まんまる
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ネームは木喰上人の歌よりいただきました。八年前より抗がん剤治療中です。リハビリに励んでいるなかUtakataに辿りつきました。短歌を始めて三年で我流です。自分史をうたに詠もうと思いつきました、気がかりなことは平和と格差の大きさです。よろしくお願いします。

杖の音にワンコ止まりて首傾げ見知らぬ婦人(ひと)とおはようの径
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亥の刻の家路の空のゆりかごに夢をゆらせる弓張月よ
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青空に叶わぬ夢を預ければ秋明菊の透き通る朝
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馨り咲く星の生まれし悦びに赤児を抱きて空を見上げぬ / 母
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緊急のごめんなさーい年賀状住所録のアプリ流出 / ソースネクストの情報流出悪夢です。
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AIに答を委ねゆく群れにアラート響く冬ざれの街
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旧友のサラブレッドを離れ来て荒れ野を行けば白百合の咲く
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逆光の光る夕べのブナ木立 水のいのちの神と思ほゆ
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枯れ葉舞ふ谷の浅瀬に網かまへ童のふたり夢を掬へり
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久々に独楽(こま)の如くぞ回りたる頭脳クリアの運転講習
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懸命なピエロの笑い秋風に剥げし化粧を照らす月影
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枯れ葉踏む乾きし音の温もりの小径にひとり秋に染まりぬ
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蒼天へ真白の八重の酔芙蓉 ふわりなでゆく蜂と秋風
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雲間より優しき光の半月に病む歌人(うたびと)へ祈りの夢路
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ひととせに二度剪(き)る枝を案ずるも白桃ふわり酔芙蓉咲く
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水の輪に静寂を破る鳴き声の鴨のプールは秋の光に
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力抜け溺れるごとく妻の手に縋り沈みぬ脳梗塞に
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思い満ち知らぬ夜道を漕ぎ行けば門(かど)は見えずにペガサスの空
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大病を二つ抱ける夫(つま)とゐて野分けに揺らるる秋桜のごと
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治療日を減らす許し出(い)づ日には雲の残るも広き青空
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クリスマスリースになるを待つ君は砂丘で拾いし松ぼっくりクン / 鳥取砂丘
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ふるさとの三歳(みとせ)ののちの我が家は蔦ぞ絡まる亡母(はは)も帰らず
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醜くくてアヒルと育つ白鳥が舞いくる報を歌壇に待てり / 北の国のみなさまへ
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シンシアの涙の海に今日も暮れ名月隠れ「後(のち)の月」待つ
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秀吉の夢の夢なる侵攻の韓ドラ見れば身の縮まりぬ / 火の女神ジョンイ
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小兵の力士の勝ちに踊る子のテレビの画面にひとりの拍手
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寛解の軽き響きは秋の空今なお晴れぬ治療の予約
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目の悪きじいじいの乞ふ新聞を声だし読めば缶けりの音
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点滴の間(あわい)の日々に秋を吸う野分けのあとのぬける蒼(あお)空
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お彼岸に亡母(はほ)に桔梗を手向けんとつのる想いを秋風ゆらす
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