まんまる
140
147
投稿数
1305

ネームは木喰上人の歌よりいただきました。八年前より抗がん剤治療中です。リハビリに励んでいるなかUtakataに辿りつきました。短歌を始めて三年で我流です。自分史をうたに詠もうと思いつきました、気がかりなことは平和と格差の大きさです。よろしくお願いします。

幼子の手合わせ空に祈るごと 夢見る木蓮つぼみふくらむ
13
花韮のちいさき花はかぜにゆれ みつばち一匹弧を描きとびゆく
12
地にはえる白く小さな星の花 花韮しずか日向ぼこして
12
夢を追い今はどこへ行ったやら 旅立つ君の背中を押した
11
雨あがりあさひをあびる桜そう 強雨のきのうの涙の光る
10
細き身で微笑み返す桜草 篠つく雨に泣きても立てり
15
わらべらはランドセルしょい水たまり 雄叫び上げる雨のおまつり
15
ひとりいて不安のゆれる君の目に 淡紅色のさくらそう映え
13
原発の311の大惨事 明日の見えずに今を彷徨う
7
おけいこの卒業ソングに包まれて 白もくれんのつぼみふくらむ
14
過ぎしこと問わねど今は好々爺 雑音とおく馬耳に東風
10
健やかにミサ曲歌う孫娘 高校卒業皆勤ひかる
11
土さいてまーるくふんわりふきのとう にがき風味のきみどりの春
12
おそろしき合格発表とじこもる 代わりて探す姉の名ひかる
9
リハジムで力を抜いてストレッチ 夢見る古老空とぶ鳥の
6
タッタタッタ初孫いとし雛贈る まーるく小さい花のあかちゃん
12
品のある雛さま見守り卒業の 孫に気品をたのむ白酒
11
山椒はピリッとしている小粒でも 小さき弱きに個性の満ちる
13
赤ちょうちん友と道草一杯が二杯になりてほら男爵になる
10
卒業式 青年教師熱血のしじまに泣きて蛍の光
8
ギター借り友と共鳴する日々を全共闘の狼煙がうばう
6
秘密聞く あす学校を封鎖する 信頼破りふつうの時過ぐ
6
巣立ち行く 君のにぎやか遠くなり 机や椅子に残り香遊ぶ
13
ひと月もうたを誘いし梅の花 かおりをのこし風に舞いゆく
13
木蓮の小指のつぼみ膨らみて 木の下見れば梅の花びら
11
君の作 詩がないと言う人の刺さる言葉にペンを捨てたり
8
月の夜 ピエロの笑いさびしくて 辛苦の顔のおしろい映す
8
雨あがり あさひの木洩れ日梅の木の捻れる幹に辛苦を映す
14
今の世も不正のおおう政治なり 2.26の蜂起の怖れ
9
冴えかえる氷雨に濡れる梅の花 散る日近くも運命を生きる
12