tomatojapan
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気まぐれに アイコン変えて 新年度

九十九の母ナンプレを趣味とする 残りの升の割り振りに、笑む
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小春陽に ゆるき坂押す車椅子 ストライダーのすれ違う角
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大雪の節気にうれし小春日は きみいそがしき洗濯の朝
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「二丁目のサンタ」で登場 飲み仲間 子らの歓声 一身に浴び/昨日は早めの地元の『クリパ』でした
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森七菜の 演技に惹かれ ひらやすみ 岡山天音 読み方知らず
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「クリパとはなんぞ」と訊けば 女房の ここぞとばかり 語るぞ悔し
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「伸びたのがうれしい」 ピザのチーズらし となりテーブル 土曜のサイゼ
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暑かりし夏の記憶のかすみゆき 髭剃り傷のくすみて 師走
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わたくしの老後のピークは五年前 仮にも頂点あったとすれば
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マウントをとりたいあなたの鼻先で ひらひらさせる 『なるほど』の旗
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「ゆ・ず・り・は」の響きやさしき夕まぐれ そろそろ落ちぬ葉とぞ思えば
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ついさっき ちょっと前など 茫として ずっと昔が 今を生きてる  
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「生きていた言葉」に献げる徳利のセーター チョッキ ちゃんちゃんこ など
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気持ちよく寝過ぎた朝の腰痛に悩みせしまに師走となりぬ
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毀誉褒貶激しき「時の落ち葉」踏み 秋の残り香 聞くひとひとり
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木枯らしにイルミネーション寒々と分倍河原のまちは眠りぬ
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残余てふ時を数える年の暮れ 「忘年会」を誘う罪びと
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五円玉 穴から覗いた幸せは 蝋石・チウインガム・紙芝居
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じんわりと一昨日の疲れ来る 腰に手を当て 目配せの妙
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我が重さ支えるほどの脚力を 妻にも求む日 来ずともよし
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十六の春聴く アンディ・ウィリアムス 『イェスタデイ』はビートルズなる
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来し方の小さく見える日のありて 相模の湯屋は紅葉のなか
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秋深し くすみてよかれ うつろいの 言の葉つまる 妻の手をとる
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餅つきを 撮っていただけ 記録班 筋肉痛も しっかりうつり
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世の中が 五七五で 回ってる 訳ではないよ いま何時
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陽だまりに 餅を搗くひと 手を休め 笑顔を交わす 明日から師走
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久方に落ち着きの秋戻りきて 国営昭和記念公園
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ぬるき湯に浸かりて ゆるき幸詠う 忘却の路 そっともどりつ
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小春日に 透けて届くや 温もりの ひかりのなかに 君は微睡む
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窓の外 パチンコ開店待ちの列 朝カフェ 老人 新聞数紙
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