麻だ。
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はじめまして、ほぼ夢の記録。

無為むいのまま 降りつづく雪 こうなれば 有為ういであろうか 飛ばない飛行機
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ほほ笑みは 生後三日の が語る キユッ とあがった ピカピカの頬
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この窓は オリオンが走る ※大六角を立てて 昨夜は月を 追いかけていた
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霜月の 晦日みそかのAEON 人にもまれ 焦がれる静謐 伽藍がらん御堂みどう
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胡麻酢和え。酢と思てたら 白だしドバァー 虚無が創りだす 黒い卵焼き。 / 黒ゴマだった🙄
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寅の刻 感謝知らずの 血筋だと 夢に起こされ ぢっと耳澄ます
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嫁と子に 今年も新米 喰わせると 空転しながら 走る人らに / 勤労感謝の日
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短針が 5さし長針 2をさせば 母帰りきて ともる電灯
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積雪は 十九センチ きのうまでの 浮かれ気分は 静かに埋まる
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夢に立つ 父のネクタイ 髑髏どくろ柄 無常?再生? 魔よけか決意?
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真夜中に するどく光る 二十三夜 17才の 君に似ている
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たましい と いう名の核持つ 単細胞 そう見えるかな 空からの雪
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ぐ空を 到着便が 横切った 日本を想う 小春日和に / 国会
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あの山も この山もまた 唐松の 黄金おうごんの山 ドンと座したり
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赤貧の 中にあっても 質流れの ラジカセを買う 昭和の父よ / 文化の日
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桜葉さくらば 一葉ひとはのこらず 落ち果てて 届かぬ手紙 どどと着くよに
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金沢へ 嫁いだ友は 道産子で 小箱につめて 「これが木犀」
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人びとは 縦横無尽に 行き交いて ひとりたたず 駅コンコース
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言の葉の 獲得自在 信じたり 騙されちゃったり 心透けたり /
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雪道の 峠のカーブ 右ゆけば トンネルあかく 我を吸うなり
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生え癖を なんとかしろと 罵られ DNから やり直せってか / 親子
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吸湿し 発熱するはず この毛布 寒くてどうした あたしの代謝
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手のひらの ちっちゃなホクロ 手をピンと 伸ばさなければ すぐに埋もれて
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くれないに 染まるさくらの 並木道 この色合いと 合体しそう
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熱闘は 悔し涙に たそがれて 雪のにおいの 空を見上げる / 日ハム
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放物線。ダイヤモンドを 駆け回まわる 宇宙のような 素粒子のよな / 野球
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露受けて 二、三のつぼみ 切り花に 空色あさがお また逢おうね / 庭仕舞い
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ベンチ外 ほとんど吾子と 同年代 思ってしまう 「すぐあきらめるな」 / スポーツの日
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金の輪と 水輪の境い目 金輪際こんりんざい 浄土と地獄の 境い目らしい / 語源
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白鳥の 声新米の 炊ける音 勝鬨かちどきあげる ハムの若武者 /
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