Utakata
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まんまるだんご
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抗がん剤治療とリハビリ七年目Utakataに救われ
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まほろばの相模の地にも襲いくる地震雷 ふるえるおやじ
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土砂崩し爪痕深き相模路に止み間の日ざしアゲハ舞いくる
19
台風に蝉のことなき願いをり細きいのちをつなぎ詠ふを
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デコピン
(
大谷選手のワンちゃん
)
の始球式は夢の絵よ汚れた世界に至福のいやし
12
同僚のオージーレディの去りしあとI miss youと書いては消した
12
どうしたら真意が届くや悩みつつケーキを二つ持ちて佇む
28
It rains cats and dog.
(
犬猫が騒いで空から降ってくる
)
豪雨が化けた犬猫哀れ
10
秋風にただ一輪の玉すだれ静かに揺れる夏を惜しみつ \ 通称夏水仙
24
たわわなる無花果実る臙脂色ブルーの君にしあわせくばる
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キッチンに庭で育てたかぼちゃ麻呂 今宵は妻の秘伝のかぼちゃ煮
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治療終え虚ろなまなこに看護師の小さく手を振る笑顔が映る
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足重い病院そばに出迎える松葉牡丹の小さき花よ
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夏が行くなお咲き残るあじさいの葉裏に揺れる蝉の抜け殻
28
見てますか夜空にレアな天体ショー満月土星光るランデブー
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西瓜切るきょうだい五人の戦いぞのろまの吾も目を槍にして
20
信濃路の水に浮かべるトマト食むせせらぐ音に涼む旅の日
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吹き荒れた台風一過の朝の空はるかな青にいわし雲浮く
28
野分ふく蝉たち何処へ避難やら風神うなり枝折り暴れる
14
野分去り空透明にいわし雲精霊帰るや浄土への旅
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精霊の帰りし此岸に蝉の鳴く彼岸は遥かに羊の雲の
24
なないろの千羽の鶴はつまの織る闘病六年こころ彩る
26
おっかないつまみぐいしてみつかったじいはひやあせないちえしぼる
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歌碑のそば泰山木にかしずきて
木槿
(
むくげ
)
の白の清けき夕暮れ \ 前田夕暮の歌碑
18
コンクリの裂け目に紅の日照草いのちは叫ぶ水を水をと
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尋ね人ショートカットでカムバック捜索願いは取り下げました
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笹舟で川の流れのままにふと
棹
(
さお
)
さすことの
要
(
かなめ
)
に気づく
15
闇を裂く線香花火の槍の花しゃがんだ子らの願いが煌めく
20
朝五時に空は遥かなうろこ雲秋立つ風に杖の音溶ける
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夕膳に笹舟にのる豆腐ちくわの穴を覗けばふるさとの海
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猛暑にも夏を彩る百日紅の夕べの空に上弦の月
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