Utakata
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麻だ。
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はじめまして、ほぼ夢の記録。
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この窓は オリオンが走る
帆
(
※大六角
)
を立てて 昨夜は月を 追いかけていた
36
霜月の
晦日
(
みそか
)
のAEON 人にもまれ 焦がれる静謐
伽藍
(
がらん
)
の
御堂
(
みどう
)
30
胡麻酢和え。酢と思てたら 白だしドバァー 虚無が創りだす 黒い卵焼き。
/
黒ゴマだった🙄
24
寅の刻 感謝知らずの 血筋だと 夢に起こされ ぢっと耳澄ます
35
嫁と子に 今年も新米 喰わせると 空転しながら 走る人らに
/
勤労感謝の日
37
短針が
5
さし長針
2
をさせば 母帰りきて
点
(
とも
)
る電灯
41
積雪は 十九
糎
(
センチ
)
きのうまでの 浮かれ気分は 静かに埋まる
49
夢に立つ 父のネクタイ
髑髏
(
どくろ
)
柄 無常?再生? 魔よけか決意?
37
真夜中に するどく光る 二十三夜
17
才の 君に似ている
43
魂
(
たましい
)
と いう名の核持つ 単細胞 そう見えるかな 空からの雪
40
上
(
あ
)
ぐ空を 到着便が 横切った 日本を想う 小春日和に
/
国会
32
あの山も この山もまた 唐松の
黄金
(
おうごん
)
の山 ドンと座したり
45
赤貧の 中にあっても 質流れの ラジカセを買う 昭和の父よ
/
文化の日
38
桜葉
(
さくらば
)
は
一葉
(
ひとは
)
のこらず 落ち果てて 届かぬ手紙 どどと着くよに
40
金沢へ 嫁いだ友は 道産子で 小箱につめて 「これが木犀」
40
人びとは 縦横無尽に 行き交いて ひとり
佇
(
たたず
)
む
駅コンコース
43
言の葉の 獲得自在 信じたり 騙されちゃったり 心透けたり
/
人
39
雪道の 峠のカーブ 右ゆけば トンネル
明
(
あか
)
く 我を吸うなり
42
生え癖を なんとかしろと 罵られ
D
N
A
から やり直せってか
/
親子
34
吸湿し 発熱するはず この毛布 寒くてどうした あたしの代謝
45
手のひらの ちっちゃなホクロ 手をピンと 伸ばさなければ すぐに埋もれて
33
紅
(
くれない
)
に 染まるさくらの 並木道 この色合いと 合体しそう
30
熱闘は 悔し涙に たそがれて 雪のにおいの 空を見上げる
/
日ハム
31
放物線。ダイヤモンドを 駆け回まわる 宇宙のような 素粒子のよな
/
野球
37
露受けて 二、三のつぼみ 切り花に 空色あさがお また逢おうね
/
庭仕舞い
43
ベンチ外 ほとんど吾子と 同年代 思ってしまう 「すぐあきらめるな」
/
スポーツの日
28
金の輪と 水輪の境い目
金輪際
(
こんりんざい
)
浄土と地獄の 境い目らしい
/
語源
35
白鳥の 声新米の 炊ける音
勝鬨
(
かちどき
)
あげる ハムの若武者
/
秋
30
錦繍を バックに
吾
(
われ
)
を 撮る
夫
(
つま
)
の 落ち着きのなさ 笑う十勝岳
42
露結ぶ 中秋の月 おぼろげに 絶えた虫の音 静かに包む
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