咲弥
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日常を詠みながら、うたかたの御縁を嬉しく思います。
自然と読書と登山も好きです。

鮮やかな 織物を見て 目が和み ときの移ろい 色で感じる
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年重ね 更にパワフル コーラス隊 プロ級ステージ あっぱれ秋の日
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白杖はくじょうを 携え歩く ご夫婦の 子を抱く姿 勇気頂く
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北からの 風にも慈悲の 心あり 小春日和の 立冬となり
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穏やかな 満月の日に 友集い 近況語り うさぎ神社へ
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こたつ出し きみと丸まる 冬が来る 柚子茶を淹れて 今日は休養
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青森の 土産話と 名産を 人情味あり 行ってみたいな
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あみエビと 青海苔たっぷり 鉄板で お好み焼きを 豪快に焼く
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難病で 召されし吾子の 墓参り 心落ち着く 秋の一日
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窓枠と 照明器具の 掃除して 風を入れたら 心も軽く
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あおむしが のたりのたりと 歩き行く 色鮮やかに 衣をまとひ
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まばゆさに 空見上げれば 煌々と 月が照らすは 地球の闇か
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満開の 金木犀の 笑い声 薄日が差して 優しく光る
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開発で 街は変われど ひっそりと 都会に佇む 短歌会館
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豚汁の 味噌はもちろん 赤だしで 里芋も煮て 梅と大葉も
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『誰にでも 天使と悪魔 心あり』 真顔でつま言ふ 還暦少年
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十年の 余裕なき日々 思い出し 今更ながら 涙流るる
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言の葉で 連想されし 情景は 心の中で かたどられゆく
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夕暮れの 南の空に 三日月が 目を細めては 微笑みかける
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紅葉の 始まりし山 川の音 里山の秋 とりどりに咲く
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青インク ゆっくり落ちる ガラスペン そのにじむ字が 雨の日に似て
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しとしとと 雨の降る日も いいもので 雨垂れの音 雑踏かき消し
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時を超え ぬちどぅたから 受け継がれ 御嶽うたきの祈り 永遠とわに続けと/改めて戦後80
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剪定の ハサミ持つ父 手伝ひて 背中で語る 秋の陽の下
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朝イチに 部屋のそうゆう  開け放ち 朝の冷気を 夜気と入れ替え
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友からの 退院したと 報せ受け 少し心配 されど安心
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残業し お疲れさまと 草津の湯 入浴剤が どこでもドアに
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こんがりと スパムを焼いて 人参と 冬野菜入れ ポトフを煮込む
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冬物の カーペット敷き 暖色に 熱い緑茶で 心も温む
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来年の 大河ドラマの パレードに 年甲斐もなく 声を枯らして
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