Utakata
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ジョージ
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92歳で初めてのスマホ短歌デビューしました。
短歌作って何十年、万葉集愛好者
不慣れではありますが宜しくお願いします。
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如月に一ケ 月ぶりの 慈雨なれば 畑の野菜も主婦も喜び
14
如月
(
きさらぎ
)
の朝を迎へてこの寒さ くしゃみ鼻水
頻
(
しき
)
りにせはし
9
人生はまるくまるく真ん丸に残りの
齢
(
よはい
)
まぁるく生きん
14
頂きし棒鱈食めば
顕
(
あらわ
)
るる幼き頃の村の
五十集屋
(
いさばや
)
15
山形の土産に頂く棒鱈は七十年ぶりの
母
(
おふくろ
)
のあじ
13
魂消
(
たまげる
)
(
)
なぁ今日は大寒の筈なのに陽光燦々三月の気温
12
寒雀北風吹けば電線に身を寄せ合い羽毛ふくらませ
14
寒に入り
凍
(
しみ
)
り餅作ると夕暮れに水に浸せし餅を軒先に吊す
11
この寒さ日本海側は大雪に三国
山脈
(
やま
)
越え関東は晴れ
11
この冬の
御神渡
(
おみわたり
)
いかにと諏訪湖では 神主気が揉め今朝も見に行く
11
寒中に羽黒の山伏勧進に法螺貝ひびかせお札配り行く
11
君子蘭笹竹切りて霜除けに霜は降らねど笹の葉唄ふ
8
曾孫より賀状が届く元日に貼り絵の獅子舞金いろの雲
14
年男ユズリ葉入りの新桶に若水汲みてまづは身を浄め
14
小正月柳の枝先に 紅白の繭玉飾る蚕の予祝
7
一年を丸く無事にと正月に丸餅いただく古里の習ひ
14
元日に庭に射し入る燦々と四海しずやか五穀豊穣(一二三四五)
7
年明けに庭に射し入る陽の光り 並びて祈るつつがなき年を
12
葡萄の花人目に付かねど実を結びやがて 鈴なり目の正月に
10
古里の友よりおくらる庄内柿 一ケ月後には最後の一つ
8
神話にもしばしば語られる
無花果
(
いちじく
)
を見ればしのばる時空の時を
14
デラウェア今は店では見掛けないむかし懐かし葡萄の味を
11
秋日和空き地一面群がりて背高泡立草揺れている
8
柿の実は秋を色どり空に映え小鳥呼びよせ万歳の形ちに
6
秋深み冬眠前のもずく蟹 捕らえ食べる秋の味ぞこれ
8
古里は秋の味覚の宝庫なり栗に野葡萄きのこ色々
13
秋来れば菊の花咲く秋の味もってのほかとう食用の菊
6
一生に一度いいから沐浴とガンジスに立てば遺体も浮遊
5
真夏より一気に秋の寒さ来て 老躯を守る羽毛を探す
8
紛争のガザの地区では食べ物や飲み水もとめて長蛇の列に
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