Utakata
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ジョージ
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92歳で初めてのスマホ短歌デビューしました。
短歌作って何十年、万葉集愛好者
不慣れではありますが宜しくお願いします。
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葡萄の花人目に付かねど実を結びやがて 鈴なり目の正月に
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古里の友よりおくらる庄内柿 一ケ月後には最後の一つ
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神話にもしばしば語られる
無花果
(
いちじく
)
を見ればしのばる時空の時を
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デラウェア今は店では見掛けないむかし懐かし葡萄の味を
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秋日和空き地一面群がりて背高泡立草揺れている
7
柿の実は秋を色どり空に映え小鳥呼びよせ万歳の形ちに
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秋深み冬眠前のもずく蟹 捕らえ食べる秋の味ぞこれ
7
古里は秋の味覚の宝庫なり栗に野葡萄きのこ狩りなど
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秋来れば菊の花咲く秋の味もってのほかとう食用の菊
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一生に一度いいから沐浴とガンジス川に遺体のごときも
4
真夏より一気に秋の寒さ来て 老躯を守る羽毛を探す
7
紛争のガザの地区では食べ物や飲み水もとめて長蛇の列に
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素戔嗚の
(
すさのお
)
八岐の大蛇を退治して櫛名田比売と出雲に暮らす
5
白蛇とは家に仕合せ呼ぶと言う財と健やか皆んなの願ひ
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能登半島地震に潰され大雨に水びたしにされて必ず晴れる
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玄関の窓に張り付く
守宮
(
やもり
)
ゐて 守ってくれればすこぶる元気
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大相撲土俵の蛇の目踏み越して勇み足にて黒星となる(題詠蛇 )
4
歌手
(
うたうたい
)
胸の蛇腹を伸び縮めメロデ− 奏でるアコ−デオンの
音
(
ね
)
5
川鵜らは蛇籠の上で一列に並んで羽根を乾かしをりぬ
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のろのろの十号台風氣が揉める早く日本海に抜けて行け
(
)
9
富士登山くだる須走加速なし まろびてひしやぐ腰の水筒
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猛暑にてクウ−ラ−付けよ水飲めと のめば飲むほど汗しとどなる
9
暮れ方に水撒きをれば藪蚊きて ご馳走とばかり足首攻める
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タイ娘エメラルド寺院背景に写真を撮れと錦蛇肩に
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昔には
釣瓶
(
つるべ
)
で汲みし
厨
(
くりや
)
水 蛇口ひねれば水でる湯も出る
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薬味にとバッタの残せし
紫蘇
(
しそ
)
葉つみ葱も刻むで揖保の糸啜る
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花の名は長崎
甲比丹
(
カピタン
)
藤の花 白花くっきりオランダの匂う
5
両膝にバケツを挟み
牛乳
(
ちち
)
しぼり夏の暑さにしとどの汗が
8
鎌倉の弁財天にて
札
(
さつ
)
洗う清き池には
白蛇
(
はくじや
)
棲むと言う
5
真菰
(
まこも
)
干し
御霊
(
みたま
)
迎へる馬造る盆の行事も語り種となり
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