ジョージ
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92歳で初めてのスマホ短歌デビューしました。
短歌作って何十年、万葉集愛好者
不慣れではありますが宜しくお願いします。

尾瀬が原木道歩めば水 芭蕉 かばの梢に郭公かっこうの 啼く
7
来ても見よ不思議が二つヨコスカにサル見ぬ猿島平らなる坂 (平坂)
4
鳥海の伏流水の湧き いでて梅花藻ばいかもゆれる牛渡川
3
難儀なり心臓病に坂の道息をと整えでで虫歩き
7
タンポポは田圃 のなだりにたんと生え黄花白花ホホホホ と咲く
6
霧雨につまとり歩む 先斗ぽんと町 じゃの目の中のかんざし揺れる
5
夏が来て信濃の国のあずさ川 河童橋より穂高を望む
4
九月じん うから集いて誕生会九十二歳白寿への道
3
敷石の割れ目に生えるタンポポは踏まれふまれて冠毛飛ばす
7
蟋蟀こうろぎは針させ糸刺せつづれ刺せ 冬の備えを我らに告げる
3
砂糖黍ザワワザワワと沖縄に 実りの秋の風のさやけし
3
山形の県歌の歌詞は最上川 唄はず聴かずに久しくなりぬ
9
この夏の猛暑続きに彼岸花十月に入りてやうやく開く
6
背戸の藪 枯木の梢に鴉いて声をかければ唖唖ああと 啼く
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