咲弥
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日常を詠みながら、うたかたの御縁を嬉しく思います。
自然と読書と登山も好きです。

朝日浴び こうべを垂れる 稲穂にも 鳥のさえずり 優しく響く
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鎌倉も 秋はまだかと 法師鳴く 吾子住む街へ 癒やしの旅路
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花屋にて 八重に咲きたる 百合買ひて 姉の玄関 華やかになり
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心地良い 風が窓から 入る朝 紫式部 実る庭先
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玉ねぎが 淡路島より 届いたと 同僚ともよりもらひ 驚く甘さ
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帰り道 秋の夕焼け 美しく 疲れた体 少し軽やか
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人参に レーズン混ぜて オイルと酢 卵を添えて 珈琲淹れて
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揺れ動く 炎のやうな ともしびが 届きますよに 笑顔見たいよ
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追い風に 乗って進めよ もっと漕げ 『頑張れよー』と 掛け声かける
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人は皆 唯一無二の 存在で だから愛しい だから淋しい
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虫たちが 蝉から受けし バトン持ち 全力で鳴き 駆け抜ける秋
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熱気球 いつか乗ろうと 約束し 大空飛ぶ日 夢見て眠る
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羊雲 ポコポコ可愛い 朝なれば 今日もがんばろ ぐんと伸びする
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友たちの 人生初の チャレンジに 勇気をもらい エールを送る
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味噌汁を 美味しく思う 秋の朝 四季折々の 自然たのしむ
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進んでは 二歩下がるよな 日もありて めげずに戻る また振り出しに
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本棚の 紙の香りに 秋の陽が 少し混じりて 今日のご褒美
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玄関の ガジュマルを見て たくましく 優しく包む 今日でありたし
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ルマツリの 花がさわさわ 揺れる朝 肌で感じる 季節の進み
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曼珠沙華 緋色あざやか 彼岸入り 一目だけでも また会えたなら
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茜空 夏を見送る 風が吹き 今日が最後の 真夏日なるか
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穏やかに 他人のさちを 願う時 吾の心も 幸を感じる
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山登り 山頂からの 絶景は 川や電車も ジオラマのごと
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両の手で 収まりきらぬ 愛を持ち 育ててくれた 親に感謝す
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秋彼岸 ひと足早く 墓参り 虫の音を聴き 線香を焚く
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行く夏に ゴーヤをたっぷり カレーに入れ また来年と 秋に向かひて
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目が覚めて 旅先にでも 来たような 空気涼しく 空は明るく
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見返りも 求めず無垢に 咲く花は 色とりどりに 四季を教へむ
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虫の鳴く まだ明け切らぬ 早朝に 煎茶を淹れて 今日を開けり
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隠れ里 そんな世界に いるような 苔むす庭に 日常忘れ
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