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投稿数
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カッコウの 声を合図に 次々と 花を咲かせた 魂いた
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祝日の ない六月の そこここに 芍薬という 姫様が立つ
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水無月の 朔日ついたちに ストーブ点火 葉陰の濃さに 逡巡しつつ
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朝凪に 鳥らの声しか 聞こえない 世界にただ 一人の私
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ブロック塀 かたむくほどの 奔放さ 空き家の藤の 紫さえて
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リトマスの 試験紙購入 から始まる わがダーリンの 菜園やいかに / 酸度計はいらないらしいw
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世界から スターが消えた 夜空にも 星影はあり 無数にありて 
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五月雨さみだれ というには冷たい 雨がふり 苗の植え時 また一日ひとひ伸ぶ
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そんなこと 自分でできると 疎まれて いつまでも付かぬ 御膳の燃料
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通夜席の 御膳の固形燃料に チャッカマンにて 火付けてまわる
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あさひかわ 菓子博なんか やらないで 饅頭一個 しか食べられない / PR短歌
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華やぎの 街とうらはら リラ冷えの フィックス窓から 眺める夜空
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何も損は していないのに 言っただの 云われたなどと さるイヌたち
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凪の海へ あなたを送り 出せたらと 小さなものが ただ愛おしい
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温泉へ 道のすがらに トラクター 田植えに浮きたつ 乙女でなくとも
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たわわなる リラの花房 街角で 胸いっぱいに 香りを満たす / ライラック祭り
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若葉風 左脇腹 肉離れ ハムの四番を 護り給え / 推し活
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朽ち果てた パチンコ店の 駐車場 かつての栄華 そのままに藤
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鍬をふる 夏の野菜を 食むために 時をさまよう あなたのために
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花びらは アスファルトにさえ 解けてゆく 桜という名の かたちを借りて
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徒桜あださくら 一まい一まい 降りてくる 絶望と 希望にゆれる メトロノーム
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独眼の ハーフムーンは トタン屋根 あたかも海を 眺めるように
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水の田に 光りの道が あらわれて 太古の景色 穢すことなく
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玄関を 開ければそこは ピンク色 忘れていたよ やわいということ / やっと開花🌸
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喜びや 悲しみだとか 実相は わたしがつくる 雨の桜に
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さみどりが うなづく川辺 伸びしろが 少ないなりに 肯定されて
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ボケでなし。 ただ無知無明の 現れか 子供時代は 戦中戦後 / 昭和の日
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吾子の住む 街に積雪 予報でて あのコは靴を 選べるだろうか…
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雨だれが 海の景色を 呼んできて 奇跡のように はじまる呼吸
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暗やみの 星をさがして ダムへゆく もう逢えぬ人 見ていてくれる
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