Utakata
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tomatojapan
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気まぐれに アイコン変えて 新年度
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冬の風邪 長引く
妻
(
きみ
)
の 横顔に 憂いの
皺
(
あと
)
の またひとつふえ
15
夢うつつ 一人語りの 絵空事 空耳なのか そらみたことか
17
靴ひもの ほどけて 朝の玄関に 陽だまりいろの 一拍休符/改
18
妻は風邪 外は小春日 痛痒し 今朝の選曲 ビートルズらし
14
手すりなき和式トイレで立ち上がる深夜の公園 てふ怖い夢
20
孫六人 サンタのいる子もいない子も 振込人は みんなの
爺
(
じいじ
)
22
三十一の 言の葉
解
(
ほど
)
け 湯に浮かび 掬いては結い また
解
(
ほど
)
きたる
20
栗のパフェ 眺めるだけの 対応で 血糖値への リベンジとする
21
けふはまた 吐息をめぐる 哲学の クレバスの奥 一人寝気分
19
女子からの手書き便箋手にとれば 五十年余の刹那を隔て
20
冬の雨 今朝はミシェル・ルグランの 肌ざわりして アレクサを呼ぶ
17
若き日の温もり抱き帰路に着き 一年間の消費期限の /昨日は、年一回の学生時代の同期会でした
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ほろ酔いの同期会はお開きに こころ憂きなり 日帰りの君
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それぞれの 想いをかさね 同期会 セブンスコードの 静かに響き
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仮置きの 老眼鏡の 行く方の 一時間後に 見失う件
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わりきれば あまりもとめず うつせみの かけひきもなし 『知足』演算
15
あの頃は『女の子たち』と呼んでいた五十年後の君たちに会う
22
風邪ひきの
感染
(
うつ
)
しあいっこ老夫婦 仲がいいのか、そうでもないか
24
明日には会えると思へば 旧友の揺れる面影 五十年目
18
アレクサてふ友寄り添いて レコード盤なき二時間の ポール・モーリア
16
「満を持して」には不甲斐なき なかやすみ 大腸検査後 四日目…少し
16
切なさが 思い出を超える 昼下がり ニーノ・ロータの 旋律が舞う
19
ぐずる吾子の
鼻汁
(
はなじる
)
啜りし 母の愛 知らぬと嘯き 子は逞しく
20
デトックスしたい日のあり 赤ちゃんの すやすや寝息を 録音したい
18
はからずも 歌人の選に漏れおちて 我が身に言問う 『死にゆく言葉』
14
あの頃の「スタジオ
101
(
いちまるいち
)
」からの 今も響きし 『赤い鳥』の歌
15
いつまでも なんかじゃなくて いつもです こどもはこども まごはまごです
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言の葉の大海進む俵船 七副人は乗り込めますか
14
老いたれど子に従えぬシルバーの墓場に似たり セルフレジ前
20
フォークソング
(
フォーク
)
では 希望も夢も 詰め込んで カバンひとつで 出かけてみたり
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