Utakata
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気まぐれに アイコン変えて 新年度
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来し方の小さく見える日のありて 相模の湯屋は紅葉のなか
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秋深し くすみてよかれ うつろいの 言の葉つまる 妻の手をとる
18
餅つきを 撮っていただけ 記録班 筋肉痛も しっかりうつり
18
世の中が 五七五で 回ってる 訳ではないよ いま何時
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陽だまりに 餅を搗くひと 手を休め 笑顔を交わす 明日から師走
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久方に落ち着きの秋戻りきて 国営昭和記念公園
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ぬるき湯に浸かりて ゆるき幸詠う 忘却の路 そっともどりつ
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小春日に 透けて届くや 温もりの ひかりのなかに 君は微睡む
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窓の外 パチンコ開店待ちの列 朝カフェ 老人 新聞数紙
17
日高屋の中華そばにて「本日の打ち止めになりまする」の
体
(
てい
)
13
彩りの秋(飽き)過ぎてなお五回目の入門編を開きしピアノ
18
『解散』を そっと切り出す ゴルフ会 あっさり頷く 『後期』の面々
20
イベントをいくつこなすと一年が過ぎてしまうと身に染む老後
14
けふはまた自己肯定の淡き夜
S
N
S
に
互酬
(
いいね
)
を探す
17
秋深し 朝霧はれて 徒然に 富士の高嶺の 白く光れり
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気がつけば駆け出していたあの頃の無闇に明き三日月の夜
20
母のもつ手提げ手に取り歩みゆく 振り返り見ゆ ちひさきたましひ
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一葉ごと おもい至らず 秋なれば 落ちて重なり おもいの届く/おもい…思い…重い
15
ひとピースはめ込む場所の見つからず 振り仰ぐ空の高さよ
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いつになく雑草少なき清掃日 暑かりし夏 霜月に想う
18
ひだまりを揺らして赤ちゃん泣く声を やさしく包み ファミレスの笑み
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半世紀ぶりに重力働いて 母との暮らし 三体問題
15
削ぎたれば掬いきれなき葉もあらむ 秋の
静寂
(
しじま
)
を
揺蕩
(
たゆた
)
う歌の
18
ひとなみに『元カノ』などと呼んでみる ただ懐かしき 幼馴染を/改
18
光陰の陥穽となりぬ歌研ぎの宵と思へば東雲の空
18
やすやすとその手に乗ってしまったか のようならむ
三十一文字
(
みそひと
)
の闇
14
渋滞の三台前に杖つきてみち渡るひと ふと我と思ふ
17
いまはむかし『松茸』とかいう山里の秋のにほいを味わいし日々
17
太陽に少し近いか ひなたぼこ 屋上駐車に冬のぬくもり/改
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五十五年前の合唱脈動す
円盤
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レコード
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音源 高三の春/改
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