ジョージ
0
16
投稿数
374

92歳で初めてのスマホ短歌デビューしました。
短歌作って何十年、万葉集愛好者
不慣れではありますが宜しくお願いします。

今朝目覚め小雨の降りて雲低く部屋に籠りて練るか詩作を
15
つれづれに心に浮ぶ我が情け数多あまたまとめて詩集となせり
15
健康が一番大事と心得て素振りのラケット 気の向くままに
16
ありがとう来年も咲けよクロッカス今日はそれぞれにお礼肥をやる
13
鉢植えの小型のスイセン咲きだした日射しは強しいよよ春近し
15
転勤に曾孫一家は四月より北海道へ 涙もよほす
13
敬蟄けいちつに出るのを止めよカエルたち外はみぞれに北風の吹く
17
膝痛に歩くに難儀そろそろと公園行けば鳩が寄り来る
16
ひな祭り乾燥続き に雨が降る天の恵みと雨空拝む
11
我が輩は棒鱈よりもカスベよし五十集屋いさばやなければ何処でかうらん
10
サツマイモ食べる習慣身に付きてかわやに立てば今朝も爽快
11
小鳥たち春の日射しだ みな歌へ唄 声聞けば草木も芽吹かん
14
鶯に時鳥ほととぎすなくコジユケイも春は足ばや花々唄ふ
11
夕暮れに水撒きおれば鳥の声微かにとどく時鳥ほととぎすなく
12
目覚むれば弥生の朔日ついたち朝日射す裏のやぶより初音のとどく
14
こんなにも晴天続き乾燥に野菜は高値に こめ不足聞く
10
寒明けて 日脚も伸びて庭隅に黄色鮮やかクロツカスの咲く
18
明治より戦の続くこの国に八十年近き静謐せいひつの日々
13
三歳のひ孫より届く年賀状 貼り絵の獅子が元気に跳ねる
18
棒鱈を食めばあらわる今は昔 村で繁昌 五十集屋いさばやの店
11
髪抜けて残りは白く嗚呼ああ わしもこんなにも長くもったもんだな
15
苺とは草の母なり大きな実ほかの草木も見習ひがんばり
10
この寒さ夜食に頂くこの苺 育てる経費を頭をよぎる
11
冬晴れに物干し竿にジョウビタキ止まりて首をふる白き紋の冴え
13
隣り家の屋根に止まりし鴉ゐて そろそろかと問へば亞々と鳴く
15
五十集屋いさばやはもうっくに見かけない死語になりしか 棒鱈は何処に
11
温々ぬくぬく と陽光射し来る部屋にゐてテレビを見れば古里は大雪
15
節分だ皆なあつまれ豆撒けば鳩も狸も大喜びだ
10
鬼の子も皆な集まれ福の子も今日は節分 いり豆食べよ
15
豆にぎり追儺ついなでぶつける鬼はなしいくさなき世の仕合せな日々
15