Utakata
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麻だ。
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はじめまして、ほぼ夢の記録。
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六桁も いくかいかない 家計簿の 数字あわせに 必死となりぬ
27
足元を 雪にとられても この桜 咲いてみせると 花芽膨らむ
34
切り花の なでしこの蕾 つぎつぎと 咲き方を 伝えるように
35
うたかたに 春の気配が 息づいて 姉やをみている 末っ子のよに
29
一条の 光りは蜘蛛の 糸なのか
空
(
くう
)
を掴んだ まだ娑婆だった
35
真っ暗な 舞台の上の ピンスポット 笑う演技が 一番
難
(
むず
)
い
28
モノクロな 弥生に
贖
(
あがな
)
う ご先祖に 蕾がたくさん ついたナデシコ
31
顔の傷 とはプライドか 生傷か 絆創膏を 買いなと云われ
21
水中の 足を引っ張る どなた様? なんだ藻屑か おとといおいで
28
蟠
(
わだかま
)
る。漢字の由来 知るにつけ 永い歴史の 人の魂
37
雪解けは Vivace Vivace 賑やかな 覗いてしまうよ つうの機織り
28
横綱の 綱の白さに めざめたり 春へと向かう
薄墨
(
うすずみ
)
のアサ
31
かたくなな 心ほどけて 血が通う 根雪解けゆく 春の水音
/
2018年詠
34
凍結が 長びいている 列島に 虹色の ダイヤモンドダスト
/
美瑛町
28
花びらを いくら集めても 形には ならない だから あなたは生きて
30
今日のこの 星の並びを またいつか 観るのだろうか 君と一緒に
/
過去詠再掲
36
星を
呑
(
の
)
むほど深い呼吸した 産声いらいの エンパイアブルー
28
輪郭が ぼやけたままの 月ひとつ
朧
(
おぼろ
)
な夜に 窓埋める雪
42
肉球の 跡をたどって 雪漕げば たたずむ木々の 真白き姿
48
今日もまた 独りよがりの 雪はふり 上書きなんか できやしないのに
37
機上より 眺める海は
凪
(
なぎ
)
満ちて 輪廻を超えて 虹色に光る
29
降りしきる 雪の合い間に 一筋の光りはありて ひた走る春
40
子が差しだす 肉まんの皮 だけ食べて 美味しかったと 欺瞞の親だ
32
この時期に いそいそ出かける 北陸路 選ばれし者 だけ辿り着く
/
遅延祭り
25
感情を 揺らさぬように 生きている やけに
瞬
(
またた
)
く 春のシリウス
48
警報が トレンドの今日
蝋燭
(
ろうそく
)
の 灯し火
凛
(
りん
)
と 微動だにせず
26
気嵐
(
けあらし
)
が
追儺
(
おにやらい
)
の 何をかを 松葉に結ぶ 樹氷となりて
27
結晶を 結べないまま 降り積もる ゆるかった冬 豆をほお張る
27
きさらぎの 光りは満ちる ボイラーの湯気を 可視化し 空に誘うよ
28
歯車が まわる音にも 聞こえたり ポトンコトンと 屋根からの雪
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