Utakata
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まんまるだんご
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2023年11月より、救われて一日一首めざしおり四百達成三日坊主が うたかたのみなさまに感謝してます
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ザクロへの愛を詠いし人の去る 紅い花さく梅雨入りの前
13
はなびらの数枚散りて葉の上にうすべにダリア余生を飾る
17
緊急の地震速報身構える またも能登の地ご無事あれかし
18
背の殻に哀しみ満ちるカタツムリ庭におとなう お茶しませんか
16
人の去る今朝もダリアは輝くも一期一会の雲流れ行く
21
灯屋氏の珈琲注いだ海割れる 神秘の海を拓く背を押す
13
うたかたのライトハウスの光なり 貴兄に感謝 さよならなんて
13
玄関のヒメシャラの花ちいさくて親指姫の笑み人を迎える
15
歌人の思いに気づくぬくもりて 雨を見ている紅のダリアと
16
いい歌にいっぱい会って出かけます うたかたひらき通院の朝
15
話すこと書くこともできぬを乗り越えし
九十路翁
(
ここのそじおう
)
リハビリ挑む
18
満開を誇るあじさい どうしたの つぼみもなくて雨に泣いてる
12
たくさんの幸を与えて終えた薔薇 花がらしおれ雨に打たれる
18
雨戸あけとびこみひかる薄紅のダリア一輪みどりの海で
19
善悪の
二重
(
ふたえ
)
まといて人が逝く薔薇が見送る旅立ちの朝
18
踏まれても白の花咲くどくだみは愛うすき花 清純なのに
14
梅の木は小さき庭の大将に
木下
(
きもと
)
の茂みどくだみ侍る
16
爺さまはこわごわ歩くリハジムを テニスティームのロゴのシャツ着て
11
バラ笑う香りあふるるほろ酔いし くもるこころに夢うつつの日
16
雨あがり空青映る池の面に 睡蓮の空アヒルが憩う
14
南国のヒスイカズラは海の色 勾玉のお下げ 姫の涙か
16
こまやかな米粒ほどの花つけて 小さき笑顔ツゲに蜂舞う
20
こぞの秋二つ実のなるいちじくの 葉茂り立つ実るゆめ乗せ
15
杖ついてゴミ出す吾を追い越すも 収集車の人戻り助けり
21
車窓から朝霧のなかヤマボウシ 通院見守る白
(
しろ
)
傘さして
21
うたかたでヤマボウシ咲くころという 公園の花思いて癌セン
15
みどり児の微笑みのさま白牡丹 散歩の道にふわり顔だす
30
花菖蒲しおれる頃に一つ咲く 亡き友しのぶ雨の音のなか
28
若枝を伸ばす柘榴は老いてなほ 添え木にすがるもいのちあふるる
14
花や木と生きるよろこび知らず亡母
(
はは
)
いっしょに植えたいりんごの苗木
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