麻だ。
81
220
投稿数
643

はじめまして、ほぼ夢の記録。

錦繍を バックにわれを 撮るつまの 落ち着きのなさ 笑う十勝岳
42
露結ぶ 中秋の月 おぼろげに 絶えた虫の音 静かに包む
44
見上みあぐれば ガラスの床に 突っ伏した オリオン様ね 遠いね、そこは
37
花の色 草の緑を 焼きつける あとひと月も すれば白銀
48
読経の 僧侶の袈裟は 藍白あいしろに 金銀の雲 暮れてゆく秋
44
また一人 昭和のじいが 亡くなって 透明感が 増す秋の空
45
稲刈りの すすみ具合が あいさつの 田んぼの町の お通夜の席の
45
おしなべて 花蕾からいは天に 向かいおり 空色の花 咲かせるが為
48
の岸も の岸もなし 海原を 白銀に染める 羽田の朝陽
40
安心の 同調行動 ここでない パレードはもう 始まり終わる
31
隣家となりやの 煙突屋根の 三角の 影がとどけば 開く秋の戸
41
根を張れぬ レッドカラント 細りゆく 今日も今日とて 雨に撃たれて
37
飲み会の つまを迎えに 車駆る 友蔵ばかり 三人 四人 / 敬老の日
35
明日がきて 鰹のダシとる ルーティンは 具沢山より 具なし味噌汁
31
あした咲く つぼみさがして 安堵する 半分いじょう かれてる朝顔
47
フライングソーサー 朝ゆく 月ににて 儚げなるや ひとひの命
30
杓文字しゃもじとは ※光りお米を掬う 道具なり 木から白プラ 今は透明
27
八割方 となりの屋根の 三角の 窓枠からの 月がまぶしい
40
泣いたって どうにもならない のは承知 満ちてく涙 健気けなげは見ない
40
命懸けで じりじり 焼き尽くす君へ かける言葉が 見つからないの
42
運針が 唯一無になる 作業とて ブラウスの裾 千鳥にまつる
38
虫食いの あとは涙の かたちして くもり空にも 朝顔は咲く
65
味噌汁の 鍋かき混ぜて ン十年 ここが宇宙の はじまりなのか / ビックバン
40
叩きつく 雨は化粧が 崩れるほど 真夏の雪の 女郎のなみだ / 北に線状降水帯
28
棲み分けが はじまる合図 新世界 天にとけてく ホルンの雄たけび / ドボルザーク
37
ズルズルと わかっちゃいるけど やめられない 見かねた雷神。 怒号と閃光
38
ここに来て 身長一センチ 伸びて オーラが少し 強くなったか
51
ピクリとも 動かぬ森の 木々たちの 沈黙の底に 流る水の
51
【納涼】さっき洗ったお皿が二枚 さっき洗ったお皿が四枚 さっき洗った… /
34
盂蘭盆會の ご先祖たちは なに思う 帰るところが あれば嬉しい
33