まんまるだんご
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抗がん八年記録挑戦中、
Utakataに救われ

大樹なる楠の二本を額縁に 丹沢かすむ涅槃仏やさし
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病院の薬の中にありません ぬくきことばとおもいのくすり
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二歳児のあるきはじめは目のきらら はるのまんなかちょうちょまいくる
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大学へ不安をつつむスーツ着て 孫の入学曲高らかに
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あじさいの萌黄の芽ぶく一寸の わらべのつぼみ空をみており
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パパママの前をくるくるまわる子の しあわせの舞う春陽の公園
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煤煙の川崎の街はたくましき かすむ空にぞ希望を描く  \ 半世紀まえ 新任の地
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別れの日おもいでいっぱい風船に はじけて散ればなみだの方舟
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春かぜに誘われふわふわ歩みでる あれさえずるや雀の子らよ
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嵐去り耐えた木蓮白の花 気高きおもいを空へ浮べる
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非暴力ガンジーに沁む夜のそこ 嵐の暴力雨戸をたたく
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川崎に広島弁の新人さん 淀んだ空気に瀬戸の海風
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就職の背広は兄の贈り物 パリッときめてドラマはじまる
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アガペーの愛を教えし師の高き 地を這うわれはふと空を見る
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甥っ子の手つなぐ川辺石なげて 水音さらさら波紋のゆらら
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甥っ子の泣き声おおきく耳残り 別れの駅に汽笛のむせぶ
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肩甲骨寄せて大きく腕ひろげ 前に伸びるはリハの火の鳥
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満面の笑みを浮かべて白椿 大島生まれ三原山恋し
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ふるさとの別れの駅で里人に いただく駄菓子の温きと乗りゆく
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咲きいそぐ木蓮の花に冴え返る ほんとのはるを知らずしおれて
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校門の袴姿の十二歳 そば行く子らは流し目走る
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春あらし甘夏の落つ驚くや 木蓮開花ちぢみふるえて
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「どこにても眠れることが長所です」ユーモアつつみ愛子さま光る / ご卒業の日に
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「うたかた」の光る歌人をビーコンに 座礁すれすれ難きを楽しむ
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三日坊主われの習性歌よむも 予感のはずれ二百首達成
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花ことば「耐える愛」に「卑劣」とは かわいいハナニラ毒あるなんて
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ガンセンターシルバーの群に少女いる うつむく母を夕陽の映す
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ギター弾く「贈る言葉」の君想う 歌をこころに未知にとびゆく
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幼子の手合わせ空に祈るごと 夢見る木蓮つぼみふくらむ
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花韮のちいさき花はかぜにゆれ みつばち一匹弧を描きとびゆく
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