まんまるだんご
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抗がん八年記録挑戦中、
Utakataに救われ

一隅を照らす灯りの石蕗つわぶきは誇らず咲きて落ち葉を抱きぬ
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宰相の本音ポロリに弁解も軍靴のをまどろみに聞く
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秋風に秋明菊の細き身の白花ゆれて散り行く夕べ
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ふるさとの妹からの豊の秋 赤い柿食む陽だまりのなか
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隙風すきかぜしこりほぐすや山の湯に妻の生まれ日 紅葉の今日 / 11月7日
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補聴器を贈るというのやさしさに小春日和の秋桜の海
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錦秋のもみじ映した山の湯にゆれる湯波に吾はほどきぬ
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癌センでとなりの清きシスターにいただく灯り「神のご加護を」
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夕日さす霊峰富士のすじ雲に魅せられ侍る鯨雲かな
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陽だまりの文化の日にぞ木枯しの舞台に飛び入り落ち葉の舞いなり
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木枯しの一号雲を掃き清め澄みし御空に十三夜月
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公園にMLBの青き旗 違和感あるも快挙に踊る
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秋風の淡き夕日に密やかに秋明菊は細き手をふる
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富士山は初雪浅く地肌見せ墨絵の筆のかすれの如し
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駅前の大樹揺るがす椋鳥のひしめく声やハロウィンの妖
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闇迫る秋明菊の白魂しろたまが仄かに揺れるハロウィンの宵
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地頭顔 泣く子も黙るのもとにワンコはシッポふりふり寄りぬ
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霧のふる朝のバラ園みな濡れて涙の露は遠きあの日よ
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懸命なピエロの笑い裏透けて月夜に恋ふはモナリザの笑み
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力こそ正義と紛うこの星にレノンよ吹かせイマジンの風
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初雪の富士の寒さにふるえつつ朝顔天へ召されて逝きぬ / 10月23日 花の終わり
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この星の真中まなかに咲いて誇れとふ眩し言の葉くうに舞いけり / アベノミクス幻想
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ケアマネは聞き上手なりの重き口も涼しやことの花咲く
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米減らす耳を疑う新任のげんに戸惑う氷雨の稲田
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飛沫しぶき上げ鴨の降り立つ水鏡 静寂に波紋 円を描けり
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天空のメタセコイヤの梢占め下界眺める烏丸の愉悦
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海渡り帰りきたるや小鴨らが線引く水面に秋風の色
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サッチャーの世には女王の光りあり「早苗」習えよ英の伝統 / 天皇の世子
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飄々と枯れすすきにぞ光りあり「過ち」詫びて星になり逝く / 村山首相101歳の旅立ち
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抗癌の谷深くとも花は咲く霧ふる径を歩き始めむ
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