Utakata
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まんまるだんご
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抗がん八年記録挑戦中、
Utakataに救われ
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山里に神戸の海の風吹かせ姉の土産はハイカラのシャツ / 忘却の淵に光れり
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母眠るふるさと遠し盂蘭盆会 墓参せぬまま疼く闇の夜
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子を残し不惑の年に友は逝く 力の萎えし 盆がまたくる
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ご褒美に妻とデートは束の間のロミ·ジュリ気分 ジェラート涼し
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慈雨降ると悦ぶ精霊雨なれど荒ぶる雨に呑まれゆく肥後 / 哀悼と鎮静祈りつつ
28
愛犬の遠吠え聞こゆ雨音に君は逝きけり看取れぬままに
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日々
(
にちにち
)
のうたを紐解く楽しみを奪う病魔とナガサキを観る
34
雨戸あく朝の光に赤青の
一日
(
ひとひ
)
のいのち紡ぐ朝顔
34
裏方に冷たき視線の
MC
の説くヒロシマに蝉しきりなり / 平和公園ロケ裏方体験記
25
物高く楽しみ削る慎ましき君の弾むはあさがおの朝
29
アガペーの御空に光る十字星 導きあるに煩悩の闇
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雄風に虫と木の実の降るなかにプリマの如く
鶺鴒
(
せきれい
)
は舞う
33
断食で核に抗議の
翁
(
おう
)
掲ぐ原水禁の御旗がゆらぐ / 故森滝市郎翁
22
被爆者の祈りに辛苦のさらにますノーベル賞にも嘆く鐘の音
32
飛び込みぬ阿鼻叫喚の熱き川 今水涼し祈り流るる
27
擁壁の魂のこる空蝉を触れば指に虚ろ
音
(
ね
)
のする
26
雄風
(
ゆうふう
)
に揺れる
一日
(
ひとひ
)
の白
木槿
(
ムクゲ
)
痛みをゆらす純白のまま
29
空めがけ逆上がりの子 鉄棒の上で茜の雲に染まりぬ
34
知床の店の路上に繋がれた子熊を照らす
永久
(
とわ
)
の夕焼け
29
亡母
(
はは
)
の香の満ちる空き家の月見草背伸びして待つ灯篭の灯り
34
公園のビューティーコンは百日紅 夏の舞台で空に燃え立つ
25
スニーカー裏の赤見ゆリズムにも日傘に隠す翳りをつれて
28
ドジ爺はあわてんぼうよレジのあと惣菜こぼす泣きべそ隠す
31
夏の朝道辺にそよぐ猫じゃらし雀のこども風と揺らせり
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楠
(
くすのき
)
の二本を額の縁にして丹沢の峰あざやかに夏
29
きのうより五センチ高い朝顔の伸びゆく夏へ水をやりけり
40
わらべにはお化けと見ゆる夜の木はオーラあふるるくねる老松
31
歌人の深い洞察待ちをるは関税下げの駆け引きの裏
20
吹く風で舵取り選ぶ危うさよ 考える葦の矜持はいずこ
23
自転車で知らない街へ漕ぐ子らは遥かな雲と未知へ風切る / 北海道一周
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