ジョージ
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92歳で初めてのスマホ短歌デビューしました。
短歌作って何十年、万葉集愛好者
不慣れではありますが宜しくお願いします。

つぶやきは心のスケッチ言葉湧く文字に替えれば詩となり歩む
8
石垣の割れ目に生えるつゆ草は我が世の時と次々咲きつぐ
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梅雨時にいよよ色増す紅の色 石灰が 効いたかあぢさゐの花
6
つゆの雨ハ−トの形の十薬は十字の白花あかときの祈り
5
五月雨に濡れ葉の上を のんびりと 栖家を背なに舞々螺まいまいマイペ− ス
3
鳥海の山より出づる太陽は稲田温め海へと入りぬ
4
五月さつき晴れ遠山みれば山目覚め みどり黃緑風と戯る
7
いも千代子たまのかたぶく年明けに八十八歳いかにとやせむ
6
さざなみの波の寄せくるみぎわち 水平線にきみの面影(折り句)
6
田圃道つがいの蝶飛ぶ野の花へ 鳥のさえずり静寂しじまを破る
9
度々にかわやに呼ばれゆめ途切れ 恋のゆめ見むと蒲団にもぐる
9
海行かば水漬くかばねと うた唄う幼き頃のひもじさ辛さ
6
海釣りに釣果を決める舟の位置 山立てと呼ぶ船頭の私産
5
夜の海焚火の明かりに千鳥の子 チョロチョロ寄り来て追い掛け回す
5
世の中の船出の海は波高し針路定めて風に真向へ
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海釣りに期待を胸に三崎沖終日ひねもすゆられて坊主で帰宅(釣果無し)
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スマホにて花にかざせば答えあり思い出せないその花の名を
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山歩きテント並べて三十年思い出残しなれは独り逝く
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皐月さつき入りチリアヤメ咲く庭一面スクリューのかたち に空の色
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我が庭に晴の日続きチリアヤメ数々咲き誇る空の色に
4
尾瀬ケ原木道歩めばどっかりと明日は挑まんひうちケ岳見ゆ
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恋慕の情わけなどあらぬ蜘蛛の巣にからめ捕られし昆虫の如し
8
かひなくみ君と歩めばかまびすし抑えてなほも胸の高鳴る
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0めに見し0みと二人で0んがわに0 わって眺める0く月の月 (折句 )
4
さくら花はなはだ遅しこの春は くしゃみ鼻水杉花粉とぶ
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燕岳つばくろへ急坂たどれば尾根の道 子連れの雷鳥駒草の咲く
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背戸の藪巨木に絡む藤のはな卯月に盛りと青空に映え
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火を焚けば囲炉裏で手焙りわらべ等は ねまりて まだかときび団子待ち
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鳥海山とりみやま朝な夕なに見て育ち 我れが産土うぶすな おもの如しも
5
相模湾隔てて望む雪の富士 気持ほつこり得した気分
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