麻だ。
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はじめまして、ほぼ夢の記録。

子カラスの 巣立ち終わりの 静けさよ 朝が来たのも 気付かぬまでに
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山背やませ吹く 沸いたお風呂に 浸かったら 底がまだ水 そんな日曜
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花の名は マルバモスカー タアルバ そんなのとても 覚えられない / 咲けば善い
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巣のために 小枝切りそろえ 並べたり。 今、子のカラス うげげっえと鳴く / 巣立ち
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沿道の ルピナスの列 旗をふり 平和を願う 王女の気分
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海に浮く ロードコーンは やすやすと 禁止区域の ロープを越えた
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浮遊する ポプラの綿毛わたげ を受けて 刹那にひかり 存在知らす
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善いあんを 表と裏で 包みこむ の人からの 船出のどら(焼き)
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片すみに ミヤコワスレの 花の群れ 苦かったきず 染みる紫
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隠元の 根だけごっそり 喰ってった 見えない敵と 闘うアマは… / 素人菜園
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燃焼の 効率低下は 良しとして なかなか燃えぬ どら焼き二つ  / なぜ食べてしまったのか?
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双葉のまま 枯れるやもしれぬ 朝顔に 寝グセのような 本葉がチョロリ
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完璧を 求められると バグりだす 果てなく続く 「もう少しです。」
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毬毬イガイガを おさめて水の 玉となし 三草二木さんそうにもく 人に降る雨
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静寂な ひなたの庭に カッコウが 今時いまときを告げ 草を引くわれ
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おちこちの ボールペン 集めてみたら とらやのヨーカンの 箱が満杯
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どれもみな 十字にかがやく 星のに 神しかいない たましいの世界
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塗り込めた 心の砂漠の ザラザラを みた朝に咲く 亜麻あまの一輪
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リラ冷えに 厚着をすれば いいものを 初夏の装い …ストーブつける
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義母かあ様は 毒の林檎を 差しむけた 鏡を割れば すむことなのに
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ひと粒の インゲン豆が 革命を 地割れを 起こす ジャンヌ・ダルクよ
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ひたすらに 雪をみつめて 旅立ちぬ アリアは響き アカシアは散る / ニセアカシア
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鼻奥はなおくの 腫れ物ひとつ 何ゆえに グズつく空には わかるまいて
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思わない 方に転がる 一輪車 クリもナナカマドも 花は真っ白
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待ちわびて 影が染みつく 夕のころ かどから不意に 母はあらわれ/ 2 019.4
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ふくよかに 白くひろがる 山法師 手負いの兵士 優しく包む / 2017.7.5
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思い出す 花もないほど 必死の恋 夢であえても ただ砂の色
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デンパタに うぶ毛がはえて 毛が三本 やがて黄金こがねの 風のかたち
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もうやめよう 自分を呪い 抹殺する 奴は来るなと 云えば善いのだ
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アカシック レコードの傷が 針とばす ジメッジメッジメッと 自滅の時を
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