Utakata
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まんまるだんご
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抗がん剤治療とリハビリ七年目Utakataに救われ
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ミンミンとカナカナ蝉の合唱が消される
街路
(
みち
)
に酷暑の哄笑
21
病院の前でペチュニアうす桃の思いにゆれる秋風の朝
26
受付にパンダを握る小さな手 百日紅咲くガンセンの夏
24
エアコンに役目奪われ風鈴はうなだれ見入る涼し朝顔
27
待ちわびる芙蓉の花は遠からず 伸びゆく空へ 蝉の声援
26
精霊は流れて空の雲の舟 彼岸へ帰る蝉のなく朝
29
幼子の自転車先に母の引く大犬ゆたり夏の朝行く / ゴールデンレトリーバー
24
ご母堂の葬儀出られずホームラン「衣笠」伝説思う盆の
灯
(
ひ
)
21
先人は満月仰ぎ盆おどり 今宵の下弦に精霊嘆く/ 先人は旧暦の盆
21
お土産のアイスキャンディに群がりて争う五人の絆に縋る / 五人きょうだい
25
山里に神戸の海の風吹かせ姉の土産はハイカラのシャツ / 忘却の淵に光れり
24
母眠るふるさと遠し盂蘭盆会 墓参せぬまま疼く闇の夜
37
子を残し不惑の年に友は逝く 力の萎えし 盆がまたくる
31
ご褒美に妻とデートは束の間のロミ·ジュリ気分 ジェラート涼し
22
慈雨降ると悦ぶ精霊雨なれど荒ぶる雨に呑まれゆく肥後 / 哀悼と鎮静祈りつつ
28
愛犬の遠吠え聞こゆ雨音に君は逝きけり看取れぬままに
35
日々
(
にちにち
)
のうたを紐解く楽しみを奪う病魔とナガサキを観る
34
雨戸あく朝の光に赤青の
一日
(
ひとひ
)
のいのち紡ぐ朝顔
33
裏方に冷たき視線の
MC
の説くヒロシマに蝉しきりなり / 平和公園ロケ裏方体験記
25
物高く楽しみ削る慎ましき君の弾むはあさがおの朝
28
アガペーの御空に光る十字星 導きあるに煩悩の闇
25
雄風に虫と木の実の降るなかにプリマの如く
鶺鴒
(
せきれい
)
は舞う
31
断食で核に抗議の
翁
(
おう
)
掲ぐ原水禁の御旗がゆらぐ / 故森滝市郎翁
21
被爆者の祈りに辛苦のさらにますノーベル賞にも嘆く鐘の音
30
飛び込みぬ阿鼻叫喚の熱き川 今水涼し祈り流るる
26
擁壁の魂のこる空蝉を触れば指に虚ろ
音
(
ね
)
のする
25
雄風
(
ゆうふう
)
に揺れる
一日
(
ひとひ
)
の白
木槿
(
ムクゲ
)
痛みをゆらす純白のまま
28
空めがけ逆上がりの子 鉄棒の上で茜の雲に染まりぬ
32
知床の店の路上に繋がれた子熊を照らす
永久
(
とわ
)
の夕焼け
28
亡母
(
はは
)
の香の満ちる空き家の月見草背伸びして待つ灯篭の灯り
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