まんまる
143
149
投稿数
1337

ネームは木喰上人の歌よりいただきました。八年前より抗がん剤治療中です。リハビリに励んでいるなかUtakataに辿りつきました。短歌を始めて三年で我流です。自分史をうたに詠もうと思いつきました、気がかりなことは平和と格差の大きさです。よろしくお願いします。

地頭顔 泣く子も黙る吾(あ)のもとにワンコはシッポふりふり寄りぬ
29
霧のふる朝のバラ園みな濡れて涙の露は遠きあの日よ
31
懸命なピエロの笑い裏透けて月夜に恋ふはモナリザの笑み
25
力こそ正義と紛うこの星にレノンよ吹かせイマジンの風
27
初雪の富士の寒さにふるえつつ朝顔天へ召されて逝きぬ / 10月23日 花の終わり
29
この星の真中(まなか)に咲いて誇れとふ眩し言の葉空(くう)に舞いけり / アベノミクス幻想
25
ケアマネは聞き上手なり吾(あ)の重き口も涼しや言(こと)の花咲く
34
米減らす耳を疑う新任の言(げん)に戸惑う氷雨の稲田
25
飛沫(しぶき)上げ鴨の降り立つ水鏡 静寂に波紋 円を描けり
38
天空のメタセコイヤの梢占め下界眺める烏丸の愉悦
24
海渡り帰りきたるや小鴨らが線引く水面に秋風の色
29
サッチャーの世には女王の光りあり「早苗」習えよ英の伝統 / 天皇の世子
19
飄々と枯れ薄(すすき)にぞ光りあり「過ち」詫びて星になり逝く / 村山首相101歳の旅立ち
23
抗癌の谷深くとも花は咲く霧ふる径を歩き始めむ
26
待ちに待つ無花果実らず茂る葉をすけば高きに透明な秋
33
エイリアンも驚く奇跡大谷の白球三本花火の中へ / 祝宇宙新記録二刀流、一試合三ホームラン
20
サイゼリヤ パスタつるつる孫の音(ね)に顔ほころびぬ財布のばあば
31
紫の朝顔ひとつ残り咲く黄の葉をゆらす秋の夕風
30
内に秘め緑の芯に黄のまるく秋明菊の蕾膨らむ
29
ペチュニアの花の終わりし癌センの いつもの席にあの人ゐない
30
いのち継ぐ点滴着けて帰る道 忙(せわ)しナースの薄きことばと
31
白無垢の角隠しせる白鷺が水面の朱(あか)の金魚掠(かす)めり / 朝の公園の池
28
鉢植えの花に囲まれハロウィンのお化けのハローにウィンク返し
25
死の匂う遺恨渦巻くガザの地に停戦の報 祈りの止まぬ
30
秋の夜に哀しみ撫でる白き手を払えば闇に雨の音(ね)のふる
34
のどじまん西宮にて生放送うたとも出るやも目を皿にする
24
川の字でスキップする子の急ぐ道 運動会へ秋桜の風
32
「無用の用」老い朽ちる身にほのぼのと光のことば秋空に映ゆ / 祝ノーベル賞 北川博士
28
海底に眠るひとびと今もなお戦時の遺骨に伸ばす愛の手 / 初耳の長生炭鉱事故(山口県宇部市)
23
水澄みて秋空映す夏プール降(お)りくる雁(かり)の家族待ちをり
31