まんまる
140
149
投稿数
1287

ネームは木喰上人の歌よりいただきました。八年前より闘病中ですが寛解の身です。リハビリに励んでいるなかUtakataに辿りつきました。短歌を始めて三年で我流です。自分史をうたに詠もうと思いつきました、気がかりなことは平和と格差の大きさです。よろしくお願いします。

非核策変えゆくことを隠しつつ堅持とうそぶく原爆の日に
21
原爆忌過ぐも絶やさぬ祈りの灯 風の強きに揺れて光れり
22
ヒシャブつけ緑のがくに顔隠す 萎るひまわり夏の夢の環
22
長崎の坂を上れば哀しみの歴史を秘めし聖人の風 (二十六聖人殉教)
31
キノコ雲立ちしヒロシマ黒い雨 いまドームの空へ鳩の飛び立つ
27
黎明に羽化なす蝉のいのちかな 心揺らるる神秘あふるる
30
ヒロシマを劇で演ずる生徒らの瞳に静かな平和の祈り
36
まんまるの穴を残して蝉しぐれ三歳みとせの夢は刹那を歌ふ
31
ヒロシマの川の流れの木の葉舟 原水禁の旗に辿りぬ
29
背の高き草の穂先へ上りつめうきよに飛び立つ空蝉うつせみの夢 (ヒメムカシヨモギ草)
32
断食に核へ抗う師の灯り嵐を忍び永遠とわに光れり  (故森滝市郎先生)
18
空蝉を探し集める母と子に蝉しぐれふる夏の絵日記
33
幾人の生徒に傷を負わせけむ弱き小さき声が佇む
21
鉢植えのひまわり五輪咲き揃ひ一輪陰向く我の化身は
27
病室の窓に訪ふ夕風に君を想いてゆれる祈りは
28
ライオンのたてがみ纏ふ向日葵は夏に焦がれて太陽を呼ぶ
29
蜂を呼ぶ恵比寿顔なるひまわりのゆれてときめく初恋の夏
33
貧しきを自由の女神守らむや三割安の公営市場 / ニューヨーク市長政策公表
22
おてもやんの調べのまちを襲うなゐ 瓦礫の底にうめきの夜明け
30
バンダナの駆ける翁は夢高くお花畑の峰に立つらむ
23
星の満つ馨る夜空に君の声 荒野の闇の静寂に光る
24
七色の和紙の風鈴きみの手で日々を彩る涼しき夕べ
31
漁り火の遥かに灯る浜辺にはさくら貝の夢なでる潮騒
30
ポピュリズム声なき声を踏みにじり笑いで化かすドタバタ芝居
21
看護師があなたは歴史と笑いつつ癌と生かされ八年やとせを紡ぐ
35
鉢植えのらいおんの子の向日葵が笑顔で二輪おはようの朝
28
羅皇といふふるさと薫る大西瓜切ればルビーに染まる夕暮れ
27
折々に心折れる日あさがおの花がら摘みて明日をささやく
32
うたかたのうたに癒され頷くも流れの底の氷の笑みは
27
泥沼の蓮見て咲きし発明の撥水とふ自浄の不思議
23