Utakata
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ジョージ
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92歳で初めてのスマホ短歌デビューしました。
短歌作って何十年、万葉集愛好者
不慣れではありますが宜しくお願いします。
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この暑さ裏の薮より蝉の声ひ孫が呼ぶよなジ−ジ−ジ−
12
庭先にパン屑撒けば早速に巣立ったばかりの子連れの雀
16
米と聞き死語が立ち帰る
早苗饗
(
さなぶり
)
に刈り上げ餅と土洗い祝
7
朝早く馬耕に代掻き日暮れまで馬の尻追う来る日もくる日も
11
米と言えば七十年前が蘇る泥にまみれし米づくりの日々
8
米身ぢか主食に酒と味噌󠄀醤油子等が喜ぶ
霰餅
(
あられ
)
に煎餅
(
せんべい
)
5
長月に九十四歳誕生日すこやかなれば白寿へ一歩
14
この暑さ我が世の夏とサボテンはぎつぎと咲くトロ箱の中
14
この夏もメロンが届く古里の同級生の彼の女性より
14
油送船
(
タンカ−
)
の通りし後は船頭の
叫
(
おら
)
ぶ声太し確り掴まれ
12
海からの飛砂防止に耐えてゐる浜梨の刺に真っ赤な花々
12
暮れ方に庄内砂丘の天辺に見る燃える太陽日本海に入る
11
海釣りに今朝も三時に船宿へ右舷の
艫
(
とも
)
の 釣り座取らんが為に
12
鯵釣りに浦賀沖にて糸を垂らせば巨大な
盥
(
たらい
)
の如き
油送船
(
タンカ−
)
迫る
13
つゆ時の雨に打たれてあじさいの球状の花地面に伏せて咲く
13
一日
(
ひとひ
)
かけ鉢の植え替えをれば裏の藪より
杜鵑
(
ほととぎす
)
の鳴く
9
花散りし鉢のさつきを植え替える その鉢々に雨降り続く
10
霧雨に月下美人の花開く薄明かりの中に香り漂ふ
15
この頃はここ古米とこめの鳴く こけこけっこうの
鶏
(
にわとり
)
と競う
9
この日頃夏日が続き夕陰に荒草刈れば汗しとどなる
13
道の駅泥付き落花生並んでる今夜のつまみに塩茹でにせん
13
今朝見れば風呂場の隅に
守宮
(
やもり
)
居てここに餌ないよと外へ連れ出す
15
満月に水の張りたる田圃みち月影と共に我が家へ
辿
(
たど
)
る
16
鳥海山
(
とりみやま
)
秋に伐りたる
粗朶
(
ぞだ
)
あまた吹雪の山路
馬橇
(
ばそり
)
で運ぶ
9
母つくる
田楽
(
でんがく
)
焼の木の芽とる 山椒のかおり指に残れり
14
妻つくる昼のラ‐ メン添え物の庭で摘みたる三つ葉が香る
14
春雨の激しく降りし庭一面チㇼアヤメ咲く空色の花
7
今朝目覚め
厨
(
くりや
)
にたてば鼻を突く味噌󠄀汁にほふお袋の
背
(
せな
)
7
花が咲く盆栽棚にはムレズメ桜にボケと日陰に
射干
(
しゃが
)
も
7
車にて
谷間
(
たにあい
)
の路を走り行く
白
(
はく
)
木蓮の街路樹つづく
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