Utakata
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走る師に 沈められそう 揺らぐ
我
(
われ
)
いま必要の ない文具沼
/
文具女子博
28
透きとおる ほどに浄化 されたとして 虫は虫なの? 神様なの?
23
親兄弟 困らないよう 祈るだけ 灯油は
立米
(
リッター
)
百十九圓
/
年明け拾五圓アップとか
23
ゆっくりと しかし たくさんの 雪がふります 怒りながら ほほ笑むように
/
雪女郎
26
魂の 重さでおちる 地球まで 青い空から ふわふわ淡雪
52
頷くよう しずりの雪が 落ちるとき 始まる予感 気流のうねり
33
三日月は はるか彼方を みつめたまま 振り向きもせず 慕う
夕星
(
ゆうづつ
)
35
淡々と 平凡をつみ かさねゆく 白雪を踏み しめながら行く
31
見る夢が 波乱万丈 うつしだし
終
(
つい
)
はバスの 窓から青空
30
歳の瀬の 国会中継 いき苦し 鮮やかがすぎる ポインセチア
33
平安も 生きていたやも しれませぬ 周明の最期 打ちひしがれて
/
光る君へ
25
白妙の 光りあまねく 降りそそぐ 駆けだす前の 儀式みたいな
/
師走朔日
25
名を呼んで 種をまきたい またいつかの 電子の
宇宙
(
そら
)
で 星になる人
28
窓いっぱい グレイの空が あったって 悪くはないよ 山盛りレタス
35
湯けむりは 増幅させる 泣き笑い いまだに生きる 意味など探し
41
透過した 下弦の月が はらはらと 風花をよぶ もはや根雪と
32
めくっても めくってもまっ 黒のチラシ そんなに沢山 買えやしません
!
/
ブラックフライデー
27
安定の 長靴はいて
B
B
A
は行く この雪原を 渡りきるまで
25
出遅れた 白鳥一羽 おおあわて 羽ばたきの数 目に見えぬほど
44
雪景色 から車にて 参時間
土
(
つち
)
黒ぐろと オホーツクの丘
37
つぎつぎと 破壊されゆく わが周り 洗濯機のつぎ タイヤのパンク
/
🤔侵略者か?
29
のみ込まれ そうな雲行き 他人とは 比べないこと 花は一輪
/
冬
40
この世をば 儚きものと 思うれど 脱水しない 洗たく機とは
27
ゴネンゴノ アタシヲミタワ カクジツニ ジバンチンカネ メンキョコウシン
24
歩きつかれ 夢中に寄りそう 人のいて 無理きかぬ脚と そっとなで説く
39
果てしなし 不死のたましい 思うとき この世で受くる 傷やけがれは
29
舞殿を 拝すそばから 秋しぐれ 由比の浦へと 若宮大路
35
辿り着く 頼朝の墓
苔生
(
こけむ
)
しても 威風堂々 洋花を献花
30
ふる里の 駅は最北 行きどまり 上下線など 知らずに育ち…
41
すぐ降りた 折り返し電車 ホーム
向う
(
むこ
)
それ乗りたいの あれ行っちゃった
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