まんまるだんご
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抗がん八年記録挑戦中、
Utakataに救われ

冬晴れに干し柿の影ふくよかに障子に映るやさしき影絵
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白みゆく凍てる道行く車にはあからむ富士のあしたが乗りぬ
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癌といふ猶予のときの陽だまりに枯れ木の梅の蕾膨らむ
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初春も癌の治療の始まる日 枯れ野の径に白き水仙
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許されぬ恋の道にはまりゆく暴君とハグ 民は迷ヘリ
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冬枯れに烏の一羽柿つつき赤き実落つる哀しき青空
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杖つきて道を譲れば笑みこぼれ顔あげ仰ぐ初春の空
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水草に小雀乗りてプチュプチュと餌をあされり冬の古池
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ばけばけの魔王とマグロ株に沸き民の痛みの影は地を這う
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目の前の枝にはぐれし小鳥来て刹那のふれあい陽だまりのなか
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爆音に他国のおさを引っ立てて裸の王様ひとり笑みたり / トランプ戦争?
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雪予報外れし朝の公園に正月さくらひそやかに咲く
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箱根路の逆転劇の駅伝に吾も踏み出すリハビリのみち
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園庭にアンパンマンはひとりいて空を見ている正月休み
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仰ぎ見るオオトリに乗り初夢の銀河へ飛ばんイーハトーブへ / 近所の料亭のフェニックス
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能登の地の倒れし寺の跡なれどせめて鳴らさん除夜の鐘かな / 三回忌
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富士山の霊水流る初春や鴨は身浄め 水尾みなおきらめく
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深大寺の蕎麦をもらひて年越せば深き味より清けき初春 / おめでとうございます
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初春と書けば幸が舞ふ気して賀状に添ふる温き言の葉
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行く馬の負け組の星ハルウララ吾を重ねる大晦日かな
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土をわり芽吹く緑のえんどうの産声聞こゆ木枯しの笛
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冬晴れの富士はふわりと雲浮かべポパイのパイプくゆらすように
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ケアマネのスマホ鳴りつつ年の瀬の言葉を積むもサビ抜きの蕎麦
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臥す妻へ味噌汁つくる年の瀬の寒き厨に湯気立ち匂ふ
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年の瀬の「良いお年を」の声ひらり角を曲がればさちありそうで
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雲覆う寒空の朝群れなして鴨は飛びゆく薄き光へ
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病院の陽だまりに咲く言葉たちケーキ三つのメリクリの午後
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厩戸の皇子の伝説影薄くイエスの生まれに似せて語らる
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戦地にも聖夜の灯りひそやかに涙の影の子らの笑顔よ
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十字架クルス抱く「お春」の影の沁む石のオランダ坂に鐘の音哀し
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