まんまる
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ネームは木喰上人の歌よりいただきました。八年前より抗がん剤治療中です。リハビリに励んでいるなかUtakataに辿りつきました。短歌を始めて三年で我流です。自分史をうたに詠もうと思いつきました、気がかりなことは平和と格差の大きさです。よろしくお願いします。

赤ちょうちん友と道草一杯が二杯になりてほら男爵になる
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卒業式 青年教師熱血のしじまに泣きて蛍の光
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ギター借り友と共鳴する日々を全共闘の狼煙がうばう
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秘密聞く あす学校を封鎖する 信頼破りふつうの時過ぐ
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巣立ち行く 君のにぎやか遠くなり 机や椅子に残り香遊ぶ
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ひと月もうたを誘いし梅の花 かおりをのこし風に舞いゆく
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木蓮の小指のつぼみ膨らみて 木の下見れば梅の花びら
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君の作 詩がないと言う人の刺さる言葉にペンを捨てたり
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月の夜 ピエロの笑いさびしくて 辛苦の顔のおしろい映す
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雨あがり あさひの木洩れ日梅の木の捻れる幹に辛苦を映す
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今の世も不正のおおう政治なり 2.26の蜂起の怖れ
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冴えかえる氷雨に濡れる梅の花 散る日近くも運命を生きる
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波のれぬはぐれ鰯は漂いし 光る海あり夕凪を生く
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巡礼の旅へこっそりじじとばば あと追う孫の泣き声を背に
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花訪ね遥かな馬の背連なりし 断崖のわき癌の道行く
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キッチンのワイングラスにみつば生く 二本の細きフラミンゴ立つ
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ガンセンター涙を隠して待つ患者 窓の向こうの空を見ている
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うた詠むは楽しみなるも苦しみも 夜のしじまにうたの虫とぶ
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やわらかな雨のあがりて梅に客 白い輪の目のめじろせわしく
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古き雛飾りてひなとめぐる母 なわとぶ少女の輪のなかの春
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雛かざる母の手とまる 色冷めし顔に春の陽そそぐ
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「アベマリア」曲にあやされ寝入る夜 こころのブランコゆらりゆられて
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麻痺のこる足も夢みし友のある 奇跡うまれて肩くみあるく
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受験終え知らせを待つ日のながながし 不安のかすみ谷間に漂う
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ねむれぬよ しじまにうかぶ「うたかた」を すくいてみいるうたのさやけし
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シランまだ土をかぶりて夢みてる 赤紫の細き舞姫
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春の庭 梅に羽音はみつばちの 香りの漂うブンブン喫茶店
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整枝されおさげの髪のしだれ梅 三つ編みできぬつぽみの涙
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あっぱれか リザーブむかないとひとのいう 縁の下にも光る玉ある
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梅のはなひらりと舞い散る早き春 つぼみを残して風になりゆく
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