まんまる
133
144
投稿数
1232

ネームは木喰上人の歌よりいただきました。八年前より闘病中ですが寛解の身です。リハビリに励んでいるなかUtakataに辿りつきました。短歌を始めて三年で我流です。自分史をうたに詠もうと思いつきました、気がかりなことは平和と格差の大きさです。よろしくお願いします。

透き通る染まる君の緑風に病葉の影まだ知らずいて
34
きみのにままごと遊びのこばんそう シャカシャカと鳴るふるさとの空
31
故郷捨つ我の背を刺す母ののやさしき光りに永遠の傷あと
34
根元より切りし芙蓉の古株にみどりご生まる立夏の風に
38
木陰にも青葉をまとい錦木は錦を夢む木洩れ日の初夏
31
行き場なき子が公園の隅で噛む乾いたパンのこどもの日かな
32
文は武に勝ると信ず叡智こそ灯す明かりに闇を照らせり
34
富士の湯に噴火の如く泣く子見て想い巡らす我も子のとき
33
鯛焼きに釣られ五歳は母のとも重き買い物鼻高々と
35
笹巻にふるさとの風包み入れ笹の香に染む母の面影
32
星の夜に人道支援の旗掲げ光りに染める「地球のステージ」 / 桑山紀彦氏招き開催の夕
16
泡沫の歌人の跡の消えゆきて何処へ流るる赤き病葉 
29
薔薇見てもこころ遊ばぬ記念日は軍靴の音迫る風吹く/憲法記念日
28
歌のみの「屋根より高い」空見上げぼくの戸口の小さきのぼり
33
馴れ合いと思われ痛みの傷深く去る人恋ふる哀し晴れ風
30
雨露のあやめの甘き香りたつ嵐の去りしさやけきあした
36
山羊さまも去りゆく人か今気づくクリスマスローズの奥さま想う
22
「うたかた」やの日々にあり支えられ明日へのいのち紡ぐ湧水
34
白鳥のやうに美しい言の葉を残し飛びゆく人の温もり/お帰りをお待ちしています麻ださま
28
露天の湯 楓の新葉風に揺れつばめのやうに空に舞いけり
27
「ありがとうございました」はさよならの明日へのいのちゆらす風なり 
28
春の蝿惣菜ケースに居座りて 鯛や平目の龍宮の夢
33
ねじれたる古木に藤の花ゆれて風にささやくゆかりのおさげ
40
娘より「和顔愛語」と諭されて寂しき顔のピエロの笑い
39
竹の子の荒神さんに秘密基地あえなくほどく母は黙って
28
ドウダンの落ちし小壺を手のひらに鈴の音かろき雨あがる朝
37
ノー言えずガキ大将に竦みをりおろおろ見てる教室の陰 / 何処か似ている今の風
26
春みちて街のまぶしき花に酔い庭に迷いしひなげしの君
31
こそばゆい「あら、おくさま」のスタンプのラインは知らず難儀の妻を
27
七十路の妻のエプロン猫跳ねて児童と紡ぐ光りも陰も
38