まんまる
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ネームは木喰上人の歌よりいただきました。八年前より闘病中ですが寛解の身です。リハビリに励んでいるなかUtakataに辿りつきました。短歌を始めて三年で我流です。自分史をうたに詠もうと思いつきました、気がかりなことは平和と格差の大きさです。よろしくお願いします。

春の蝿惣菜ケースに居座りて 鯛や平目の龍宮の夢
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ねじれたる古木に藤の花ゆれて風にささやくゆかりのおさげ
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娘より「和顔愛語」と諭されて寂しき顔のピエロの笑い
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竹の子の荒神さんに秘密基地あえなくほどく母は黙って
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ドウダンの落ちし小壺を手のひらに鈴の音かろき雨あがる朝
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ノー言えずガキ大将に竦みをりおろおろ見てる教室の陰 / 何処か似ている今の風
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春みちて街のまぶしき花に酔い庭に迷いしひなげしの君
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こそばゆい「あら、おくさま」のスタンプのラインは知らず難儀の妻を
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七十路の妻のエプロン猫跳ねて児童と紡ぐ光りも陰も
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農鳥の富士のふもとに水張れば早苗風立つ通院の道
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クラス替えスキップの先 少女いた 教室光り陰は透明
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真善美 求めし弓の道霞みパワハラに落つ花散る四月 / 弓友が職場の新上司
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寡黙なる侘しきかどを晴れやかに祭りのごとく舞う金魚草
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出口まで「さんぽしましょ」と看護師の白き温き手 明日へ背を押す
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古木なる幹の根元の陽だまりに胴吹き桜 風に微笑む
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コンクリを裂きて虞美人花匂ういのちはびこる魔性の少女 / 庭の境に
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ドウダンの花の袋に祈りこめ白き小さき鈴は鳴りけり
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ハナミズキ送迎会の道光り白き花びら空へ羽ばたく
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足元に花のひとひらくるくると吾と遊べり風のになる
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花のふる風情を犬も知るやらん木の下に伏し花を浴びをり
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別れの日散りゆく花に送られて残り香撒きつ花道去りぬ
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矩こえしシオニズムこそ元凶を諌めず魔王はゲームのいくさ
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サイゼリヤ鶏のステーキ消え去りて残り香舞いちる花時の昼
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泥んこの童が今日は貴公子に澄まして歩く入園の道
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さくらもち葉ごと含めば二人して難儀忘るる春香はるかに染まる
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利かん気で危機一発の子を抱き締めて母はせめずにカモミールティ / イースター、ピーターラビット
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寛解の揺れる想いは溶けぬまま医師は忙しく二分にふんの診察
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雨上がり蝶かと紛う白き花 スナップえんどう夢をひらひら
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家守り十五年経て奮い立つ 春時雨裁つ君の復職
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人はみな桜を仰ぐもさくら草 地に湧き出でて火の花の燃ゆ
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