Utakata
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ジョージ
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92歳で初めてのスマホ短歌デビューしました。
短歌作って何十年、万葉集愛好者
不慣れではありますが宜しくお願いします。
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歌詠みて自然にふれて野の花を留まり愛でれば仕合せ覚ゆ
4
寒くとも日向に出せばサボテンは次々咲いて四日もつづく
9
人はみな他の生を受けて生きてゐる 野菜も生きもの牛豚鶏も
10
秋空にしばしば聴くは画眉鳥のキヨコ二十一キヨコ二十一と
3
電柱の天辺に止まる鳶一羽 首を左右に何かを狙う
4
右腕の
痺
(
しびれ
)
を探るレントゲン加齢に依るとドクトル
宣
(
のたまわ
)
く
4
秋が来て薄すら色付く庭の柿 撫でたいけれど眺めて待とう
6
敬老会一かけ二かけて三かけて 唄えば一時童に帰る
9
残雪の峠を越えて大清水
河鹿
(
かじか
)
の合唱楽しみ降りる
7
うぐいすの声を 聞きつつ尾瀬が原 至仏を背に探す座禅草
4
亡き父のDNAは元気なり 今年も知らせる花粉の鼻炎
7
餌
(
えさ
)
まけど雀は来ない心配だ やっぱり溶けたか夏の猛暑に
7
バス停に生徒らべったりベジタリアン
馬手
(
めて
)
にスマホに
弓手
(
ゆんで
)
にアイス
2
パソコンの矢印目で追い あたふたとねずみ制御のねこの手探す
2
電脳に挑めど反脳ままならず スイトン育ちの頭かかえる
4
夫
(
つま
)
逝きて残るる者はくの字腰 離農もならず夏草の茂る
13
ひと時は厄介ものの台湾リス
野禽
(
やきん
)
に負けたか此の頃見かけず
3
笹舟を浮かべて遊びし古里の小川も消えて暗渠となれり
7
南天は難転と聞き
橈
(
たわ
)
め居り 短冊掛を
拵
(
こさえ
)
むと思ひ
4
頭よりがぶりと食みし焼
山女魚
(
やまめ
)
供養になるよと山小屋の人
7
秋桜
(
コスモス
)
は坂の道端咲き競う帰りも首ふる赤い手も振る
7
コスモスは風に吹かれて揺れてゐる風は止み花は喜び唄う
5
丹沢にもみじ尋ねて贖いし獅子ゆず太し早速ジャムの具に
5
武山の上昇気流にのりタカ差羽南へ向かふ
4
横浜の港に架かるべ−ブリジ 夕焼け空に富士のシルエット
3
中華街関帝廟に香を焚き
諍
(
いさか
)
いなき世を
拝跪
(
はいき
)
し祈る
6
双十節龍の踊りや獅子舞と
銅鑼
(
どら
)
に合わせて弾ける華僑
4
秋鮭は川を
遡上
(
そじょう
)
し産卵をへ あとは他の生きものの
糧
(
かて
)
となる
4
黄金
(
おおごん
)
に輝く天井モザイク画 息のみ見上げるサンマルコ寺院
4
烏賊墨
(
いかすみ
)
のパスタを食べて微笑めば昔懐かし
鉄漿
(
おはぐろ
)
美人
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