まんまる
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ネームは木喰上人の歌よりいただきました。八年前より抗がん剤治療中です。リハビリに励んでいるなかUtakataに辿りつきました。短歌を始めて三年で我流です。自分史をうたに詠もうと思いつきました、気がかりなことは平和と格差の大きさです。よろしくお願いします。

文月の行くを妬みて吠える雨 雨戸たたきしわれは身構え
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短命を識りてや朝から蝉しぐれ糸の命をフォルテで歌う
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海の子のはしゃぎし跡の波際に砂のアートの失せゆく夕べ
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雄風の空にそうそうフェニックス不死鳥飛べよ悲鳴の街を
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光る君五輪とかけて何と解く光り鮮やか陰も数多(あまた)に
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雨戸開け鉢植えダリアにおはようと言う花の顔見れば猛暑の涼なり
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窓の外アゲハ舞いきて紫蘇の葉に風にゆらるる猛暑日の涼
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青春は多彩な色で日替わりの黒のページの次は真っ暗
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キャンプファイヤーわがままがいて湿る火の浜辺の遠く漁火灯る
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うな丼は父の日祝う贈り物 土用丑の日卓に昇りぬ
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大相撲ハラハラ勝負の凪の間の浴衣姿は意匠の涼し
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夏陽浴び百日紅の花鮮やかに逝く紫陽花の供花(くげ)とおぼゆる
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テレビない昭和のこどもの楽しみは花火に興じる涼しき夕べ
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雲海を見下ろして立つ羅臼岳翳一つなき蒼空の底
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デカ亀が居間で待ってる孫娘の白い手離れかくれんぼする
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朝一番交わすことばにうなだれた花に生気を清けき雨ふる
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病院の採血未熟な技師もいる二回目チクリまたも失敗
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ガンセンター 待合室は静寂(しじま)なり梅雨明けの空遥かな水色
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雲間より遥かな青に誘われてほぐるる夕べを雷鳴の裂く
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温暖化すすむ原因一つには店内冷えすぎ急ぎ退散
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コンクリの裂け目に顔出す日照草 鉢花枯れしこぼれて生きる
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南天の細枝につらなる雨の玉弧になり君に思いを届ける
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いちじくも恵みの雨にリラックス葉陰の小坊主雫をなめる
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赤い実の万両の過去たづぬれば白の小花は雨に濡れけり
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吹く風にこころまかせて雲を見る梅雨のもどりの気まぐれの涼(りょう)
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桃もろた福島自慢の爺ひとり今はいずこに家毀されぬ
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巣立ちする空に線ひく曲芸のつばめの四羽古巣をのぞく
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ごちゃごちゃの資材置き場のわきに咲く白い昼顔待つ人のなく
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草取りの予定を反故にしutakataの涼風に聞く四十度の報
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紫陽花は満月のごと清(さや)けくて七夕星の逢瀬を照らさむ
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