Utakata
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気まぐれに アイコン変えて 新年度
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削ぎたれば掬いきれなき葉もあらむ 秋の
静寂
(
しじま
)
を
揺蕩
(
たゆた
)
う歌の
8
ひとなみに『元カノ』などと呼んでみる ただ懐かしき 幼馴染を/改
14
光陰の陥穽となりぬ歌研ぎの宵と思へば東雲の空
16
やすやすとその手に乗ってしまったか のようならむ
三十一文字
(
みそひと
)
の闇
13
渋滞の三台前に杖つきてみち渡るひと ふと我と思ふ
16
いまはむかし『松茸』とかいう山里の秋のにほいを味わいし日々
16
太陽に少し近いか ひなたぼこ 屋上駐車は冬のぬくもり
15
五十五年前の合唱脈動す
円盤
(
レコード
)
録音 高三の春
15
国の府の秋の錦や大欅 幼な子見守り 七五三かな
20
晩秋に流るる青春 Spotify S&Gやフォークルを聴く
13
「全米は泣かなくていい」 母の泣く 二歳のひ孫 白寿を祝う
14
気分良く 奢った理由を 並べれど 妻に一蹴 されるのがオチ
18
今日までは今年の温み連れており 明日から冷えぬニッポンの冬
18
小春日の白寿の母の耳元に 旅立ちし朋の笑い声届く
21
金婚の 呼んで 頼んで 金出して 来ていただいて 祝いの宴
21
今朝もまたルーティンひとつ崩れゆく 生きづらさ的ルーティンの翳
17
今ならば見送り人の多けれど 年ごと細るや 参集の列
17
スマホてふ諸刃の剣振りたれば
鎬
(
しのぎ
)
にあそぶ日(火)のまた愉し
16
鈍色の空重ね着をするように赤黄緑の秋 置き土産/改
17
山型の山の分だけ残しおり 朝のひかりに 『超熟』のパン/改
17
折り返しの 階段降りて 一休み 踊り場あたりに ぬるめのお風呂
15
オンキョーとビクター アナログ接続す 70年代 ブルートゥースで
16
挨拶を交わす笑顔のうれしくて 思い出せない名前の君の
20
母のこと「ばあさん」と呼びし我もまた子に「じいさん」と呼ばれし 輪廻
17
愚痴ぼやき 五七五で漕ぎ出せば 三十一の海 青く大きく
17
「だから何」 深い意味などないけれど 新芽をつまむ 老いたる鋏
15
相方の胃カメラを待つ吾もまた朝昼抜きの空腹にあり
20
老人の昔語りのあるあるは 切り取り線で切れてくれない
21
そもそも論 「誤解を与えかねない」の 誤解した人 ひとりもいない
14
言の葉の けふは端から二番目を 摘んでぽいと 捨てるが如く
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