Utakata
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まんまるだんご
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抗がん八年記録挑戦中、
Utakataに救われ
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冬晴れや水減るダムの底深く沈みし郷のまほろばの影
41
カッタタタ大樹を叩くコゲラ来て静寂の底に立春の音
40
豆まきの甘き痛みの鬼は今 病を連れて部屋に籠りぬ
33
顔そむけゴミ出す人へ「おはよう」の苦さを連れて青空仰ぐ
34
赤き実の光りし庭の万両を啄む鳥と睦月が去りぬ
42
願いごと叶えず吹雪に佇みて涙の地蔵に雪はふりつむ
31
竹を食むパンダの消えし園のなか働く人の靴の音ひびく
41
俯きて歩めば光る霜の星 朝日に染まり土に瞬く
35
年重ねありのままにと受け入れど深き格差に凩の哭く
32
冬眠の熊の夢らし樹氷みな怪獣になり雪に戯る / 蔵王
31
魚屋にひと皿残る雲丹鮪 宵待ち光る
吾
(
あ
)
の誕生日
29
円安もパンダも雪も渦巻くにポピュリズムへと真冬の解散
30
枝切られいびつになるも空目ざす枯れ木の夢は
風花
(
かざはな
)
のなか
33
凍つる道ハンドル握る手は張りて富士も灰色通院の朝
37
池を出て木の実ついばむ鴨親子 寒の合間のまろやかな朝
36
告白のためらいに似て初雪の降り止みしばし漂う風花
34
鉢植えの今年も咲きぬさくら草 大寒の日に震えつつ立つ
34
ため息をつきて曲がれば白き富士雲を払いて満天の青
37
耐えゆけば枯れ野の果ての陽だまりに食欲めばえおでんの香り
31
縫いぐるみのお猿を乗せてカート押すばあ様お茶目な幼女になりて
29
「がんばろうこうべ」を腕に巻きしめてイチロー打てり希望を空へ
26
公園の隅の厠に臘梅の
一枝
(
いっし
)
隠れて春を呼びおり
40
病床の吾を想いて厚き文 友の笑顔が飛び出し舞ひぬ
30
役立てず吾は猫なり窓のそば日向のなかに外を眺むる
33
振り袖の二十歳の孫に抱かれつつ亀も祝いの真ん中に居る
34
冬枯れの庭は一面花のごと二十歳の孫の晴れ着舞ひけり
36
冬晴れに干し柿の影ふくよかに障子に映るやさしき影絵
46
白みゆく凍てる道行く車にはあからむ富士の
朝
(
あした
)
が乗りぬ
36
癌といふ猶予の
刻
(
とき
)
の陽だまりに枯れ木の梅の蕾膨らむ
39
初春も癌の治療の始まる日 枯れ野の径に白き水仙
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