ジョージ
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92歳で初めてのスマホ短歌デビューしました。
2025年で94歳になります
短歌作って何十年、万葉集愛好者
不慣れではありますが宜しくお願いします。

思い出は煙となって飛で行く想いが一杯で重たかろ空
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タンポポは夢を見ながら飛でいる今度は何処に花を咲そうかと
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彼岸花白が一っ に赤は八っ並んでる白花は寂しそう
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足かばい金木犀の匂う路ポストに入れる三十一文字を
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雀にと餌撒き居ればででぽぼう来て のら犬も来る
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ごはんつぶ一粒づつに感謝する汗を流せし稲作想起せり
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半歳も何もない鉢に今朝見れば大きな芽が出ている何やら期待
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高市の早苗は伸びて実を結び成るか安定米価の値下げ
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札幌の三歳の曾孫に電話する水族館の事を色々喋る
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我が国の舵取り担う宰相に女性で初の高市早苗氏
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蝋燭は闇夜を照し人を寄せ我身を削る尽き果てるまで
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この歳でスマホを替えて四苦八苦 九十の手習い孫の手借りる
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白紙にB2の鉛筆走らせて灯る想いを三十一文字に
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ヒマラヤのアンモナイトの化石らは淡く光りて旅へと誘う
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雨戸開け朝日射しきて湯を沸かす朝ごとの習ひ今日の始まり
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古里の光が丘の古刹こさつにてはるか昔の即身仏そくしんぶつ拝む
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風そよぐ長月晦日みそか誕生日 庭に紅白の彼岸花咲く
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秋風の長月尽日誕生日 よはい九十四めでたくもなし
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人の世も旅路の如し山また山残りのよはいまあるく生きんかな
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山旅にテントを背負い三十年思い出のこしなれは独り逝く
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伊太利亜の最後の晩餐  リニューアルにその絵が呼ぶのでミラノへ飛ぶ
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四十年勤を終えて褒美にと妻と二人で中国旅行
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この暑さ裏の薮より蝉の声ひ孫が呼ぶよなジ−ジ−ジ−
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庭先にパン屑撒けば早速に巣立ったばかりの子連れの雀
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米と聞き死語が立ち来る早苗饗さなぶりに刈り上げ餅と土洗い祝
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朝早く馬耕に代掻き日暮れまで馬の尻追う来る日もくる日も 
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米と言えば七十年前が蘇る泥にまみれし米づくりの日々
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米身ぢか主食に酒と味噌󠄀醤油子等が喜ぶ霰餅あられに煎餅せんべい
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長月に九十四歳誕生日すこやかなれば白寿へ一歩
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この暑さ我が世の夏とサボテンはぎつぎと咲くトロ箱の中
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