tomatojapan
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気まぐれに アイコン変えて 新年度

いつまでも なんかじゃなくて いつもです こどもはこども まごはまごです
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言の葉の大海進む俵船 七副人は乗り込めますか
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老いたれど子に従えぬシルバーの墓場に似たり セルフレジ前
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フォークソングフォークでは 希望も夢も 詰め込んで カバンひとつで 出かけてみたり
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百均で 思い起こせぬ 買い物を ふと思い出す 帰り道なる
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イチョウ踏む 歩に降りおちる 雨ひとつ 晩秋の杜 ひかりかそけく
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自販機が応えてくれぬ けふもまた かざすスマホの悲しくゆれて
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兎に角も 『共時性』てふ幸運に 今日の一日 賭けてみようか
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とは言えど…未読の多き妻なれば 緊急連絡先 記入せず
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寒空に 水槽洗えば リビングで 金魚笑いて 上から見おり
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今日などは 寒さに負けて 引きこもり Youtubeで聴く 荒木一郎
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九十九の母ナンプレを趣味とする 残りの升の割り振りに、笑む
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小春陽に ゆるき坂押す車椅子 ストライダーのすれ違う角
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大雪の節気にうれし小春日は きみいそがしき洗濯の朝
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「二丁目のサンタ」で登場 飲み仲間 子らの歓声 一身に浴び
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森七菜の 演技に惹かれ ひらやすみ 岡山天音 読み方知らず
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「クリパとはなんぞ」と訊けば 女房の ここぞとばかり 語るぞ悔し
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「伸びたのがうれしい」 ピザのチーズらし となりテーブル 土曜のサイゼ
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暑かりし夏の記憶のかすみゆき 髭剃り傷のくすみて 師走
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わたくしの老後のピークは五年前 仮にも頂点あったとすれば
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マウントをとりたいあなたの鼻先で ひらひらさせる 『なるほど』の旗
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「ゆ・ず・り・は」の響きやさしき夕まぐれ そろそろ落ちぬ葉とぞ思えば
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ついさっき ちょっと前など 茫として ずっと昔が 今を生きてる  
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「生きていた言葉」に献げる徳利のセーター チョッキ ちゃんちゃんこ など
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気持ちよく寝過ぎた朝の腰痛に悩みせしまに師走となりぬ
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毀誉褒貶激しき「時の落ち葉」踏み 秋の残り香 聞くひとひとり
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木枯らしにイルミネーション寒々と分倍河原のまちは眠りぬ
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残余てふ時を数える年の暮れ 「忘年会」を誘う罪びと
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五円玉 穴から覗いた幸せは 蝋石・チウインガム・紙芝居
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じんわりと一昨日の疲れ来る 腰に手を当て 目配せの妙
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