Utakata
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咲弥
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初心者です。宜しくお願い致します。
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冬野菜 友より届く 全九種 土作りから 苦労に感謝
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星ひとつ 南の空に 輝けり 影絵のような 夕暮れの街
32
川濁り 鴨が岸辺に 並び居て 時やり過ごす 初冬の夕べ
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うたかたの 詠み人の顔 想像し 温もる心 静かな夜に
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報われる 世になるように 願い込め 鉛筆の文字 丁寧に書く
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一瞬で 四十年を 巻き戻す 同窓会は 五層の窓に
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冬になり 空気も勘も 冴え渡る 空の星まで 近くに感じ
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傷アリの 柿が安くて まとめ買い 甘く美味しく 中身は大事
21
金色に 光る銀杏の 道抜けて 昔話に 花が咲く母
34
『朝のリレー』 筆ペンで書き 壁に貼り 毎朝吾は 希望を貰ひ/谷川俊太郎さん 感謝
23
晩秋の 風は冷たく 空澄みて 梅の葉落ちて 冬が始まる
26
無防備に 手足を伸ばし
猫
(
きみ
)
は寝て 静かに時を 刻む音する
34
木の香り 雨が降る日は 更に良し 悲しい事も 全てを浄化
25
悠然と 流れゆく雲 地球見て 人のせわしさ 笑ひけるかな
26
亀たちが 甲羅干しする 川べりに 晩秋の陽が 優しく落ちぬ
35
今の世も 昔と同じ 浮世ゆえ 喜怒哀楽も さして変はらぬ
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枝払い 汗ばむ顔に 秋の陽が 夏に負けぬと 言いたげに見え
25
SLの 汽笛が耳を 和ませる 湖面に映る 錦秋の山
22
歴史ある 古きものには 味があり 大切にする 心持ちたし
28
三日月が 絵本のように くっきりと 秋の夜空に 弧を描きけり
27
横にいる 可愛し
猫
(
きみ
)
の 寝顔見て まどろむ吾に 朝陽柔らか
27
霜月と 思えぬ陽気 木々達も 葉を揺らしては 秋を愉しむ
27
足下
(
あしもと
)
に 幸せありて 気が付かず 空の上から いつか眺むる
21
雨止みて 金木犀の 花の海 明日は晴れと 夕空
云
(
い
)
ひて
28
冬支度 敷物替えて 引き締まる 心身共に 夏を脱ぎ捨て
23
雨のあと 季節変わりし 落葉増え 空の雲にも かわいい羊
31
本人が 幸せなのが 一番と 米寿迎える 母の優しさ
28
江ノ電の 走る音さえ 淋しくて 子の住む街が 遠ざかりゆく
31
秋の空 思わず足を 止める人 美しいもの 写真に収め
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友眠る 鎌倉旅路 萩咲きて 汗ばむ秋の 夕暮れ迫る
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