まんまる
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ネームは木喰上人の歌よりいただきました。八年前より闘病中ですが寛解の身です。リハビリに励んでいるなかUtakataに辿りつきました。短歌を始めて三年で我流です。自分史をうたに詠もうと思いつきました、気がかりなことは平和と格差の大きさです。よろしくお願いします。

夜学の灯 部活の劇にはまる君 ナポレオン墜つにわが身重ねつ
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気を吸へば太極拳の声響き朝の静寂しじまをセキレイの跳ぶ
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我に似て作法の悪しき椋鳥がヤマモモ散らす朝餉のひろば
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野分け去りまたのあしたの静けさに厚雲仰ぐ紫陽花の色
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種蒔きて芽吹きしばかり秋桜の細き身揺るる大風おおかぜのなか
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ウオウオーと吠える嵐の警報もデイケアあつく使命に燃ゆる
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台風に山法師ゆれ大波にごみ袋ころぶデイケアの道
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老木の落ち葉の空に白き花 泰山木は夢を浮かべり
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衣更え眩しき君の白きシャツ車窓に映る夕暮れの汽車
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ガリ版の金釘文字にジョンレノン歌えばつなぐ夜の教室
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垂れ髪をバサリ切るに似てひやり生け垣断てば未練に満月
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川崎の煙の下に汗流し涙ぬぐひて夜間高校 / 高度経済成長期
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AIの愛のささやきをちこちに破滅へ誘うハイドの笑い / ジキルとハイド
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七年も温き看護師今日限り去りゆく空に十三夜の雲
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種を蒔く願う芽吹きを朝顔の笑顔を待てり夏の寛解
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小坊主の田植え跳ねてはおむすびも泥顔笑う緑風ふわり
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帯をなしサツキの落つる朝の道よけて歩かむ残り香の風
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気がつけば庭の木陰にひそやかに浅葱あさぎの色の紫陽花涼し
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寒き朝おごれる初夏の薔薇はみな叩かれ縮れ風にゆらるる
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煌々と学舎まなびやの未来たち浅学菲才をせんせいと呼ぶ ( 1967年)
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冷える日にジューンベリーの暖かき紫赤のまるい実を摘む
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金貸してと頼む生徒の涙目に心惑うも逃げし痛みと
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庭先の燃えるサツキのシャンデリア 病の家を煌めき照らす
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病室の写真からふと招く声 渡って行かむ折り鶴の虹
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抗がんの点滴終えて風薫る刺身に酔えば夜半の悶絶
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婆さんのくれたあの菓子期限切れありがとうにもどんより暮れる
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姫シャラの蕾に小鳥くる庭にあおの小さき夢の膨らむ
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夏五時のチャイムは鳴れど公園に子らの声飛ぶ夕日とどめむ
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挿し木せし去年の紫陽花枯れ色のなかより萌ゆるみどりごの声
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詫びつつも折りしあやめを瓶に挿す窓辺に匂う紫の風
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