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気まぐれに アイコン変えて 新年度
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孫たちの入学・進学重なって祝いの春は 老後の余震/物入りだとかで支出は先に
14
四年目の金魚すくすく育ちおり 祭りの夜の記憶の薄れ
18
君の
短歌
(
うた
)
の
囀
(
さえず
)
るがごとやさしければ春ほころびて
鵯
(
ひよどり
)
の舞う
18
飲みきれぬ水割り
妻
(
きみ
)
が手伝って もうほろ酔いの、まだ七時半
13
スイッチの
⎜
(たていち)◯(まる)がわからない どっちが
O
N
なの どっちが
O
F
F
なの
9
足形に脱げたソックス
出
(
いで
)
よ、春 梅ほころんで 我ねころんで
16
「おきざり」を「おにぎり」と読み間違えて悲しみさえも可笑しみになり
14
出会いとも別れとも見ゆ
Y
字路に ヒマラヤスギの木漏れ日 ゆらり
17
「男はね照れがあるから言えない」を超えてみようか 古希も過ぎたし
17
子の歳を数えてみればなるほどと孫遠ざかる日々が腑に落ち
13
「老い」てふは嬉し哀しきアイテムか
三十一
(
さんじゅういち
)
の
字間旅行
(
じかんりょこう
)
の
11
微睡
(
まどろみ
)
の春めく光に誘われて外出てみれば頬に冬風
16
A
I
の「楽しかったです」の回答に
愛
(
a
i
)
を感じているかも…わたし
12
昭和てふ名残の朋の寄り添いし過ぎ(杉)たる日々の枝別る道/谷中の
Y
字路に寄せて
10
細き糸の紡ぎし春の絡まりて余寒に
老夫婦
(
ふたり
)
熱茶を啜る
16
寒空のオリオンが歌う静寂はふたりに注ぐシュプレヒコール
15
通院の妻に付き添う待合を静かに包む時のにこごり
22
通院の
老夫婦
(
ふたり
)
愉しき語らいは子らの幼き日々の思い出
15
おしんこの最後の一切れ譲り受け少し嬉しい
老夫婦
(
ふたり
)
の夕餉
26
手に入れし「ゆふすげ」の書影やさしくて棚のきざはし
高
(
たか
)
(貴)きに
御座
(
おわ
)
す
15
いつになく
K
A
L
D
I
(
カルディ
)
混む日を
訝
(
いぶか
)
れば
「分からないわ」と妻の
嘯
(
うそぶ
)
く
(
明日はバレンタインデーです
)
11
夕暮れにビーナスベルトを駆け上がり飛び石のごと蹴る
小望月
(
こもちづき
)
15
マズローの四段階目の欲求を知ってか知らずか好々爺なるひと
9
早咲きの桜の報せふたつみつ
南町
(
みなみちょう
)
なる地名を添えて
15
衣更着
(
きぬさらぎ
)
(如月)だのに一枚脱ぎすてて遊ぶ子らには
春隣
(
はるとなり
)
らし
23
十八年乗ったクラウン売却す 十八年の記憶を乗せて/思い出多き愛車とたった今、さよならしました
19
冬の日の障子戸透けてやはらかなほのぼの明る六畳一間/だったよな…
16
久々のラウンド半に
微睡
(
まどろみ
)
の
帰路
(
かえりじ
)
友の訃報が届く
16
字余りも字足らずもなく
三十一
(
みそひと
)
の心の隙間ピタッとはまり/滅多にないけど…
22
あの頃の青いひかりを閉じ込めて
煌
(
ひか
)
らずにいる 青いセロファン
16
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