まんまるだんご
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抗がん八年記録挑戦中、
Utakataに救われ

降る雪の斜めに吹雪く見つめおり雪明かりの部屋ひとり籠りぬ / 追憶
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店閉じし笑顔の美味しケーキ屋の瓦礫の山に秋雨のふる
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風に舞うミズキの紅葉もみじ見つめおり 白き山茶花揺れる夕暮れ
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星形の花に紫ちりばめて木陰に光る杜鵑草ホトトギスかな
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澄み渡る秋の御空へ黄金おうごんの翼ひろげる銀杏いちょうの大樹
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マルチーズ社交広場に異変あり火の付き吠える大犬涼し
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朝日浴び吊るした柿は耀けりさびしき家にときめきの色
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祖母の干す柿をこっそり味見せり 軒に吊るせばふるさとの色
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空泳ぐ鯨の雲の腹の中 肋骨あばらをくぐるピノキオと我
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あらたまの茜さす空澄み渡り憂き世のおりを染める東雲しののめ
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かまどから離れぬままの母せかす匂いに待てぬ腹鳴る夕餉 / 追憶 五人きょうだい
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山の湯で近くに熊が出たと聞く 湯船に溶けし凝りが戻りぬ
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一隅を照らす灯りの石蕗つわぶきは誇らず咲きて落ち葉を抱きぬ
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宰相の本音ポロリに弁解も軍靴のをまどろみに聞く
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秋風に秋明菊の細き身の白花ゆれて散り行く夕べ
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ふるさとの妹からの豊の秋 赤い柿食む陽だまりのなか
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隙風すきかぜしこりほぐすや山の湯に妻の生まれ日 紅葉の今日 / 11月7日
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補聴器を贈るというのやさしさに小春日和の秋桜の海
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錦秋のもみじ映した山の湯にゆれる湯波に吾はほどきぬ
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癌センでとなりの清きシスターにいただく灯り「神のご加護を」
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夕日さす霊峰富士のすじ雲に魅せられ侍る鯨雲かな
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陽だまりの文化の日にぞ木枯しの舞台に飛び入り落ち葉の舞いなり
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木枯しの一号雲を掃き清め澄みし御空に十三夜月
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公園にMLBの青き旗 違和感あるも快挙に踊る
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秋風の淡き夕日に密やかに秋明菊は細き手をふる
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富士山は初雪浅く地肌見せ墨絵の筆のかすれの如し
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駅前の大樹揺るがす椋鳥のひしめく声やハロウィンの妖
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闇迫る秋明菊の白魂しろたまが仄かに揺れるハロウィンの宵
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地頭顔 泣く子も黙るのもとにワンコはシッポふりふり寄りぬ
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霧のふる朝のバラ園みな濡れて涙の露は遠きあの日よ
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