ジョージ
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92歳で初めてのスマホ短歌デビューしました。
短歌作って何十年、万葉集愛好者
不慣れではありますが宜しくお願いします。

如月に一ケ 月ぶりの 慈雨なれば 畑の野菜も主婦も喜び
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如月きさらぎの朝を迎へてこの寒さ くしゃみ鼻水しきりにせはし
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人生はまるくまるく真ん丸に残りのよはいまぁるく生きん
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頂きし棒鱈食めばあらわるる幼き頃の村の五十集屋いさばや
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山形の土産に頂く棒鱈は七十年ぶりのおふくろのあじ
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 魂消 たまげるなぁ今日は大寒の筈なのに陽光燦々三月の気温
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寒雀北風吹けば電線に身を寄せ合い羽毛ふくらませ
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寒に入りしみり餅作ると夕暮れに水に浸せし餅を軒先に吊す
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この寒さ日本海側は大雪に三国山脈やま越え関東は晴れ
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この冬の御神渡おみわたりいかにと諏訪湖では 神主気が揉め今朝も見に行く
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寒中に羽黒の山伏勧進に法螺貝ひびかせお札配り行く
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君子蘭笹竹切りて霜除けに霜は降らねど笹の葉唄ふ
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曾孫より賀状が届く元日に貼り絵の獅子舞金いろの雲
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年男ユズリ葉入りの新桶に若水汲みてまづは身を浄め
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小正月柳の枝先に 紅白の繭玉飾る蚕の予祝
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一年を丸く無事にと正月に丸餅いただく古里の習ひ
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元日に庭に射し入る燦々と四海しずやか五穀豊穣(一二三四五)
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年明けに庭に射し入る陽の光り 並びて祈るつつがなき年を
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葡萄の花人目に付かねど実を結びやがて 鈴なり目の正月に
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古里の友よりおくらる庄内柿 一ケ月後には最後の一つ
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神話にもしばしば語られる無花果いちじくを見ればしのばる時空の時を
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デラウェア今は店では見掛けないむかし懐かし葡萄の味を
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秋日和空き地一面群がりて背高泡立草揺れている
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柿の実は秋を色どり空に映え小鳥呼びよせ万歳の形ちに
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秋深み冬眠前のもずく蟹 捕らえ食べる秋の味ぞこれ
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古里は秋の味覚の宝庫なり栗に野葡萄きのこ色々
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秋来れば菊の花咲く秋の味もってのほかとう食用の菊
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一生に一度いいから沐浴とガンジスに立てば遺体も浮遊
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真夏より一気に秋の寒さ来て 老躯を守る羽毛を探す
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紛争のガザの地区では食べ物や飲み水もとめて長蛇の列に
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