Utakata
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麻だ。
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はじめまして、ほぼ夢の記録。
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輪郭が ぼやけたままの 月ひとつ
朧
(
おぼろ
)
な夜に 窓埋める雪
17
肉球の 跡をたどって 雪漕げば たたずむ木々の 真白き姿
33
今日もまた 独りよがりの 雪はふり 上書きなんか できやしないのに
30
機上より 眺める海は
凪
(
なぎ
)
満ちて 輪廻を超えて 虹色に光る
26
降りしきる 雪の合い間に 一筋の光りはありて ひた走る春
38
子が差しだす 肉まんの皮 だけ食べて 美味しかったと 欺瞞の親だ
31
この時期に いそいそ出かける 北陸路 選ばれし者 だけ辿り着く
/
遅延祭り
24
感情を 揺らさぬように 生きている やけに
瞬
(
またた
)
く 春のシリウス
45
警報が トレンドの今日
蝋燭
(
ろうそく
)
の 灯し火
凛
(
りん
)
と 微動だにせず
25
気嵐
(
けあらし
)
が
追儺
(
おにやらい
)
の 何をかを 松葉に結ぶ 樹氷となりて
26
結晶を 結べないまま 降り積もる ゆるかった冬 豆をほお張る
26
きさらぎの 光りは満ちる ボイラーの湯気を 可視化し 空に誘うよ
27
歯車が まわる音にも 聞こえたり ポトンコトンと 屋根からの雪
34
渾沌と なりゆく世間を 眺めては あるもので食べる 夕餉は続く
37
透明な シリウス 窓を切り裂けば 誰も知らない 春の入り口
43
見上げれば 吸い込まれそう 大六角。 ちっぽけすぎる 私の算段
31
自分自身 手足の長さ 把握できぬ あっちぶつけて こっちもぶつかり
22
星冴えて 雪の
灯
(
あか
)
りが ほの照らす 遠ざけてきた
小
(
ち
)
さきぬくもり
37
火葬場で 「皮はどこへいったんだ」と 子供が発した ぴったりな言葉
39
この熱で 喉元こびり 付いている 手垢を解かせ がんじがらめの
27
インフルか コロナなのかは わからない 待ち合い室の 怪しい2時間
/
薬を 待ってる間に感染か?本当に具合が悪い時はいけない病院
29
ふる里へ 向かう列車は 五百二十二分 遅れと 冬晴れの朝
37
天高く 冬の月
観
(
み
)
る たった一つ 欲しいがための あり余る
似非
(
えせ
)
30
寒月が
MARS
(
火星
)
ひき連れ 西の空 産み出すために 闘った父母
25
稲妻で コメが豊作 そう信じて 生きてた時代も 生きてきたね
23
排雪車が 積もり固まった雪を 根こそぎ持ってく 人には出来ん!
24
言いもせず 言われもしない 柔らかな 言葉をさがし 雪降る窓辺
44
You Tube ダラダラ見てたら 仏陀でて 心を聞いて われを愛せと
23
歌詠むは 現実逃避の
部分
(
ぶ
)
もありて いまだ決まらぬ 手帳会議
35
陽春の 光りが照らす 雪野原 きらり一粒 遠くの
六花
(
りっか
)
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