tomatojapan
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二時間の休戦協定発効す来客という特使などいて
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覆水の柳に風とさておいて盆に戻るや二日目の朝
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百均の隙間風用もふもふに期待を込めて 大寒の入り
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少しだけフライングした春香る 妻と揺蕩たゆたう 蝋梅のみち
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うらら コミュニティバスは到着す 孫の絵飾る美術館前
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打つよりもじわる短歌うたなど詠みたいと火鉢の温もり思い出してる
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血糖値頭に刻みウォーキング 三日坊主が四日目歩く
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聞こえずも相槌打てばつつがなく よわい重ねて 満月さやか
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「体調はいかがですか」と声かかる 女子医病院今日も優しき
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寒空にほっこりしたい日 居酒屋行きつけを失って知る 生業なりわいさが
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幼子の小杵こぎね持つ手の可愛らし掛け声合わせ餅けば笑み
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おんぶの子のめずらしきかな、ユニクロに母なるひとの若く煌めき
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いつもどおり妻の叱咤で始まりし君は転ばぬ先の先の杖
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ふくらんだ家族の数のいずれまたひとりにしぼむ 刹那にふたり
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正月のゴミ出して知る三賀日さんがにち、人生×かける幸せの数
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喜多郎やEnyaエンヤの流るリビングにモカのドリップ薫る正月
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うららかな初春の短歌うた届きたり 雪の重さのわれ知らぬだに
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小寒の鈍色の空 るようにまといは揺れる 御影の鳥居
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ビクターとオンキョー配線し直してブルートゥースでフォークルを聴く
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禁断の果実喰むよう 真夜中に のど飴舐める 龍角散の
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年賀状来ずに悲しき来てもなお空しき思ひ年毎に増し
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「そろそろ」か「まだこれから」か振り向けばもはや朧の七たびの辰
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「あけましてたんじょうびおめでとう」てふ孫いて嬉し正月三日
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初恋の歌聴く初春 ゆるやかに時流れゆく、村下孝蔵。
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珈琲の苦さの美味し新年の何事もなき二日目の朝
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インフルの直撃くらい元旦に集いし顔は十五分の二
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暮れなればついの旅路のひそやかに空蝉うつせみのごと月はついたち
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やはらかなひかりのとどく小晦日こつごもり幸あまねくと門飾るひと
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アレクサで舟木一夫と布施明 花咲く乙女の青春を聴く
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ふたりして四十九回目の暮れのせわしくもなし 有明の月
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