Utakata
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tomatojapan
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付き添いの嫁の途中下車知らず慇懃有礼助手席の母/高齢の母は耳が遠くて…
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西陽うけ少し伸びたる影を踏み友待つ街のバルへと急ぐ
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今日の日は昭和九十九年の九月九日、明日繰り上がり
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あのころがぐーぐるふぉとでよみがえる このごろよりもあきいろのせて
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目の前に思いもかけずコメありて手を伸ばしけりパブロフの犬
14
晩夏なり 甲斐の遊び
路
(
ぢ
)
日の落ちて ゴルフ仲間は車中に
睡
(
ねむ
)
る
14
国民的大女優になる予感 寅子の沙莉 気配りの人
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三ヶ月ぶりのゴルフの前の夜は遠足前の子どもに還り
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瞳孔を開く目薬落とされて秋の日差しの眩き家路/ついに眼科もデビュー
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台風夜雲間を抜けて蕎麦屋寄席 二ツ目落語に真打ちの酒
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我が
短歌
(
たんか
)
そこそこなのか そこまでは
上手
(
うま
)
くはないか カラオケ並みか
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主治医なる 我より数齢若き人 体調戻らず退職と聞く
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人混みに思わず取りし老妻の 思いの外の柔らかき手
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通院と通院の間に検査受く 寿命を探る 今を生きなむ
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日本の新たなノーマル上書きす 猛暑に地震台風動かず
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左下を丸めた手書きの「2」の文字が読めないらしいファミレスバイト
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それはそれアルアルだとは思うけどテレビのリモコン エアコン消せぬ
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コメあると信じてはいるがそれとなく陳列棚の空疎に視線
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街は今「よさこいフェス」に沸騰す 夏の終わりの花火煌めく
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帰宅してテレビつけたら大谷の
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ー
40
(
フォーティフォーティ
)
サヨナラ満塁/運がいい私
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勇気出しセカンドオピニオン受くる日に連れそう君のやはらかき笑み
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三十一
(
みそひと
)
に思い巡らす夕まぐれ脳内生成「な・ま・ちゅ・う」の音
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ブランチす、夕食前の空腹に
邪
(
よこしま
)
なる声甘味を誘う
10
母の作るちょっと薄めのカルピスがちょうどよかった日本の夏
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年を経て妻と同じき病得る 気づき気遣う日々の重なる
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一試合目なのに二回戦なのがしっくりこない友と激論/余談ですが…
9
昨今は黙祷すらも忘れおりひなに教わる終戦記念日
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先人の無念の先に今あるとオリンピアンとふ君は語りぬ
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いつの間にか墓洗う孫の大人びて戒名の意味初めて問われ
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故郷の墓前に集い汗ぬぐう三代の時流れて止まり
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