Utakata
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まんまるだんご
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抗がん剤治療とリハビリ七年目Utakataに救われ
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散歩道朝露光る草むらの虫のむらにて杖の音止まる
29
雲を裂き青の浄土見えし
吾
(
あ
)
はソーダ水飲み地をつき歩く
21
恋情のマグマ吹き上げ曼珠沙華赤い炎は秋夜の花火
20
「おかえり」と鴨に声かけ秋プール遠い空から十六羽来ぬ
24
紫陽花のしおれし花に舞いおりる桜葉の「ラストダンスはわたしに」
19
ごほうびの奮発ランチはサイゼリヤ若鶏ソテーでだるまになりぬ
20
実朝の哀しみ知ってや蕎麦の花 蝶の舞いきて秋風に揺れ
25
実朝公
(
さねとも
)
の御墓のそばに蕎麦の花 ゆれる白妙悲運を包む
16
スタッフが小さく手を振り「またね」と言うわれもつられて手を振り照れる \ リハジム
14
われ植えし南瓜帝国小庭占め実りてほっくり妻の腕が鳴る
17
能登襲う地震豪雨も笑顔なる爺は嗚咽をぐっとこらえる
23
濁流が十五歳を呑み込みぬ瓦礫を探す爺たたく雨 \ 能登
20
「大の里」華々しき優勝で地獄の責め苦の
能登の地
(
ふるさと
)
灯す
24
カメムシの大軍おしよせ泣く農家「二十世紀」も涙あふるる
20
朝一にアゲハのみどり児つげの葉にときめき見ゆる陽炎のなか \ 羽化見逃して
18
通院の難きをま〜るくしてくれるあじさい褪せても無事帰る待つ
15
色褪せた紫陽花の花人知れず涙を流す望月の夜
21
透き通る月をのせたり手のひらに「まひろ」と見入る今宵名月 \ 光る君へ
17
一日
(
ひとひ
)
だけ笑みのこぼれる桃色の芙蓉の花と背くらべする \ 敬老の日
19
ばあばあは杖つき坂を上り来る杖の音哀し旅立ちの日に
20
アゲハ舞う
柘植
(
つげ
)
の葉陰に
蠢
(
うごめ
)
くはあな珍しやみどりの
蛹
(
さなぎ
)
14
アブラゼミの鳴き声耳に消えぬ吾セミ一族の虜囚となりぬ
14
刺激ある短いフレーズ「決断」は時には毒に思考停止で
14
コスモスの香り手につけバスに乗る幼稚園児は爺の手放し
25
清らかな流れのままに笹舟の精霊バッタの姿寂しい
17
曼珠沙華野辺一面に海となり
亡母
(
はは
)
を守るやあかあかと燃ゆ
30
打ち水の小庭に涼むわが腕に精霊バッタ跳び乗り憩う
22
出ています昔の名前で真ありてマスコミみ問えよポピュリズムの罠
14
透くような手と手が寄りてまた離れふれあい合うは暁の空 \ 光る君
17
無花果を採りて一つを゙半分に分けて食むなり行く雲見つつ
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