Utakata
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ジョージ
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92歳で初めてのスマホ短歌デビューしました。
短歌作って何十年、万葉集愛好者
不慣れではありますが宜しくお願いします。
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つゆ時の雨に打たれてあじさいの球状の花地面に伏せて咲く
13
一日
(
ひとひ
)
かけ鉢の植え替えをれば裏の藪より
杜鵑
(
ほととぎす
)
の鳴く
9
花散りし鉢のさつきを植え替える その鉢々に雨降り続く
10
霧雨に月下美人の花開く薄明かりの中に香り漂ふ
14
この頃はここ古米とこめの鳴く こけこけっこうの
鶏
(
にわとり
)
と競う
8
この日頃夏日が続き夕陰に荒草刈れば汗しとどなる
13
道の駅泥付き落花生並んでる今夜のつまみに塩茹でにせん
12
今朝見れば風呂場の隅に
守宮
(
やもり
)
居てここに餌ないよと外へ連れ出す
14
満月に水の張りたる田圃みち月影と共に我が家へ
辿
(
たど
)
る
16
鳥海山
(
とりみやま
)
秋に伐りたる
粗朶
(
ぞだ
)
あまた吹雪の山路
馬橇
(
ばそり
)
で運ぶ
9
母つくる
田楽
(
でんがく
)
焼の木の芽とる 山椒のかおり指に残れり
14
妻つくる昼のラ‐ メン添え物の庭で摘みたる三つ葉が香る
14
春雨の激しく降りし庭一面チㇼアヤメ咲く空色の花
7
今朝目覚め
厨
(
くりや
)
にたてば鼻を突く味噌󠄀汁にほふお袋の
背
(
せな
)
7
花が咲く盆栽棚にはムレズメ桜にボケと日陰に
射干
(
しゃが
)
も
7
車にて
谷間
(
たにあい
)
の路を走り行く
白
(
はく
)
木蓮の街路樹つづく
10
真夜中に
雷
(
いかづち
)
とどろき起こされて稲妻走り真昼の如し
10
陽射しよし今日は亡き
娘
(
こ
)
の墓参り甥の車で
媼
(
おうな
)
に
翁
(
おきな
)
12
虫達よ春の花々咲きだした目立つ黄色でみな待っている
16
春彼岸 植物達はみな目覚め土手の
傾
(
なだ
)
りに
土筆
(
つくし
)
ふきのとう
13
鉢植えの
山茱萸
(
さんしゅゆ
)
が咲きだした雲一つなし彼岸の中日
11
もうこれで会う事もなしこの子には 思へば悲し目頭を押さえ
12
札幌に転勤決まり一家来る曾孫喜びジジババとはしゃぐ
17
人の世は学ぶこと多し卒寿過ぎ 電脳に
躓
(
つま
)
ずき孫の手借りる
13
代掻きに牛に習いて一歩づつ足を運べば仕事
捗
(
はかど
)
る
11
学舎
(
まなびや
)
を最後となれる女学生 和服に袴で華やぎの笑み
11
早蕨
(
さわらび
)
の摘む時期学べと父の言ふ桜のさかりがもっとも良しと
14
スマホにて花に
翳
(
かざ
)
せば答えありスマホに学ぶ花々の名を
9
今朝見れば風呂場の隅に
守宮
(
やもり
)
いて食べ物ないよと外に連れ出す
16
勤め終え三十余年の詩歌詠み 一つに纏めんと
終日
(
ひねもす
)
睨む
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