもの日かな
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文は武に勝ると信ず叡智こそ灯す明かりに闇を照らせり
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富士の湯に噴火の如く泣く子見て想い巡らす我も子のとき
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鯛焼きに釣られ五歳は母のとも重き買い物鼻高々と
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笹巻にふるさとの風包み入れ笹の香に染む母の面影
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星の夜に人道支援の旗掲げ光りに染める「地球のステージ」 / 桑山紀彦氏招き開催の夕
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泡沫の歌人の跡の消えゆきて何処へ流るる赤き病葉 
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薔薇見てもこころ遊ばぬ記念日は軍靴の音迫る風吹く/憲法記念日
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歌のみの「屋根より高い」空見上げぼくの戸口の小さきのぼり
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馴れ合いと思われ痛みの傷深く去る人恋ふる哀し晴れ風
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雨露のあやめの甘き香りたつ嵐の去りしさやけきあした
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山羊さまも去りゆく人か今気づくクリスマスローズの奥さま想う
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「うたかた」やの日々にあり支えられ明日へのいのち紡ぐ湧水
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白鳥のやうに美しい言の葉を残し飛びゆく人の温もり/お帰りをお待ちしています麻ださま
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露天の湯 楓の新葉風に揺れつばめのやうに空に舞いけり
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「ありがとうございました」はさよならの明日へのいのちゆらす風なり 
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春の蝿惣菜ケースに居座りて 鯛や平目の龍宮の夢
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ねじれたる古木に藤の花ゆれて風にささやくゆかりのおさげ
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娘より「和顔愛語」と諭されて寂しき顔のピエロの笑い
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竹の子の荒神さんに秘密基地あえなくほどく母は黙って
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