Utakata
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麻だ。
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はじめまして、ほぼ夢の記録。
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錦繍を バックに
吾
(
われ
)
を 撮る
夫
(
つま
)
の 落ち着きのなさ 笑う十勝岳
42
露結ぶ 中秋の月 おぼろげに 絶えた虫の音 静かに包む
44
見上
(
みあ
)
ぐれば ガラスの床に 突っ伏した オリオン様ね 遠いね、そこは
37
花の色 草の緑を 焼きつける あとひと月も すれば白銀
48
読経の 僧侶の袈裟は
藍白
(
あいしろ
)
に 金銀の雲 暮れてゆく秋
44
また一人 昭和の
爺
(
じい
)
が 亡くなって 透明感が 増す秋の空
45
稲刈りの すすみ具合が あいさつの 田んぼの町の お通夜の席の
45
おしなべて
花蕾
(
からい
)
は天に 向かいおり 空色の花 咲かせるが為
48
彼
(
か
)
の岸も
此
(
こ
)
の岸もなし 海原を 白銀に染める 羽田の朝陽
40
安心の 同調行動 ここでない パレードはもう 始まり終わる
31
隣家
(
となりや
)
の 煙突屋根の 三角の 影がとどけば 開く秋の戸
41
根を張れぬ レッドカラント 細りゆく 今日も今日とて 雨に撃たれて
37
飲み会の
夫
(
つま
)
を迎えに 車駆る 友蔵ばかり 三人 四人
/
敬老の日
35
明日がきて 鰹のダシとる ルーティンは 具沢山より 具なし味噌汁
31
あした咲く つぼみさがして 安堵する 半分いじょう かれてる朝顔
47
フライングソーサー 朝ゆく 月ににて 儚げなるや ひとひの命
30
杓文字
(
しゃもじ
)
とは
※光り
(
お米
)
を掬う 道具なり 木から白プラ 今は透明
27
八割方 となりの屋根の 三角の 窓枠からの 月がまぶしい
40
泣いたって どうにもならない のは承知 満ちてく涙
健気
(
けなげ
)
は見ない
40
命懸けで じりじり 焼き尽くす君へ かける言葉が 見つからないの
42
運針が 唯一無になる 作業とて ブラウスの裾 千鳥にまつる
38
虫食いの あとは涙の
型
(
かたち
)
して くもり空にも 朝顔は咲く
65
味噌汁の 鍋かき混ぜて ン十年 ここが宇宙の はじまりなのか
/
ビックバン
40
叩きつく 雨は化粧が 崩れるほど 真夏の雪の 女郎のなみだ
/
北に線状降水帯
28
棲み分けが はじまる合図 新世界 天にとけてく ホルンの雄たけび
/
ドボルザーク
37
ズルズルと わかっちゃいるけど やめられない 見かねた雷神。 怒号と閃光
38
ここに来て 身長一センチ 伸びて オーラが少し 強くなったか
51
ピクリとも 動かぬ森の 木々たちの 沈黙の底に 流る水の
音
(
ね
)
51
【納涼】さっき洗ったお皿が二枚 さっき洗ったお皿が四枚 さっき洗った…
/
盆
34
盂蘭盆會の ご先祖たちは なに思う 帰るところが あれば嬉しい
33
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