まんまる
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ネームは木喰上人の歌よりいただきました。八年前より抗がん剤治療中です。リハビリに励んでいるなかUtakataに辿りつきました。短歌を始めて三年で我流です。自分史をうたに詠もうと思いつきました、気がかりなことは平和と格差の大きさです。よろしくお願いします。

鴨泳ぐ初日(はつひ)の映るせせらぎの 時凍る夕べ 能登に黙祷
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青春の最中の孫の輝いた賀状におもう手をつないだ日
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道端の猫じゃらし揺れる夕べには思い浮かべるUtakataの猫
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あたらしき年にもあらむ難き日も いのちを紡ぐ野の花のやうに
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初春(はる)うらら駅伝海辺をひた走る病室に満つ湘南の風
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初春の感謝の祈りささげつつ安寧願ううららの空の
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ふるさとの正月届く栃餅と「侘び寂び」の味 渋いめでたい \ みなさまのめでたい正月をお祈りします
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「悪い子はいねえがー」に縮こまるなまはげ叱る罪のいくつも \ 除夜の鐘に清めむ 良いお年を
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色白くスリムな君は二百円ダイコン漬けを諦め暮れる \ べったら漬け去年は太っちょ十本
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マッチ売りの少女を想い除夜の更くマッチの擦る音(ね)にまぼろし灯る
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だいこんの蕩けるほどに煮込みたる仁王の顔の吾も蕩ける
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東雲の空は燃えるや朱の色に探せば月が細くやせおり
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年の瀬の「良いお年を」でほっとする予定はなくてめでたいお屠蘇
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妖精の機知のあふるるあなたなら魔女になりて病魔を溶かす \ おだいじに
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いつも会う人が見えねば意気しずむ見えるだけでも冬うららの日
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日が昇るのっぽの影の冬の道 指折り遊ぶぼっちの影絵
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イヴの灯の照らす海には雪のふる海路の日和を涙と待たむ \ 能登を想いて
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冬うらら下弦の月があわてずに師走を忘れ日向ぼこして
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病室の鏡に陽のさす冬至なり暗い虚像を包む春陽の \ 沈む歌人を想いて
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枯れ枝の向こうの空に欠けていく月がぴったり心にはまる
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吾(あ)がつくる亡母(はは)に習いし南瓜煮を家人はスルー一人食む冬
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生き返る萎れし紅葉(もみじ)や逆光に清けき朝を深呼吸する 
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障がいの身になり想うやさしさを吾もならばや温き血の猫
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冬夜更く下宿に帰ればおむすびが温き思いを包み待ちおり
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ザラザラの心を溶かす暁の西の空には大きな満月
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讃美歌の流れに誘われ扉前ためらう子羊路頭に消えた
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破屋にも笑顔ほぐるる老婆あり訪ねおしゃべり菜園見つつ \ 地域のつながり
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国会で戒厳軍の銃口をつかんだ市民民主の星よ
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赤と黄の千両すーと瓶に活け清けさ守る公衆トイレ
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夏の日に木陰に誘いし大樹なるメタセコイア天に燃えたつ
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