Utakata
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まんまるだんご
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抗がん剤治療とリハビリ七年目Utakataに救われ
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冴えかえる桃の節句に雪舞えば言の葉凍え
床
(
とこ
)
に潜りぬ
29
荒れにける庭の紅白梅の香を
主人
(
あるじ
)
のもとへそよ吹け風よ
29
恋う鴨の旅立つ前の水面には二羽で名残の線を弾きけり
28
梅林のふわふわ春の香の舞へば見渡す富士も霞みほろ酔う
22
母遠く在りし日を知る梅の木や切られ砂利庭 残り香もなく
28
友よりの別れを惜しむ紫のうつむく花はクリスマスローズ
22
低音のジャズピアノの
音
(
ね
)
コーヒーと夜の闇溶かす朝が安らぐ
24
シジュウカラ梅の香匂う庭の木につがいのさえずる清けき
朝
(
あした
)
30
Utakataにいつもの人の見あたらずつつがなきやの曇りの
一日
(
ひとひ
)
24
丹沢の春立つ里にも雪ふわり紅梅震え耐えて夢見る
22
ひとひらの雪が舞いくる公園の人っ子いないブランコふたつ
34
白雪にうす紅さして富士の山 癌も染まりぬ刹那の美かな
25
薄紅の王女のごとき富士の山魅せられし君癌の貴公子
24
ポンコツもいのちを運ぶ愛車なり通院帰りにエンスト
愛
(
かな
)
し
24
十郎の恋人「虎」の想い秘め曽我の紅梅涙しだれる \ 曽我梅林に氷雨ふる
17
鳥たちの宴となりし柿の木の赤い実消えぬ裸の古木 \ ご免なさい 再掲です
22
道すがら荒れた庭にも水仙の家人の病むやうつむき咲きぬ
29
ごみ置場整え小さなボランティア黄の水仙が吾を見ている
26
暗雲の立ちこめる朝出陣の受験の幸を祈り梅咲く
32
コーヒーの湯気のゆらめく壁見ればムシカ聞いてる一輪の花 \ 音楽喫茶ムシカにて
23
母の味赤かれいの身プリプリの東京にない雪ふるさとの
26
森友の文書開示の判決に非業の冥土に正義はためく
22
えっ「閣下」苔むす国の
長
(
おさ
)
が言う諂うにおい暴君トラへ
17
春立ちぬ紅梅の芽のふくらむもつぼみの頬を寒風の刺す
35
ストーブにふたり手の皺しみじみと年輪刻む五十の年月
35
禅のあと落ち葉を掃きし山寺の凍つる川辺のせせらぎの音
37
東雲のうす紅さして白き富士 あなたに会えた癌もほっこり
25
朝まだきUtakata開けて会う歌よ抗癌渋るこころまーるく
28
凍てる地に春のつぼみは迷いつつ首すじ震え桜草咲く
38
智恵子
(
ちえ
)
さんのほんとうの空福島は遠き未来へ雪道たどる \ 智恵子抄番外
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