Utakata
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麻だ。
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はじめまして、ほぼ夢の記録。
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あの山も この山もまた 唐松の
黄金
(
おうごん
)
の山 ドンと座したり
37
赤貧の 中にあっても 質流れの ラジカセを買う 昭和の父よ
/
文化の日
34
桜葉
(
さくらば
)
は
一葉
(
ひとは
)
のこらず 落ち果てて 届かぬ手紙 どどと着くよに
37
金沢へ 嫁いだ友は 道産子で 小箱につめて 「これが木犀」
37
人びとは 縦横無尽に 行き交いて ひとり
佇
(
たたず
)
む
駅コンコース
40
言の葉の 獲得自在 信じたり 騙されちゃったり 心透けたり
/
人
37
雪道の 峠のカーブ 右ゆけば トンネル
明
(
あか
)
く 我を吸うなり
39
生え癖を なんとかしろと 罵られ
D
N
A
から やり直せってか
/
親子
33
吸湿し 発熱するはず この毛布 寒くてどうした あたしの代謝
43
手のひらの ちっちゃなホクロ 手をピンと 伸ばさなければ すぐに埋もれて
32
紅
(
くれない
)
に 染まるさくらの 並木道 この色合いと 合体しそう
29
熱闘は 悔し涙に たそがれて 雪のにおいの 空を見上げる
/
日ハム
29
放物線。ダイヤモンドを 駆け回まわる 宇宙のような 素粒子のよな
/
野球
34
露受けて 二、三のつぼみ 切り花に 空色あさがお また逢おうね
/
庭仕舞い
42
ベンチ外 ほとんど吾子と 同年代 思ってしまう 「すぐあきらめるな」
/
スポーツの日
27
金の輪と 水輪の境い目
金輪際
(
こんりんざい
)
浄土と地獄の 境い目らしい
/
語源
32
白鳥の 声新米の 炊ける音
勝鬨
(
かちどき
)
あげる ハムの若武者
/
秋
29
錦繍を バックに
吾
(
われ
)
を 撮る
夫
(
つま
)
の 落ち着きのなさ 笑う十勝岳
41
露結ぶ 中秋の月 おぼろげに 絶えた虫の音 静かに包む
43
見上
(
みあ
)
ぐれば ガラスの床に 突っ伏した オリオン様ね 遠いね、そこは
35
花の色 草の緑を 焼きつける あとひと月も すれば白銀
46
読経の 僧侶の袈裟は
藍白
(
あいしろ
)
に 金銀の雲 暮れてゆく秋
43
また一人 昭和の
爺
(
じい
)
が 亡くなって 透明感が 増す秋の空
43
稲刈りの すすみ具合が あいさつの 田んぼの町の お通夜の席の
44
おしなべて
花蕾
(
からい
)
は天に 向かいおり 空色の花 咲かせるが為
48
彼
(
か
)
の岸も
此
(
こ
)
の岸もなし 海原を 白銀に染める 羽田の朝陽
40
安心の 同調行動 ここでない パレードはもう 始まり終わる
31
隣家
(
となりや
)
の 煙突屋根の 三角の 影がとどけば 開く秋の戸
41
根を張れぬ レッドカラント 細りゆく 今日も今日とて 雨に撃たれて
37
飲み会の
夫
(
つま
)
を迎えに 車駆る 友蔵ばかり 三人 四人
/
敬老の日
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