Utakata
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ジョージ
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92歳で初めてのスマホ短歌デビューしました。
短歌作って何十年、万葉集愛好者
不慣れではありますが宜しくお願いします。
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皐月
(
さつき
)
入りチリアヤメ咲く庭一面スクリューの
形
(
かたち
)
に空の色
6
我が庭に晴の日続きチリアヤメ数々咲き誇る空の色に
4
尾瀬ケ原木道歩めばどっかりと明日は挑まん
燧
(
ひうち
)
ケ岳見ゆ
7
恋慕の情わけなどあらぬ蜘蛛の巣にからめ捕られし昆虫の如し
8
腕
(
かひな
)
くみ君と歩めば
喧
(
かまびす
)
し抑えてなほも胸の高鳴る
6
ゆ
(
0
)
めに見し
き
(
0
)
みと二人で
え
(
0
)
んがわに
す
(
0
)
わって眺める
き
(
0
)
く月の月
(折句 )
4
さくら花はなはだ遅しこの春は くしゃみ鼻水杉花粉とぶ
4
燕岳
(
つばくろ
)
へ急坂たどれば尾根の道 子連れの雷鳥駒草の咲く
5
背戸の藪巨木に絡む藤のはな卯月に盛りと青空に映え
8
火を焚けば囲炉裏で手焙りわらべ等は ねまりて まだかときび団子待ち
7
鳥海山
(
とりみやま
)
朝な夕なに見て育ち 我れが
産土
(
うぶすな
)
母
(
おも
)
の如しも
5
相模湾隔てて望む雪の富士 気持ほつこり得した気分
4
いがぐりの頭は途中で虎になり父の手見詰めるバリカン組立て
3
初場所のテレビ観戦 窓の外紋付けて
尉鶲
(
じようびたき
)
が来た
2
差し渡し一尺の上に身を折りて朝飯まえに
桟俵
(
さんだわら
)
編む
7
老農の皺の深さよ今日の
面
(
おも
)
積みし俵に深々お辞儀
7
ロ‐プウ‐エ−乗りて下りぬ黒四ダムもみじ際だてる常緑の木々
5
泥つきの落花生ならぶ道の駅今夜のつまみに塩茹でにせん
9
人の世はゑがほを見ればなる笑顔ことば未だのやや子がわらふ
6
難聴に両目もかすみ老妻は糸を片手に針と睨めっこ
9
霜月に草木も戸惑ふ夏日あり庭の水木がちらほらと咲く
9
この年は当たり年かや柿の実は頂きもので毎日楽しむ
8
浜辺にて振り返り見れば風紋の鱗を乱せし吾の足跡
6
どっかりと
胡座
(
あぐら
)
をかいて
防風
(
ぼうふう
)
掘る夕餉の食卓浜辺の香る
5
望月にもち搗く兎は杵もちて もち 上げ下ろせば草餅のもち
5
マザーテレサ与へる物は愛だけと頭陀袋から愛を取り出す
3
噛みしめよ貧しきは自由 物有るは苦のはじまりと教えしマザー
6
主の念い貧しき者に愛の手で世界を包むよマザーテレサ
4
限りなく与え続けし慈悲と愛シスターテレサ主に召され逝く
4
月の山目指して
兜巾
(
ときん
)
の山伏は
法螺貝
(
ほらがい
)
ひびかせ雲の峰ゆく
4
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