Utakata
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tomatojapan
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期待値をリアルタイムで同期する 大谷翔平打席の毎に
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呆けと惚け ともにまといし我なれば ちかくにあるは妻らしき君
13
さくらいろ濃きも薄きもさくらいろ染まるはよけれ染まらぬはなほ
10
白球を空穿つほど打ち抜けば白嶺の富士黄砂に霞む
12
三年
(
みとせ
)
ぶり旅立ちの朝巡りきて空晴れ渡る 孫ふたり分
13
ユニクロで試着の
M
が
S
になる 縮んだようだよ ねえ、カーサン
10
花粉症 くしゃみひとつで アレクサの ポールモーリア 止まる誤作動
8
エアコンのタイマーなしの朝
来
(
きた
)
る されど
暁
(
あかつき
)
覚えぬ春眠
18
降り注ぐひかりのどけき春なれば集いし人の輪こそ花なれ
12
友の歌う「さくら祭り」の舞台なる 「開花宣言」
未
(
いま
)
だ出ぬらし
9
墓参り済ませ安堵の夕日差すコーヒーの香とカーペンターズ
13
紅白の祝いの梅が咲き残り彼岸此岸の人の行き交う
10
花持ちて
春陽
(
はるひ
)
のみちを行き行けば梅咲き残る今年の彼岸
16
Google
(
グーグル
)
の時間旅行の懐かしき 幼き孫の上書きをする
15
とぼとぼと歩く母の背小さくて すこやか祈る 春の風吹く
22
白寿なる耳遠き母と一語ずつ幼き日のこと
L
I
N
E
で語る
16
今日もまた 踊り場のない階段で 踊り疲れて うずくまる君
14
ガチャ回すちひさき孫の手に見入り彼岸に思う親ガチャの縁
16
一口で飲み干すもよし 人生の飲み残しだし 終活なんて
15
高圧線が五線譜のごと切り分けてエレベーター塔は青空に立つ
17
居酒屋の話題にことかく暇のなし 病気・病院・惚け・薬・墓
10
「異国か」と見まごうばかりの物価高
外面
(
そとづら
)
優し「円」の
内面
(
うちづら
)
9
二年ぶり会う友不意の老け顔にタイムラグにて「やあ」・「おう」・「しばらく」
15
さりとてと 苦しみぬけて 楽するは まだ機にあらず 次の花待つ/さ・く・ら・ま・つ
11
逝きし人の顔薄るるを
理
(
ことわり
)
と知らば
春陽
(
はるひ
)
の我にやさしき
20
震災が人のこころを炙り出す
宴酣
(
えんたけなわ
)
の選挙を踊る
8
いつのまに主語なき災禍の人々に及ばざりしか八十年は
18
「サクラサク」知らせの続く春の日の 朧の空はサヨナラの色
21
「思い出」のジャンルを軽く超えてくるフラッシュバックの哀しき凄み
16
腰痛の妻に付き添う通院の帰り
路
(
じ
)
付き添い交代になり
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